ナラメリンゴフシ
先日の釣りの帰りに、コナラの木に不思議な塊を見つけました。
家で調べたら、ナラメリンゴフシという虫こぶの痕でした。
ナラの芽にできるリンゴみたいなフシ・・・という意味ですね。
カマキリの卵みたいな乾いたスポンジ状で、大きさはクルミぐらい。
ナラメリンゴタマバチというハチが作った虫こぶで、これはもう羽化した後のもののようです。
コナラの枝にいくつもついていました。(6月5日撮影)
ハサミで割ってみると・・・。
中はスカスカでした。(手は子ども)
こんな風にダブルの塊もありました。(6月6日撮影)
この虫こぶは春に目立ち始め、6月には幼虫たちも羽化して出ていくようです。
成虫になったナラメリンゴタマバチはコナラの根に卵を産み、また春に虫こぶが出来ます。
空っぽになる前の虫こぶはリンゴのように赤くてツヤがあるそうで、
もう少し前だったら、リンゴ状の現役の虫こぶに会えたのかな?
「虫が作った塊」つながりで、おまけを2つ・・・。
枯れ草に作られたトックリバチの巣。(6月6日撮影)
1センチくらいの小さな土の塊でした。
蜂はこの中に卵を産みつけて、餌となる青虫を麻酔をかけて入れておきます。
この巣はまだ羽化前のようなので、そっとしておきました。
田んぼの脇で見かけたチョウセンカマキリの卵しょう。(6月6日撮影)
この虫、今の家の近所にも卵しょうが見つかりません。
前住んでいた所でも、田んぼの近くでしか見つかりませんでした。
図鑑などによると、水場がなくても開けた場所ならいるようですが、
私個人の感じだと、チョウセンカマキリは田んぼの虫というイメージです。
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