虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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クサグモの卵のうから出てきたヒメカマキリモドキ
 
4月に持ち帰って、すっかり忘れていたクモの卵のうから、ヒメカマキリモドキが羽化していました。

これは、私としては大事件です。

プラ容器に入れっぱなしにして、しばらくは気にしていましたが、クモが出てくる気配もないので、放置してありました。
容器を片付けようかと思って中を見たら、ヒメカマキリモドキが!

※追記2019.6.8 卵のうの主は当初はイナズマクサグモではないかと思っていましたが、おそらくクサグモです。タイトルと本文を訂正します。


容器で羽化していたヒメカマキリモドキの死骸。
すべて2019年5月31日に撮影。
ヒメカマキリモドキの死骸

角度を変えて。
ヒメカマキリモドキの死骸

まゆも一緒に。
ヒメカマキリモドキの死骸

ヒメカマキリモドキが入っていたまゆを拡大。
ヒメカマキリモドキのまゆ

ヒメカマキリモドキが、羽化の際に残した脱皮殻。
クサカゲロウの仲間は、蛹が歩いてまゆから出てきて、まゆの外で羽化するのだそうです。
ヒメカマキリモドキの脱皮殻



続いて、この卵のうを見つけた時の記録です。
すべて2019年4月4日に撮影。

牛舎の横にある生け垣に、棚網が続いていました。
4月上旬はコクサグモはまだこんなに育っていないはず。いろいろ考えた結果、クサグモだと思います。
クサグモがこんなにたくさんいるのを見たのは初めて。牛糞にハエがたくさん集まるせい?
生け垣に続く棚網

棚網には赤と黒の幼体がたくさんいました。
クサグモ幼体

別の個体ですがアップで。
クサグモ幼体

このクモは当初イナズマクサグモではないかと思い、Twitterでもそう書きましたが、クサグモに訂正します。

根拠は、幼体が赤と黒であること。(イナズマクサグモの幼体は黒いらしい)
棚網が生け垣の全体に散らばっていること。
(イナズマの網は地表が多い。ただし、生け垣の上に見かけることもある)

この幼体は、古い卵のうの隙間に隠れています。
古い卵のうと幼体

枯葉と糸の塊があちこちにありました。
枯葉の塊

上の塊を開くと、古い卵のうがあります。
枯葉の塊を開けると

こんな感じの古い卵のうがたくさん見つかりました。
古い卵のう

開けてみたもののほとんどが、外側の幕が破れていました。
中を見ると、子グモたちの脱皮殻。
古い卵のうと幼体の脱皮殻

これが、今回持ち帰った卵のうです。
この卵のうは外側の幕が破れていませんでした。
破れていない古い卵のう

外側の幕を破ってみると、白い糸の塊が。
赤い汁もついています。これは子グモを食べた跡だったのかもしれません。
卵のうを開いてみた

これをクモの卵のうだと思い込んで持ち帰ったのでした。
卵のうを開いてみた

よく考えてみれば、このタイプのクモの卵のうは、下に糸のベッドを作って、その後に卵塊を絞り出し、上から糸で覆いをするので、こんな風に丸くはならないはず。

ヒメカマキリモドキが自分自身を糸でくるんだからこんな風に丸く仕上がっているわけです。


大事なシーンを見逃してしまいました。
羽化には立ち会えなくても、せめて生きているうちに会いたかった。

それにしても、処分しようとした容器にヒメカマキリモドキの姿を見た時には、一瞬何が起きたのかわかりませんでした(^^ゞ

私自身がヒメカマキリモドキを捕まえたのは、今までで一度だけ。
その時のヒメカマキリモドキはほかの人に渡したので、自分の手元にはないはずなのに。

びっくりでした。



今回わかったことは…。

◆ヒメカマキリモドキの幼虫は、クサグモの卵も食べるらしい。
(今まで私が幼虫を見かけたのは、ユウレイグモとトリノフンダマシの卵のう。卵塊を見つけたのは、アリグモとウロコウロコアシナガグモの卵のうのそば。)

◆ヒメカマキリモドキは5月に羽化する個体もいる。
今まで夏の虫だと思っていました。

◆ヒメカマキリモドキは雑木林だけにいるわけではないらしい。
今回の場所は、畑に囲まれた牛舎の横。雑木林からは少し距離があります。

◆イナズマクサグモについて、私自身が勉強不足。
イナズマクサグモは、ネットではほとんど情報がありませんが、わが家の近所にはたくさんいます。
もう少しきちんと見に行って把握するべきだと反省しました。



<以前見たヒメカマキリモドキ関連>

ヒメカマキリモドキ カマキリみたいなハチみたいなカゲロウ 2017.8.18

カマキリモドキの卵 2018.7.8

卵のうを守るユウレイグモ 卵のグルーミングなど 2018.7.7

トリノフンダマシが出のう 2017.9.5






JUGEMテーマ:昆虫写真




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