オオミノガのミノムシ
近所の公園のクヌギの木に大きなミノムシがいます。
ひとつ持ち帰って、中を見てみました。(2016.8.5〜6.撮影)
こんな感じでぶら下がっています。
拡大するとこんな感じ。
この日は、根元に白い糸で補強がしてありました。(前日にはありませんでした)
顔を出して葉っぱを食べています。
近づくとすぐに頭を引っ込めて袋の先をぴったりと閉じて、待っていても出てきません。かなり用心深い虫。
お尻の先にはミノに穴が開いていて、フンが落ちる仕組みです。
ミノのお尻側。結構大きめの穴が開いています。これでは、小さい虫な入り込めてしまうのでは?
持ち帰って中を開けてみることに…。
先端とお尻側には穴が開いているので、刃が細いハサミは簡単に中に入れることができましたが、ミノは糸が分厚く織り重ねてあって、すんなりとは切れませんでした。
大きな幼虫がいた!
驚いたのか、大量にフンを出します。
ほとんど動きません。
大量にフンをしたせいなのか、体が縮んでツチノコみたいな紡錘形になりました。
開封したミノは、切れ目を閉じて置いておいたら、夜には切れ目が糸で塞がれて、開封できなくなっていました。
ミノを吊るした下には、フンが落ちています。
今朝(翌日)のぞいてみると、大きく乗り出して葉っぱを食べていました。カメラを近づけるとものすごい勢いで頭を引っ込めました。
そばで見つけた、もうひとつのオオミノガのミノムシ。(2016.8.5.)
こちらは、食欲旺盛なのか、見かけるといつも乗り出して食事中です。近づくとすぐに隠れますが。
全体像はこんな感じ。
サクラの木で見かけた小さめのミノムシ。(2016.7.24.)
これは、上のミノムシたちよりもサイズ小さ目ですが、脱皮ガラがついていないし、ニトベミノガではなく、オオミノガだと思います。
この夏は、久しぶりに、中身の入った大きなミノムシを見かけました。
もう少し小さくて、木の枝をたくさん貼り付けるチャミノガのミノムシは、近所の街路樹のサツキに大量発生して、造園屋のお兄さんが困っていました。
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