外来種のマツヘリカメムシ in愛知
学校の廊下で、初見のカメムシを見つけました。
調べてみたところ、外来種のマツヘリカメムシと判明。(2016.11.17.撮影)
ネット検索によると…、
原産地は北米。2008年に東京で発見され、生息域は拡大中。
成虫、幼虫ともに、マツの新芽、球果(まつかさ)、種子などから汁を吸うマツの害虫。
灯火にも良く集まり、越冬のため建造物内にも入り込む。とのことです。
授業参観で中学に行ったら、2階の廊下を歩いていました。
このプラ容器の内径は3.5cmですから、体長はだいたい2cm弱。わりと大き目なカメムシです。
お顔拝見。
後ろ足の形が特徴的でした。
「記憶にないけれど、自分のカメムシの知識がないから知らないだけだろう」と思って、写真を撮った後は窓から外に放してやりました。
珍しいカメムシだし、害虫のようなので、捕獲しておけばよかったかな?
わが子の中学は、周囲を雑木林に囲まれて、アカマツもかなり残っています。
夜になると明かりは校舎だけになるので、灯火採集には絶好の立地です。
たぶんこの虫も、校舎の明かりを目指して入ってきて、越冬場所を探して迷っていたのでしょう。
数年前からひどかったカシノナガキクイムシの害がやっと一段落したと思ったら、こんどは松枯れですか…。
※参考資料
「兵庫県神戸市で採集されたマツヘリカメムシ」(佐用町昆虫館の会報)2015
「つくばに現れたマツヘリカメムシ」(農研機構コラム)2014.6.6.
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