キマダラカメムシの成虫
いつものように夜のクモ探しをしていたら、キマダラカメムシの成虫がいました。
(2018.8.19.23:45ごろ撮影)
枝垂桜の葉裏にいたキマダラカメムシ。
クモを探していたので、その大きさにびっくり。
大きさ比較でシャープペンを置きました。
体の位置が斜めになっていることを考えると、体長は約2センチ。
大きめカメムシのクサギカメムシと比べてもかなり大きく感じました。
夜中のライトの光ですが、黒とクリーム色のコントラストがはっきり。
じっとしていてほとんど動かないので、お腹の下も拝見。
これ、ネットで見ると、昼間は俊敏な虫のようで、夜に出会えたのはラッキーだったのかもしれません。
キマダラカメムシは外来のカメムシで、元々の分布はアフガニスタン、中国、台湾などの東南アジアだそうです。
ただ、1770年代には長崎で見つかっていて、近年急に全国に広がっているんだとか。
愛知県に入ったのは2010年ごろ、最初は瑞穂公園周辺で。
私は当てにならない観察者ですが、キマダラカメムシは今年初めて卵と幼虫を見かけました。
ほかにも成虫はいないか、その後周辺を探してみましたが、見つかりません。
関東では普通に見つかる地域もあるようですが、この街には、まだそれほど広がっていないようです。(たぶん)
ムラサキツバメのように中部地方をすっ飛ばして関東で先に広がったくちかな。
※以前見かけたキマダラカメムシの幼虫
「キマダラカメムシの幼虫 クサギカメムシと比較して」2018.7.23
今回の枝垂桜のそばのソメイヨシノで見つかりました。
おまけですが…、
すぐそばにいたセモンジンガサハムシ。
同じ雑木林のヤブムラサキで短期間に集中的に発生するイチモンジカメノコハムシと違って、こちらはバラバラと単体で見かけることが多いです。
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大きいのと色が派手なのでよく目立ちます。
キマダラカメムシ、関西ではたくさん見つかるようですし、名古屋市内でも多いところは多いようですね。