虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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ゴマダラカミキリ祭り(ツヤハダゴマダラカミキリの生態)
 
*2022.5.28.
この記事で書いているゴマダラカミキリは、外来種のツヤハダゴマダラカミキリであることが2021年に判明しました。
  


近所の街路樹のアキニレの木にゴマダラカミキリがたくさん集まって、産卵やバトルをしていました。


はじめに気がついたのは6月29日12時過ぎ。

オスを背負って穴をあける作業を続けるメス。
ごマダラカミキリの産卵準備

邪魔が入り、オスが撃退する。(右上にメス、右下にオスの影が…)
ゴマダラカミキリ

産卵管を開けた穴に入れて産卵を続けるメス。
ゴマダラカミキリの産卵

ゴマダラカミキリたちがいたアキニレの木。
すぐそばに別のアキニレがありましたが、そちらにはゴマダラカミキリの姿も産卵痕もありません。
2本の違いといえば、この木の横には街路灯があることと、この木の方が幹が太いこと。
アキニレの木

枝にぶら下がり動かないペア。
これは、羽化直後で体を乾かしているメスをオスが確保中のところかな。
ゴマダラカミキリのペア

ここでもペア。
ゴマダラカミキリのペア

ここのペアのメスは穴を開けている最中?
ゴマダラカミキリのペア

あちこちにペアや単体が見られました。
ゴマダラカミキリのペア


産卵準備やバトルの様子を動画にしてみました。



同じ日の夜、もう一度のぞきました。21時過ぎ。
昼間のようにたくさんはいませんでしたが、2ペア見つかりました。

大人の肩ぐらいの位置で産卵準備中だったペア。
大あごで時間をかけて穴を開けます。
ゴマダラカミキリの産卵準備

ゴマダラカミキリの産卵準備

ゴマダラカミキリの産卵準備

口元を拡大。よく見えません。
ゴマダラカミキリの産卵準備

メスがくるりと体のの向きを変え、産卵開始。
ゴマダラカミキリの産卵

ゆっくりと産卵痕を押し込むのを繰り返します。
ゴマダラカミキリの産卵

別の場所にいた別のペア。
ゴマダラカミキリのペア


今日、もう一度確認してきました。
あのアキニレには1匹しか来ていませんでした。少し離れたアキニレに2匹。

夜産卵していた跡は赤い丸の部分。一日半経って、樹液が染み出しています。
産卵痕

別の幹にも産卵痕がたくさん。カナブンが来ている場所も。
産卵痕


近くの別の木で葉を食べていたゴマダラカミキリ。
ノコギリカミキリの摂食

メスと思われる個体の大あごを拡大してみました。これは強力そう。
ノコギリカミキリの大あご



※追記
夕方、犬の散歩のついでに、またまた確認してきました。


今回は、アキニレだけではなくハルニレの木にも産卵中のペアが見つかりました。
※2022.5.28. ハルニレではなく、樹勢が弱いアキニレの木です。
激しいバトルの様子と、交尾する瞬間が撮れたので、アップしておきました。





----- 追記はここまで。


<関連の記事>
「アキニレにあったたくさんの産卵痕」2018.8.28

「ムクノキの樹液に来た虫やクモ」2017.8.4




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コメント
from: 秋田勝己   2021/03/02 1:12 PM
ブログ拝見いたしました。三重県で甲虫の研究をしているものです。この「ゴマダラカミキリ」は、恐らく中国原産の外来種、ツヤハダゴマダラカミキリだと思います。この種は、IUCNが定める「世界の外来種ワースト100」の1種で、北米やヨーロッパには侵入定着し、街路樹などに大きな被害を出しています。「昨年、神戸市に定着していることが確認され、そのことは、月刊むし(601):41-45に記録しました。神戸だと斑紋が濁黄色になる個体が含まれますが、夏子さんの写真を拝見する限り、白色タイプばかりのようですから、侵入経路が違っているかもしれません。成虫シーズンに一度現地調査を行いたのですが、詳しい場所をご教示いただくことは可能ですか。


from: 戸田尚希   2021/03/14 9:47 PM
以前書いたコメントは反映していなかった様なので、再度のお願いです。

初めまして、
愛知県外来種検討委員をしている者です。
秋田さんのコメントにあるように、愛知県での発生を注視しています。
詳しい場所などを教えていただけないでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
from: 夏子   2021/03/16 6:27 AM
秋田様、戸田様
了解いたしました。
メールにてご連絡いたします。

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