ナナホシテントウに寄生するテントウハラボソコマユバチ
川沿いの草むらでナナホシテントウが寄生蜂のまゆを抱えているのを見つけました。
寄生されたテントウムシとそこから出てきたまゆ。6月12日16:45撮影。
これは、テントウムシの体内で育った寄生蜂の幼虫が、テントウムシのお尻から出てきて、テントウムシの下でまゆを作ったもの。
テントウムシは自らの体内を提供しただけでなく、まゆになってからも上から覆いかぶさってガードし続けます。
ナナホシテントウがいたのはヘラバヒメジョオンの花。
持ち帰って、容器に入れておきました。
写真も動画も撮らなかったのですが、テントウムシはまゆを抱えたままキスするように口を何度もつけていました。
テントウハラボソコマユバチが出てきていました。
6月20日8:30撮影。
そのままにしておいたら、寄生蜂は死んでしまいましたが、テントウムシの方はまだ生きています。
検索したら、生まれてきたコマユバチが再びこのテントウムシに産卵する可能性もあるそうで…。
産卵するかどうかは見張っていませんでした。失敗(^^ゞ
コマユバチが羽化してから今日で12日目。
テントウムシはほとんど動きませんが、まだ生きています。
今のところテントウムシから何かが出てくる気配はありません。
寄生されたまゆを大事に抱え続けるのは、どんな魔法なのか、不思議です。
<ナショナルジオグラフィックより>
「寄生蜂、テントウムシをゾンビ化」
<以前に見た寄生関連の記事>
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