ウメの木のアカホシテントウが羽化
近所の公園の梅林にいたアカホシテントウの羽化が始まりました。
(おもに5月31日、6月1日撮影)
ウメの木の細い枝にアカホシテントウの蛹が並び、羽化した成虫の姿も。
成虫と羽化最中のものがいます。残りはまだこれから。
出てきたばかりのアカホシテントウは、まだ翅が「アカホシ」ではありません。
ここのアカホシテントウは、細い枝に蛹が並び、羽化すると枝先や葉裏に移動。
赤丸が蛹、青丸は成虫たち。
今日は、成虫たちの小集団があちこちで見られました。
低い場所では見かけず、どれも望遠が必要な高い場所ばかりでした。
蛹と成虫たち。背景に写っているのがタマカタカイガラムシ。
アカホシテントウの幼虫と成虫はこのタマカタカイガラムシを捕食するらしいのですが、先週この虫に気がついたばかりの私には捕食シーンを見る機会がまだありません。
タマカタカイガラムシの死骸を拡大。(これは5月27日撮影)
少し前にウメの枝先で蛹の集団を見つけて、羽化を楽しみにしていました。
変わった形で、幼虫なのか蛹なのかよくわからないし、触っても動かない…。
幼虫が脱皮した殻の中で蛹化するそうです。
蛹を拡大。
羽化しそうな蛹を見つけました。
持って帰ることにしました。
顔が出てきた!
ひっくり返ったりぶら下がるセミの羽化よりは、リスクが低そうな姿勢。
お尻が出ると、くるりと向きを変えました。
何時間か放置しておいたら、光沢のある赤と黒の模様が。
こんにちは!(実際はこんばんは)
今までジョロウグモの観察を続けてきた梅林なのに、アカホシテントウがこれだけたくさんいるのに、今回初めて気がつきました。
高い位置に集まるから、下ばかり見ている私は見逃してしまっていたのでしょうか。
ウメの実がたくさんなっていました。
気のせいかもしれませんが、実なりのいい木には、アカホシテントウの集団はほとんど見つかりませんでした。
(ウメの木は10本くらい並んでいます)
昨日の晩、梅の木で見つけた謎の虫は、アカホシテントウの蛹らしい。
— 夏子 (@musisanpo_natsu) 2019年5月27日
これは、幼虫の脱皮殻の中で蛹化した状態。 pic.twitter.com/q2ZrVeK1Yh
タマカタカイガラムシの生態がよくわかりません。
おいおい観察していこうと思います。
※追記 20190602
もう一度見に行ってみたら、さらに羽化が進んでいました。
それでも、全部済むのはまだ先です。
翅がすっかり乾いた成虫は枝先に移動するようです。
翅がまだ黄色い個体は乾くまでその場で。
上の写真を拡大。
黄色いのはまだ出たばかり。
上の写真を拡大。
今日は、タマカタカイガラムシの生きているのを探してきました。
その報告はまた別の記事でまとめようと思います。 ==== 追記はここまで
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