スズミグモの当たり年
近所の谷戸に行ってみたら、周辺の茂みや雑木林でスズミグモがたくさん見つかりました。
スズミグモは時々大量に見られる年があるようですが、今年は当たり年?
近所のほかの雑木林には行っていないので、詳細は不明ですが。
2019年8月12日撮影。
備忘録も兼ねて、ピントがあって撮れたものは全部載せます。
田んぼに向かう茂みでまず一つ目のスズミグモ。
まだ網の規模も小さめで赤みが少ない個体。
上の網主を拡大。
壊れた網。枯葉がたくさんついて、クモも脚がとれている。
スズミグモの網は上部に枯葉が引っかかりやすい構造です。
網が大きくなると、引っかかった枯葉が増えて、枯葉を探すと網が見つかる感じ。
上の網主を拡大。
ここからあぜ道に入ります。
ふんわりドーム状の網。
上の個体、まだ黄色いスズミグモ。
遠目でよくわかりませんでしたが、スズミグモのドームの上にイオウイロハシリグモのまどいが広がっている感じ?
子グモは食われたりしないのか?
まだ不完全な網。
こちらもやっとドームができたところ。
スズミグモは私の夜の観察場所にはいないので、どんなふうに夜間に網の補修をしているのかわかりません。
クサグモ類のように、だんだん規模を大きくしていく感じなのでは?
規模が大きいから、オニグモのように毎晩張り直すということは無理でしょうね。
ほぼ完成形のドーム網。
8月なら、もっと規模が大きくて、オスやイソウロウグモが入っていてもおかしくない時期ですが、今年は全体に遅め?
上のクモ拡大。
捕食中のスズミグモ。
いろんな角度からドーム網を。
捕食中のスズミグモ、拡大。
捕食中の個体のすぐ横にあった網。
ここは獲物が多いのかな? 用水路の上で雑木林と田んぼの境界。
上のクモ、拡大。
帰りの林道沿いの雑木林をのぞいてみると、スズミグモの網がいくつも見つかりました。
これも林道沿いの網。
これは、ガーゼのようなドームの構造がわかりやすく撮れました。
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たくさん見かけましたが、メス以外の何かがついている網は一つしか気がつきませんでした。
(シロカネイソウロウグモが1つ)
写真を見返すとなんとなくチリイソウロウグモっぽいのが写っていますが(^^ゞ
本来なら、オスやチリイソウロウグモがいたり、チリイソウロウやシロカネイソウロウの卵のうがぶら下がっていたりする時期のはずですが。
体色がオレンジ色でお腹が大きな個体はまだ一つもいなかったので、卵のうを作るのはまだこれから。
用水路上にいくつも網がありましたが、あれは今後の稲刈り作業でおそらく全部だめになってしまいそう。
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体力と気力があったら、また確認に行こうかと思います。
それにしても、暑い一日でした。
この田んぼを念入りに見て回ったのは6年ぶり。
子どもが小学生のころに親子で自由研究のために通い詰めたところです。
あの頃もまったく日陰のない炎天下での虫探しはかなり疲れましたが、今回はひどい熱中症になって、水シャワーを浴びても回復せずダウン。
自分が年をとったのと、気候がひどくなったのと。
真夏の田んぼの観察は命がけです(^^ゞ
田んぼの記録はまた別で書こうと思います。
追記
後日見に行ったら、スズミグモの網はほとんど見当たりませんでした。
↓↓↓
スズミグモのわかりやすい網があったので、動画を撮ってみた。
— 夏子 (@musisanpo_natsu) 2019年8月26日
台風前はたくさんいたのに、今はほとんど見つからない。
ここのスズミグモは、だいたい雑木林から稲に渡した網だった。
いなくなったのは台風のせい? 稲刈りのせい?
なんだか非効率なクモ。こんな風で生き延びて来られたのが不思議。 pic.twitter.com/Yu3b6xvxZM
スズミグモのわかりやすい網があったので、動画を撮ってみた。
— 夏子 (@musisanpo_natsu) 2019年8月26日
台風前はたくさんいたのに、今はほとんど見つからない。
ここのスズミグモは、だいたい雑木林から稲に渡した網だった。
いなくなったのは台風のせい? 稲刈りのせい?
なんだか非効率なクモ。こんな風で生き延びて来られたのが不思議。 pic.twitter.com/Yu3b6xvxZM
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でも、御体が一番大切です。決して無理をされないでください。どうか御自愛下さい。
今回の田んぼの観察は、熱中症だけでなく、翌々日からぎっくり腰と膝痛まで。
情けないです。もう少し筋力をつけないとだめですね(^^ゞ
腰の痛みは突然起きるので大変ですね、私もスクワットをやるようにしています。無理をされないで、ゆっくりと休憩してくださいね!