虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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フンが大好きコブマルエンマコガネ
 
雑木林の階段に落ちていたフンに小さい糞虫が来ていました。
1cmくらいの小さい虫で、よく見るとフンの中に頭を突っ込もうとしていました。(7月31日午前9時撮影)

はじめにお断りしますが、今回は動物のフンが頻繁に出てくる、臭いお話です(^^;)

糞虫とわかった時点でダイコクコガネを期待したんですが…。違いますね。
調べてみたら、コブマルエンマコガネのオスのようです。
コブマルエンマコガネ♂

とにかくフンに頭を突っ込みたいらしい。
フンに顔を突っ込むコブマルエンマコガネ♂

私がちょっかいを出さないと、すぐにこの体勢に戻ります。
フンに顔を突っ込むコブマルエンマコガネ♂

このフン、白くて長い毛が入っているのでおそらく犬のものなんだと思いますが、とにかく臭いフンでした。
私も犬を飼っていますが、うちの犬の比じゃない感じ。下痢だったのかもしれません。
臭いがきついから糞虫が来たのかもしれないですね。

フンを小枝で取り除いて、正面から見たコブマルエンマコガネ。
スプーンのような形の口元が特徴的です。前足がギザギザ。オスは背中にコブがあります。
コブマルエンマコガネ♂正面から

背中から見ると、コブの前に小さいツノがわかります。これはメスにもあるそうです。
不思議ですが、正面からだとこのツノは見えません。
コブマルエンマコガネ♂背中から

今回のフンに集まっていたお仲間のトビイロシワアリたち。
一緒にいたトビイロシワアリ

フンが臭くて、うっかりカメラがフンについてしまったらと腰が引けて、早々に立ち去ってしまいました。
後になって考えると、もう少し粘れば、違うシーンも見られたのかもしれないと反省。


ずっと昔に神奈川で見た似たような虫を思い出したので、写真を探してみました。
これ、コブマルエンマコガネのメスじゃないかな。似たのがいろいろいるので、同定は難しそうです。
夕方、少年野球の試合の帰りにセミの幼虫を探していて見つけました。(2009.7.12.撮影)
コブマルエンマコガネ♀?


わが街のフン事情は…。

わが街は犬のフンの管理が徹底しているのと、野良猫がほとんどいないのとで、獣糞を見かける機会がめったにありません。たまに拾い忘れの犬のフンをみかけるぐらいです。

何年かに一度雑木林で見かけるフンは、おそらくイタチのフンなのではないかと、私は勝手に考えています。

フンに出会うことがないので、今回のコブマルエンマコガネは初見だったし、神奈川ではごく普通種だったセンチコガネに会ったことも今のところ一度もありません。ハエが飛んでいるのを見るぐらい。

たった一度記憶にあるのは、雑木林でホシハラビロヘリカメムシがフンに集まっていたところです。(2012.5.28.)
カメムシもフンに来るんですね。
フンに集まるホシハラビロヘリカメムシ

拡大。
フンに集まるホシハラビロヘリカメムシ

家の近くに牧場があって、牛糞が山ほどあります。あそこで探せば糞虫はたくさん見つかるのかもしれません。
牛のエサの中に入れる薬のせいで、糞虫が減っているという話もあるようですが。
うーん。勇気が出たら、行ってみるかも…しれません。



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植物の根を食べるアオドウガネの幼虫

庭先の植木鉢に、アオドウガネの幼虫がたくさん育っていました。
(2016.10.9.)
いつも植え替えの時期になると気がつくのですが、今回は、幼虫が自分から外に出てきていました。
この幼虫は、植物の根っこを食べて枯らしてしまうので、ガーデニングの敵です。


放置してあったカンパニュラアルペンブルーの植木鉢に白いものが…。
見つけた時はもっと外に出ていましたが、カメラを取りに行っている間に潜ってしまいました。
アオドウガネの幼虫

ちょっと掘ってみたら、アオドウガネの幼虫が次々に見つかりました。
アオドウガネの幼虫

直径が手のひらサイズくらいの小さい鉢だったので、11匹見つかりました。
もっと大きな鉢だと、20〜30匹は簡単に見つかります。
アオドウガネの幼虫

手に持つと、のけぞってうまく撮れません。
アオドウガネの幼虫

お顔拝見。
アオドウガネの幼虫

横から拝見。
それほど大きくないので、このまま越冬して春になって成虫になるんだと思います。
アオドウガネの幼虫

鉢の下半分は幼虫がしたフンでいっぱいでした。
カブトムシの幼虫も、腐葉土がフンばかりになると腐葉土の上に上がってきます。
今回幼虫たちが外に出てきたのは、大雨のせいなのか、フンだらけになったせいなのか???
アオドウガネの幼虫のフン

以前、子どもが撮った写真ですが…。
幼虫を腐葉土の中に入れておいたら、成虫になりました。
アオドウガネの幼虫と成虫

アオドウガネは、幼虫が植物の根を食べてしまうので、ガーデニングをしている人には嫌われる虫です。
私の庭では、宿根草がよくダメにされます。とくにゼラニウム。
毎年、秋の植え替えの時に植木鉢の土をひっくり返すと、大量にこの幼虫が見つかります。

植物に勢いがないな…と気がついた時には、鉢を掘り起こすと幼虫がいっぱい。
植物の根っこはほとんどゼロになってしまっています。

アオドウガネは光に来る性質があるようで、夜明かりをつけている部屋の横の植木鉢に被害が多いし、成虫が力尽きて死んでいるのも明かりをつける部屋の窓の下が多いです。

アオドウガネを駆除するために農薬も出ていますが、私は、見つけたら、植物の方はあきらめることにしています。今回はお気に入りのアルペンブルーがやられたので、残念ですが…。

お気の毒ですが、幼虫たちはごみに捨てることにしています(^^;)


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マメコガネは日本的?

マメコガネは日本からアメリカに渡って農業害虫として大活躍し、
「ジャパニーズビートル」の呼び名をもらった不名誉な(?)コガネムシです。


白蝶草の花びらを食べるマメコガネ。
こうやって見ると、ツートンカラーでぴかぴかしたかわいい甲虫です。
お尻のシマシマがポイント?
ハクチョウソウとマメコガネ

マメ科の植物が好きで、萩の花に鈴成り。
萩とマメコガネ

集団で葉っぱを食い荒らし、スカスカにしてしまいます。
群れるのが好きなのは日本的?

マメコガネの集団


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