臭い液を出すユミアシゴミムシダマシ
久しぶりに虫に臭い液を掛けられました。
ユミアシゴミムシダマシという虫のようです。(2017.8.3.22時撮影)
朽ち木やキノコを食べる虫で、珍しくない虫のようですが、私は初めて見ました。
キマワリよりも大きいし、動きはとても緩慢です。
幹が割れていてキノコも生えているような桜の木の根元にコクワガタのメスのような虫を見つけました。
割れ目に入りそうだったので、「ちょっと顔だけ見てやろうか」と胴体を引っ張ったら…。
手を出す前は光沢のないお尻だったのに、なにか濡れてる?
恐る恐る自分の指についた液体の臭いをかいでみたら、病院の消毒薬のような臭いが。
もっとすごい臭いを覚悟しましたが、許容範囲内でした。
背中が濡れている黒い虫…。
コクワガタじゃない新顔のようなので、気を取り直して全身を撮影。
全身を見ると、コクワとはまったく印象が違いますね。
この前足の形が弓のようなので「ユミアシ」という名前だそうです。
ネットで調べると、同じ場所に複数見つかることがあるようなので、翌日以降、昼や夜に何度かのぞきました。
昼に行くと、まったく姿が見られませんでしたが、夜に行くと同じ場所にいつも1匹でじっとしていました。
何かを食べているわけでもなさそうだし、ゆっくりと割れ目の奥に入ろうとするだけで、あまり面白みのない虫でした(^^;)
脱線しますが・・・。
私が今までで一番臭いと思ったのはアオオサムシ。臭いというか強烈な刺激臭ですね。
ユミアシゴミムシダマシのいた桜の木のうろに固まっていたヨコヅナサシガメの幼虫。これは、毎年この場所で見かけます。