田んぼの虫たち(1)
行きつけの田んぼもそろそろ稲刈りが完了する時期です。
稲刈り前後の田んぼで見かけた虫たちを紹介します。
今日は第一弾、甲虫の仲間アオバアリガタハネカクシです。
稲刈り後の田んぼのワラの下でたくさん見かけました。
小さな虫たちを食べてくれるので、稲作にとっては益虫です。
初めてアオバアリガタハネカクシを見た時、
これのどこが「甲虫」なのかと思いました。
いつも図鑑を眺めていた下の子が「ハネカクシだ!」と喜ばなかったら、スルーしていたであろう小さな虫です。
見た目はハサミムシに近い感じですが、
ちゃんと小さな上翅の下に小さくたたんだ後翅が隠されているのだそうです。
普段の私なら、早速捕まえて、折りたたんだ後翅を伸ばしてみるところですが、
この虫にはペデリンという毒の成分が体内にあって、
虫を潰した時に体液に触ると、皮膚の薄い部分がかぶれたり、眼に入った場合は失明することも・・・(>_<)
相当ひどい症状になるようですから、ご注意ください。
湿った草むらが好きなようですが、草の株元にいることが多いようで、
見かけるのは草刈りや稲刈りの直後ぐらいです。
虫見板で稲の虫を調べるときに、よく板の上に落ちてきます。
夜、灯火に飛んでくるそうです。
ちょこちょこと本当によく動きまわる虫です。
私は、飛んだ所は見たことがありません。
虫見板に落ちてきたハネカクシの仲間。
2ミリ程度のちいさな黒いハネカクシです。虫見板によく落ちてきます。
≪以前の関連記事≫
クモ散歩 (2009.8.7.)
稲を守るクモたち (2009.9.21.)
稲を守るクモたち(2) (2009.9.22.)
≪虫見板について≫
こちら
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