虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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近所のセアカゴケグモ
 
わが街はこの前の夏にセアカゴケグモが見つかりました。
それを受けて探しに行った記録です。


すぐにその辺りに殺虫剤の散布が行われましたが、特に効果もなく増えている様子です。

前から思っていましたが、わが街で定期的に大規模散布している殺虫剤は、クモには直接効果はないようです。
散布の翌日もジョロウグモたちはぴんぴんしています。

2019年9月、11月、2020年1月の記録です。


■■ 2019年9月4日

発見の報告を聞いてすぐに探しに出かけました。

緑地帯沿いの側溝をのぞいて、落ち葉の塊を開きます。
見つかった数頭はすでに駆除したということでしたが、一つだけ見つかりました。

成体のように見えますが、お腹がまだ膨らんでおらず、卵のうもなし。
図鑑で見るセアカゴケグモとはちょっと違う感じ。
セアカゴケグモ

手足を広げると、ヒメグモ科のクモにしては貫禄があります。
セアカゴケグモ

お腹の裏にも赤い砂時計の形の模様が。
セアカゴケグモ

この時見つけたのは、この側溝のふたの裏。
落ち葉の塊が金網にぶら下がっていて、それを開くと中に隠れていました。
側溝のふた


■■ 11月9日

もう一度確認に行きました。
普段から通る道沿いなので、いつだって探せるのですが。
探すには座り込んでやらなければならないので、体力と気力がないと…。

側溝沿いのサツキの一番下の枝に落ち葉の塊が。
真ん丸い卵のうが見えます。
セアカゴケグモの巣

ちょっと開くと、セアカゴケグモの幼体が走り去りました。
セアカゴケグモ幼体

枯葉をこじ開けてみると、セアカゴケグモの卵のう4個とメスの成体が。
卵のうは出のう前と後と両方。
セアカゴケグモ卵のうと親

9月に見た個体よりも丸々とした成体です。
クロオオアリの頭のようなものが近くに。食べた残骸でしょう。
セアカゴケグモ成体

近くに同じような塊がありましたが、中は卵のうが2つで親は見つかりませんでした。
アオドウガネとヤスデの死骸がくっついていました。
セアカゴケグモ卵のう


■■ 1月13日

セアカゴケグモは成体で越冬すると何かで読んだので、確認に行ってきました。

側溝横のサツキに、また枯葉の塊が。
これは私が枝からちぎって地面に置いた状態です。
セアカゴケグモの巣

中を開くと、卵のう2つと成体が。1つは出のう済み。
セアカゴケグモ成体と卵のう

丸々と太った成体でしたが、冬のせいか動きはのろのろでした。
セアカゴケグモ成体



この場所で側溝の中やそばの枯葉を開くと、ほかのクモもいろいろ出てきます。

今はほかのクモの方が多いですが、何年かしたらセアカゴケグモばかりになってしまうかも。

わが街のハラビロカマキリが、ここ数年で外来種のムネアカハラビロカマキリと入れ替わってしまったのと同じようなことが起きるような気がします。



同じ場所で、同じような枯葉の塊の中にいたクモたちは・・・。

枯葉を吊るしたオオヒメグモの巣。(11月)
オオヒメグモの巣

上の巣の中を見ると、親グモと卵のうが。
オオヒメグモの卵のうはセアカゴケグモと違って、汚れたような茶色でしずくのような形。
オオヒメグモ卵のうと親

別のオオヒメグモのの卵のうですが、周りにはオオヒメグモの幼体がたくさん。(11月)
オオヒメグモ幼体

ネコハエトリも枯葉の中に隠れていました。(1月)
ネコハエトリ幼体

ヤチグモの仲間も、こじ開けたら出てきました。(1月)
ヤチグモの仲間



今回探してみてわかったのは、セアカゴケグモは覆いの中に隠れているので見つけにくいということ。

駆除するためには、ひとつずつ中を開いて確認する必要があります。面倒だからと、やみくもに殺虫剤で駆除するのも考えもの。

この場所に無差別に殺虫剤をかけ続けると、ほかのクモや虫も殺してしまうことになり、逆にセアカゴケグモが広がる危険が高まるように思います。

セアカゴケグモはほかの在来種のクモよりも明らかに強そうです。

私なりの根拠は…。
〇セアカゴケグモはほかのほとんどのクモと違い、成虫で越冬できる。
〇同じような環境のほかのクモよりも体が大きめ。
〇巣を覆う糸の量も多く、外敵や寒さにも守られている。

まだオスの成体を見たことがないですし、今後ものぞきに行ってみようと思います。


クモのイベントがあると、来訪者に「ご自身の街にセアカゴケグモはいるか?」と聞いてみることにしています。
今は「いない」とか「いないと思う」というお返事の方が少ないです。


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