アカメガシワのアオオビハエトリたち
アカメガシワの蜜腺に集まったアリを狙って、アオオビハエトリがたくさん来ていました。
(近くの里山にて5月20日撮影)
アオオビハエトリはアリが好きなクモのようで、アリの多い場所でよく見つかります。
雨の後に見られるアミメアリの大行列の時は、このクモが横からお伴(妨害?)しています。
アリの出す蟻酸や毒物質はアオオビハエトリには効かないのでしょうか?
文一総合出版「日本のクモ」によると・・・、
「逃げるアリの脚を数回にわたって噛みついては離れ、少しずつ弱らせる」・・・のだそうです。
第一脚を振り上げて迫るアオオビハエトリにお尻を上げて毒をかけるアリ?
アオオビハエトリはもともと落ち着きのない(動きが速い)クモなので、さっさと退散。
トビイロシワアリのようなフタフシアリの仲間は蟻酸ではなく、別の毒物資を出すらしいです。
どっちでも変わらないような気がするけれど。
こちらはアリを捕食中。
こちらでもアリを捕食中。
アオオビハエトリは模様の変異が多く、腹部に縞があったりなかったり。
一か所でたくさん見つかるクモなので、いろいろ撮って後で比較すると面白いです。
ちなみに、今回の記事は全てべつべつの個体です。
こちらはお腹が少し大きくなり始めてます。
アオビハエトリって年何化なんでしょう?
秋にもお腹の大きいメスを見かけます。
おまけですが・・・、
同じく捕食者であるシマサシガメは成虫になっていました。
シマサシガメって、なかなかノーブルな感じで好きです。
アカメガシワによく来ているハムシ。
すごく小さいし、動きも速いので、ちゃんとした写真がないのですが、サメハダツブノミハムシのようです。
この写真では蜜腺に来ていますが、アカメガシワの新芽を食べるハムシだそうです。
<以前の関連記事>
アカメガシワの蜜腺に来る虫(2010年5月18日)
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