ハキリバチの巣作り
今日、ハキリバチの仲間が葉っぱを運んでいる所に出会いました。
中学の水やりホースに、ハキリバチが何度も葉っぱを運んでいました。
野球の応援中だったので、席に座って1時間半ずっと観察してみました(^^;)
こんな感じでせっせと運んできます。
10時半から12時までの観察の結果は…。
葉っぱを運び入れて、出てくるまでは1分弱。
出てから、また葉っぱを持って飛んでくるまでは約2分。
一応野球の応援もあったので、見逃しもありましたが、計13回搬入を確認。
持ってくる葉っぱの大きさはばらばら。
先端をかみ切ってきた感じの細長いものと小さい丸いもの。
下の4枚はすべて別々の搬入です。4枚目のように手ぶらで入り、しばらく中にいることもありました。
脱出の瞬間。上から見るとこんな感じです。
運んでくる時は、脚と顎でしっかり挟んでいます。
ホースがあったのは、こんな場所。
週が明けたら、水やりに使うはず。水が入ったら、全滅です。
近くに植物はいろいろあったのに、わざわざ2分かけて、離れた場所まで取りに行っていました。
どうせ近いうちに水で流されてしまうので、ホースの中身を出してみました。
ホースは20センチくらいのところで踏みつけられていたので、それ以上は葉っぱを入れていないはず。
こんなにたくさん入っていたなんて、びっくり!
同じ植物かと思ったら、そうでもないようです。柔らかい葉っぱばかり。細長い葉の先をちぎっているようです。
中に、オトシブミの揺籃みたいなものが2つ入っていました。これにも、びっくり。
この、オトシブミの揺籃みたいなものをじっくり見てみると…。
ひとつはふたつき、もう一つはふたなしです。
ふたつきの方のふたをあけてみると、オレンジの塊が。花粉団子のようです。
上部のオレンジの塊を取り除いてみると、さらにオレンジの塊が見えます。
揺籃を割ってみました。
オレンジの塊が底までびっしりと入っています。
よく探しましたが、卵らしきものはひとつも見つかりませんでした。
ふたをしてあるのに、産卵してなくていいのかな?
運ぶ葉っぱの大きさが、大きいものと小さい丸いものだった理由がわかりました!
丸いものは、ふたに使うために小さく切っていたんですね。
想像をはるかに上回るハキリバチの仕事ぶりに、心の底から驚きましたし、感動しました。
せっかく一生懸命に作った幼虫のための巣を壊してしまって、申し訳ないことでした。
「ハキリバチの巣」で検索すると、もっとすごいものが見つかります。さらにびっくり!
◇ ◇ ◇
練習試合、さらに、対戦相手は小学校の時の仲間ばかりの試合でした。
始めはひとりで撮っていましたが、最後には周りのお母さんたちも「来た来た!」と盛り上がり、ホースから出す作業は、周りの人たちの方がノリノリでやってくれました。
野球はそっちのけになってしまいました(^^;)
JUGEMテーマ:昆虫写真
野の花のページから とんできました。
素敵ワクワク観察‼️❣️!!
ありがとうございました。