裏山でホシミドリヒメグモを見つけました。
見つけた日から3日間通ってみた結果をまとめます。
(2020.4.28〜30)
家からすぐ裏なので、数え切れないほど出かけている場所ですが、今まで全然気がつきませんでした。
4月下旬から5月が一番たくさん見られる時期なのかもしれません。
自粛要請が出ていますが、マイフィールドがごく近所で人がいない森なのが、こんな時に役に立ちました。
オダカグモのように葉裏にぶら下がっています。
(ここでは今の時期はまだオダカは見かけません)
上の個体。ソヨゴの葉を集めて囲いのようにしています。
クモの下の方に写っている白いものが住居なのかどうかはわかりません。
卵のうは丸いはずだし、入っているのは見かけません。
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これは、エノキの葉裏にいた別個体。
この時はアブラムシをラッピングしているところでした。
上の個体、夜に行ったら捕食中でした。(夜撮った写真はこれだけです)
腹部に赤みが増したような感じ。
ライトの当て方で写真の写りは変わりますが、これは肉眼でも昼間とは色が違って見えました。
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これはたぶんヒサカキの裏にいた個体。
拡大すると、赤いダニが。
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これもヒサカキだったと思いますが、お尻の先が赤い個体。
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白色型の方がたくさんいましたが、微妙に模様が違います。
ケバエを捕食中の個体。
拡大すると…。
横から見ると…。
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以下、白色型の別々の個体ですが、少しずつ模様が違います。(すべて別個体)
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今までこのクモの存在に気がつかなかった理由は…。
●森の奥の常緑樹に多い。
●雑木林の周囲にはいない。
●糸の量があまり多くなくて、気がつきにくい。
●葉っぱも大げさにまとめていない。
●私自身が5月中旬からクモ探しに力を入れる。
ということだと思います。
ルッキングで雑木林の周辺ばかり探している私には、見つけにくクモでした。
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同じ環境にいたほかのクモは…。
バラギヒメグモかヒロハヒメグモのメス。糸いぼのところを確認しないと判別不能でした。
こちらはオス。これもいといぼの写真がないのでわかりません。
極小ゴミグモ。シロゴミグモではないかと思います。
もっと低い位置にはユノハマサラグモの網があちこちに。
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夜の様子も確認したいのですが、山の上の方でしか見つからないので、
頻繁には行けません。
一度だけ息子を連れて夜中に山の上まで登ってみましたが、なんと動物に遭遇。
ガサガサと音が続いて、ドドッドドッと足音が聞こえました。
怖くなって早々退散。
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