虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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ナナホシテントウに寄生するテントウハラボソコマユバチ
  
川沿いの草むらでナナホシテントウが寄生蜂のまゆを抱えているのを見つけました。

寄生されたテントウムシとそこから出てきたまゆ。6月12日16:45撮影。
ナナホシテントウとまゆ

ナナホシテントウとまゆ

ナナホシテントウとまゆ


これは、テントウムシの体内で育った寄生蜂の幼虫が、テントウムシのお尻から出てきて、テントウムシの下でまゆを作ったもの。
テントウムシは自らの体内を提供しただけでなく、まゆになってからも上から覆いかぶさってガードし続けます。


ナナホシテントウがいたのはヘラバヒメジョオンの花。
ヘラバヒメジョオン


持ち帰って、容器に入れておきました。
写真も動画も撮らなかったのですが、テントウムシはまゆを抱えたままキスするように口を何度もつけていました。


テントウハラボソコマユバチが出てきていました。
6月20日8:30撮影。
テントウハラボソコマユバチ

テントウハラボソコマユバチ

テントウハラボソコマユバチ


そのままにしておいたら、寄生蜂は死んでしまいましたが、テントウムシの方はまだ生きています。
検索したら、生まれてきたコマユバチが再びこのテントウムシに産卵する可能性もあるそうで…。

産卵するかどうかは見張っていませんでした。失敗(^^ゞ

コマユバチが羽化してから今日で12日目。
テントウムシはほとんど動きませんが、まだ生きています。
今のところテントウムシから何かが出てくる気配はありません。


寄生されたまゆを大事に抱え続けるのは、どんな魔法なのか、不思議です。


<ナショナルジオグラフィックより>

「寄生蜂、テントウムシをゾンビ化」




<以前に見た寄生関連の記事>

テントウムシに寄生する蜂(2010.10.28)

毛虫に寄生したコマユバチの仲間(2017.4.22)

穴のあいた芋虫(2012.6.16)

アオスジアゲハ残念(2010.7.11)

寄生蜂いろいろ(2010.9.11)

ナラメリンゴフシから出た虫(2012.5.26)

オオミノガヤドリバエを襲うハリブトシリアゲアリ(2016.9.14)





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カラスヨトウに寄生した蜂(2)
  
近所のシャリンバイの葉裏で見つけたつぶつぶをつけた芋虫の続きです。

前回の記事はこちら → 「カラスヨトウに寄生した蜂(1)」

芋虫がさなぎになって羽化しました。ヒメコバチの一種のようです。
(採取は5月13日、蛹化は16日、羽化は22日です。たぶん。)

芋虫がたくさん出てきますので、苦手な方は閲覧をお控えください。






■ 5月15日0時半
動きは遅くなったが、まだ糸を吐き出している。

糸に囲まれた宿主の幼虫。
糸に囲まれた幼虫

糸を拡大。
糸の様子


■ 5月15日8時
糸を吐き出す動きがほぼ止まった。

横から。宿主の芋虫の上には糸は全くかかっていない。
糸に囲まれた幼虫

糸を拡大。
糸の様子


■ 5月16日16時半
フンが目立つようになった。

糸の上にフンが見える。左側にフンが多いので、左側がお尻なのかな。
フンが目立ち始める

フンを拡大。寄生している芋虫が糸でよく見えなくなった。
フンの様子


■ 5月22日19時半
羽化しているのに気がついた。たぶんこの日の昼間に出たのでは?

羽化した小さい小さい寄生蜂たち。
寄生蜂が羽化

体格が違うので、オスとメスだと思う。
オスとメス

ほとんどの個体がオスとメスで近づいて、オスがメスに求愛中だった。
オスが求愛

宿主の芋虫。白い点々は羽化した時に出した胎便のようなもの?
寄生された芋虫


■ 5月29日23時
残ったものを分解してみました。

絶命した幼虫とさなぎの抜け殻。
残ったものを観察

糸はフェルトのようにしっかりと絡み合っていて、ピンセットで引き裂いてみた。
蜂の形をしたさなぎの殻。
糸に固定されたさなぎ

よく見えないので、フェルト状になった糸の塊を、宿主から剥がしてみた。
さなぎの抜け殻が芋虫の体に垂直な向きに整列している。糸は抜け殻の下にもある。
整列したさなぎ




宿主の下からはみ出して見えていた芋虫たちは、宿主に垂直な方向に一列に並んでいたということになります。

寄生蜂の芋虫はクモとは違って、口から糸を出していたと思います。

宿主の左右両方にほぼ均等に糸が引かれていたのは、寄生蜂が途中で向きを変えたのか、今となってはわかりません。

とりあえず言えることは、左右同じくらいのスピードで糸が増えていったということです。

フンが左側に集中していたということは、最終的には頭が右側で整列したということでしょうか。

いつもながら、わからないこと尽くし(^^ゞ


おちゃたてむしさんからいただいたコメント通り、「ウスマユコバチ」で検索すると、よく似た状況が紹介されています。

→ ヒメコバチ科の一種|明石・神戸の虫 ときどきプランクトン
この記事を拝見すると、寄生蜂の芋虫の頭はどちらか一方に決まっているわけではないようです。
寄生蜂が宿主の脱皮を阻止する、という不思議な性質も紹介されています。

→ ヒメコバチ科 Euplectrus sp. 繭づくり| ムシをデザインしたのはダレ?
寄生蜂の幼虫が糸を出す様子がよくわかります。

→ 寄生バチの幼虫の脱出|ご近所の小さな生き物たち
寄生蜂の幼虫が脱出してまゆを作る様子です。




生きものを見ていていつも思うことですが、こういう計画的で精密な作業を、誰に教えられることもなくきっちり仕上げるのは本当に不思議です。


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カラスヨトウに寄生した蜂(1)
 
近所のシャリンバイの葉裏につぶつぶをつけた芋虫がいました。
調べてみたところ、カラスヨトウ類の幼虫に寄生するコマユバチ類のようです。


持ち帰って、寄生蜂と宿主の様子を観察してみました。
(採取は5月13日)

芋虫がたくさん出てきますので、苦手な方は閲覧をお控えください。










■ 5月13日17時
公園のシャリンバイの葉裏にいた芋虫。
後で調べてわかりましたが、カラスヨトウ類の芋虫からコマユバチ類の芋虫がでてきたところのようです。

※追記 コマユバチではなく、ヒメコバチの仲間のようですね(^^ゞ
    そらさん、おちゃたてむしさん、コメントありがとうございます。 --- 追記ここまで


シャリンバイにいた芋虫

この時点では芋虫はほとんど動きませんでした。
「きれいなつぶつぶだな」というのが第一印象。
マクロで撮って初めて芋虫だとわかりました。宿主の背中にある黒い点は脱出孔。
芋虫についた芋虫


■ 同日20時45分
持ち帰って自宅で撮影。丸かった芋虫が尖ってきた。
寄生する芋虫

眼のようなものが見当たらないけれど、尖った方が頭?
寄生する芋虫


■ 5月14日8時30分
コマユバチの芋虫がばらばらに分散していた。
芋虫が分散

芋虫たちはよく動き、糸を出している。
芋虫が分散


■ 同日13時49分
宿主がぺちゃんこになっていた。芋虫たちは宿主の下へ。
芋虫が下へ

糸がずいぶん増えた。芋虫たちは相変わらずよく動く。
芋虫が下へ


■ 同日19時49分
宿主が黒ずんできた。
宿主が黒くなる

宿主の下で芋虫たちが作った繭。
糸を張る芋虫

芋虫たちの動きは止まった。
糸を張る芋虫


■ 同日21時10分
宿主がさらに黒くなった。
宿主がさらに黒く

糸の量がさらに増えている。幼虫の動きは肉眼ではまったくわからない。動画にしてちょっとわかる程度。
糸を張る芋虫

芋虫たちを拡大。
糸を張る芋虫


成虫が羽化してきたらまた追記します。


おまけですが…。
ほかの雑木林で、最近同じような芋虫の亡骸を見かけました。
(5月12日12時ごろ撮影)
寄生された芋虫


この続きはこちらです。

→ 「カラスヨトウに寄生する蜂(2)」




<以前に見た寄生関連の記事>

毛虫に寄生したコマユバチの仲間(2017.4.22)

穴のあいた芋虫(2012.6.16)

テントウムシに寄生する蜂(2010.10.28)

アオスジアゲハ残念(2010.7.11)

寄生蜂いろいろ(2010.9.11)

ナラメリンゴフシから出た虫(2012.5.26)

オオミノガヤドリバエを襲うハリブトシリアゲアリ(2016.9.14)



※このブログの検索窓で「寄生」と入れていただくと、もっといろんな寄生の記事が見つかります。


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クロアナバチの穴掘り

 

道路脇でクロアナバチたちが穴掘りをしていました。


クロアナバチは穴を掘り、幼虫のエサとなるツユムシなどを運んで、そこに産卵します。

今回は穴掘りの作業中に出会ったようですが、3頭が忙しそうに穴を出たり入ったりしていました。

(2018.8.4.11時ごろ 三重県にて撮影)


穴はいくつか開いていました。

図鑑などによると「偽穴」と言って幼虫のための本当の巣穴以外にダミーの穴も掘るそうです。

クロアナバチの穴掘り


3頭は同じような動きをしていましたが、接触しそうになってもわれ関せず。

出てくるといちいち飛び立つので、同時に3頭いる場面は撮れませんでした。

クロアチアの穴掘り


顔の白い毛が特徴的。

クロアチアの穴掘り


特定の穴だけにみんなが集中しているわけではなく、それぞれ空いている穴に入っていきます。

クロアチアの穴掘り


ちょっとした土手でしたが、穴を掘った跡がほかにも何か所かありました。

上の作業は写真中の下の赤丸。

クロアナバチの穴


写真中の上の赤丸の穴はこんな感じ。

穴は2つ開いているようです。

クロアナバチの穴


上の写真には入りませんでしたが、もっと手前にも作業の跡がありました。

クロアナバチの穴


穴を深く掘った後、幼虫のエサになるツユムシなどを運び入れるのですが…。

寄生バエに卵を産みつけられるのを避けるために、巣穴を離れる時は入り口を埋めてしまうそうです。


よくわからない点がたくさん…。


3頭で共同作業をするのはよくあることなのでしょうか。

ネットで調べても1頭で作業するのが普通のようです。


あれは、3頭がそれぞれ自分の子のための巣穴を掘っていたのでしょうか。

穴が隣接していたし、3頭が同じように見えたので、どれがどこに入るか決まっているのかはわかりませんでした。


さらに、上に載せた別の作業の跡は穴が開いたままになっていましたが、クロアナバチは巣穴から離れる時は入り口をふさぐはず。偽穴にはふたをしないの?



旅先だったのと、とても急いでいたので、ちらっと見ただけで立ち去ることになったのが残念でした。

翌日同じ場所に立ち寄ってみましたが、ハチの姿はひとつもありませんでした。

穴がふさいであるかぐらい、確認すればよかったです。後悔(^^;)




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庭のセグロアシナガバチが全滅 ヒメスズメバチに襲われる
 
庭にできたセグロアシナガバチの巣が、とうとう全滅してしまいました。
今年は3つできた巣のうち1つは切り落としましたが、残りの2つは働き蜂の数が増えないながらも細々と活動していました。

1つの巣は知らないうちにアリだらけの空の巣になっていて、もう1つの巣はヒメスズメバチに襲われているところを確認できました。

今までの経緯については…
「今年庭にできたセグロアシナガバチの巣」(2017.7.5.)


■7月18日14:00

Bの巣に女王蜂も働き蜂もいないのに気がつきました。
セグロアシナガバチの巣

Bの巣の中身を見ると空っぽで、さなぎの白いキャップも破られて、幼虫も卵もありません。アリが数匹いました。
セグロアシナガバチの巣

ハリブトシリアゲアリを拡大。
既にアリが少ししかいないところを見ると、女王と働き蜂が巣を放棄してから時間が経っているようです。
セグロアシナガバチの巣のハリブトシリアゲアリ

この時点で、隣りにあにったAの巣は、いつも通りでした。
ただ、前の記事でも書きましたが、Aの巣もBも、7月時点では異例の停滞ぶり。普段なら5月にできた巣にはもっと働き蜂が増えているはず。
セグロアシナガバチの巣


■同じ日の17:18

Aの巣でハチが幼虫を引っ張り出しています。働き蜂が肉団子でもあげているのかと思ったら…。
セグロアシナガバチの巣

近づいてよく見たら、ハチが幼虫に噛みついて、そこから茶色い汁が垂れていました。
世話しているんじゃなくて、スズメバチに襲われているところでした。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ

巣を覗いていたら、大きな羽音を立ててセグロアシナガバチが戻ってきました。
しばらく巣にいましたが、何もせずにどこかに飛び去り、スズメバチはまったく気にせずに食事を続行。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ

幼虫を食べていたのはヒメスズメバチ。時間をかけてもぐもぐして自分のお腹の中に収めます。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ

お尻の先が黒いのがヒメスズメバチの特徴です。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ

食べ終わったら軽くグルーミング。獲物はすべてお腹に収め、飛び立つ時は手ぶらです。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ


■同じ日の17:25

Aの巣に、すぐにまたヒメスズメバチが来ていました。同じ個体かは不明。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ

このくらいまで小さくなったら、後は丸呑み。
食べ方がかなり雑で、肉片をぽろっと落としても拾う気配もありませんでした。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ


■同じ日の18:20

ヒメスズメバチが去った後、セグロアシナガバチの成虫が戻る気配もないので、巣の中身を覗いてみました。
まだ幼虫が残っています。
セグロアシナガバチの巣

巣の下にはヒメスズメバチが落とした肉片や茶色い汁が落ちていて、アリたちが集まっていました。
巣の下のハリブトシリアゲアリ

茶色い汁に群がるハリブトシリアゲアリ。
巣の下のハリブトシリアゲアリ


この後外出したのでヒメスズメバチががまた来たのかどうかわかりませんが、翌日の朝には巣は空っぽになっていました。残りの幼虫や卵を食べたのが、ヒメスズメバチかハリブトシリアゲアリかはわかりません。


ネットで調べてみると、ヒメスズメバチはアシナガバチの成虫を襲うことはないようです。
私が見ている限りでは、ヒメスズメバチが来ても、アシナガバチの成虫たちに威嚇のようなことをしているわけでもないのに、成虫たちは巣から離れしまってまったく反撃しません。不思議です。
今回は成虫が2匹しかいない小さい巣でしたが、もっとたくさんいても平気で襲って来るようです。

セグロアシナガバチの巣がなかなか大きくならなかったのは、私が知らないうちにヒメスズメバチが幼虫やさなぎを食べてしまっていたせいなのでしょうか。

Aの巣もBの巣もアリだらけになったので、セグロアシナガバチの成虫の姿は見えなくなりました。どこかほかの場所でまた巣を作っているのでしょうか。


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今年庭にできたセグロアシナガバチの巣

今年は庭にセグロアシナガバチが3つも巣を作りました。
それもかなり至近距離に3つ並んで作り、それぞれ1mも離れていません。
スズメバチに襲われたりして、なかなか苦戦中。
今日までの巣の様子をまとめます。

■5月5日13:00
作り始めたばかりの巣が3つ。
花壇の横のサザンカの茂み、地上20cm弱の低い場所。これが一番最初に巣作りを始めました。(以下Aの巣とします)
セグロアシナガバチの巣_作り始め

マルバヒサカキの茂み、地上50cmくらい。(以下Bの巣)
セグロアシナガバチの巣_作り始め

マルバヒサカキの茂み、地上10cmくらいのかなり低い場所。3匹の女王蜂の中で、これが一番攻撃的でした。(以下Cの巣)
セグロアシナガバチの巣_作り始め


■5月18日
Cの巣の女王蜂が近づくといちいち攻撃してくるので、巣から離れている隙に枝ごと巣を撤去しました。
すでに幼虫がいます。
セグロアシナガバチの巣_卵と幼虫

巣を撤去した後、いつまでも近くをウロウロしていて、なんと、そばにあったエアコンの室外機の中に出入りし始めました。室外機の中に巣を作られては困るので、室外機とその周りに木酢液を水で希釈したものを何度かまいたら、姿を見かけなくなりました。


■5月19日9:30
朝の食事タイムなのか、ABともに幼虫たちに肉団子をあげていました。

Bの巣の餌やり。
青い肉団子をていねいに丸くしてから1匹の幼虫に与え、また丸め直して次の幼虫に与え…。肉団子がなくなると、手足をなめてグルーミング。Bの巣は、よく見えて観察しやすい位置にあります。
セグロアシナガバチ_肉団子
拡大すると…。
セグロアシナガバチ_肉団子

Aの巣の餌やり。こちらは灰色の肉団子。
セグロアシナガバチ_肉団子


■5月22日
Bの巣に、さなぎ用の白いキャップができていました。
セグロアシナガバチの巣_白いキャップ

女王がいない隙にBの巣の中身拝見。たくさん幼虫が育っています。
セグロアシナガバチの巣_白いキャップ

ちなみに、Aの巣はキャップはまだできていません。
セグロアシナガバチの巣


■5月30日7:30
Aの巣がきれいな釣鐘状の形になりました。
セグロアシナガバチの巣

Bの巣ではまた餌やり中。
セグロアシナガバチ_肉団子


■6月13日15:30
ヒメスズメバチがセグロアシナガバチの巣を物色しに来ていました!!
名前に「ヒメ」がつきますが、かなり大きくて迫力があります。怖いのでフラッシュなしの撮影です。
最初にAの巣の周りを歩いて物色した後、なにもせずにBの巣へ。

しばらくBの巣の穴の中に顔を突っ込むことを繰り返していました。
セグロアシナガバチの巣にヒメスズメバチ

しばらくして立ち去ったのですが、この写真を見る限りでは手ぶら?
セグロアシナガバチの巣にヒメスズメバチ

ヒメスズメバチが物色している間、セグロアシナガバチたちは近くの枝に隠れていました。もっと反撃するかと思ったら、まったくしないでコソコソ。
ヒメスズメバチから逃げたセグロアシナガバチ

ヒメスズメバチが去ってから10分ほどして巣に戻ったところ。
セグロアシナガバチの巣

ヒメスズメバチは、オオスズメバチの次に大きいのですが、攻撃性は少なく、アシナガバチの幼虫やさなぎを好むハチだそうです。
九州大学上野高敏先生の解説ページ


■6月28日16:00
Aの巣で卵がむき出しになっています。
セグロアシナガバチの巣_卵


■7月1日7:30
Aの巣の卵が巣材で覆われていました。
巣穴を作ってから卵を産みつけるのではなく、産んでから巣穴を作るようで、なんだか無防備な感じです。
セグロアシナガバチの巣_卵が隠れた

Bの巣でもむき出しの卵が。
セグロアシナガバチの巣_卵


■7月3日9:00
Aの巣でさなぎが顔を出していて、口移しでなにかやっているようです。
本来この時期は白いキャップに覆われているはずじゃないのかな? Aの巣はさなぎのキャップが作られる気配がないようです。
セグロアシナガバチの巣_さなぎ

Bの巣では、むき出しの卵がさらにもう一つ増えました。
セグロアシナガバチの巣_卵


■7月5日15:00
すでに7月になったというのに、二つとも働き蜂がなかなか増えません。
わが家の庭の例年のペースだと、セグロアシナガバチの巣は7月上旬にはかなり大きくなっているはず。
今年はエサになる虫が少ないのか?
近くに別の巣があるせいで、共倒れになっているのか?
ヒメスズメバチが私の知らない間に頻繁に来ているのか?

Aの巣は相変わらずキャップができません。
セグロアシナガバチの巣_現在

Bの巣はむき出しの卵が一つ放置されたまま。あとから産みつけられた卵の方が先に巣穴ができています。
セグロアシナガバチの巣_現在


■ご参考
以前のセグロアシナガバチの巣。7月2日現在の様子。今年の巣とは全然迫力が違います。
セグロアシナガバチの巣

■たくさん巣ができた理由で考えられること
うちは小さい庭なのでどの場所に巣を作られても危険があります。
気をつけていたのに、今年は3つも作られてしまいました。

春先に巣材になるような枯草が庭にあると、それを削って唾液で溶かして巣を作るようです。
最近は、巣材になりそうな多年草の枯れ枝などは春が来る前に切り取るようにしていました。

去年の秋から、お隣りが除草剤を頻繁にまかれるようになりました。
お隣りの庭は常に枯れた草がいっぱいある状態。
今年は今まで巣ができた場所ではなく、お隣りとの境界にできたことを考えると、除草剤で枯れた草が巣材になったのではないかと思われます。

お隣りは庭に出るのは除草剤をまく時だけなので、境界にハチの巣ができても困らないかと思って放置しています。
来年もこの調子でたくさんハチの巣ができるのかな?
今回上手くハチが育たないのは、もしかしたら除草剤が付着した巣材のせい?
除草剤というのは、そんなに長期間残留するものなのでしょうか。


※追記
お隣りのせいにしていましたが、アシナガバチが増えなかったのはヒメスズメバチのせいかもしれません。
この後の経過をまとめました。

「庭のセグロアシナガバチが全滅 ヒメスズメバチに襲われる」(2017.7.19)
-----------------------------追記ここまで



<関連の記事>
「庭にできたアシナガバチの巣」(2016.5.20.)
「コガタスズメバチの巣の撤去 毛むくじゃらのスズメバチ」(2016.10.9.)


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kotoba(コトバ)2017年夏号
ファーブルに関して、昆虫界でおなじみの方々がエッセイを寄せられています。
虫好きな人にはぜひおすすめの特集号です。
私はアマゾンで購入しましたが、近所の書店では全然見かけないのが悔しいです(^^;)
  

ハチ (ずかん)


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黄色のもこもこのハチ コマルハナバチのオス
 
庭のバーベナに黄色い毛がもこもこのハチが来ていました。
コマルハナバチのオスのようです。初めて見ました。
春の早い時期に営巣を始め、梅雨時には新女王とオスが生まれるそうです。

バーベナボナリエンシス(三尺バーベナ)に来たコマルハナバチのオス。(7月7日7:30)
離れたところから見ても、黄色い毛が目立ちます。
コマルハナバチ♂

この花はよほど蜜がおいしいのか、どのチョウもハチも滞在時間がかなり長くて写真を撮りやすいのですが、この個体はなかなかこちらを向いてくれませんでした(^^;)
コマルハナバチ♂

ジョロウグモの小さい網にも動じません。
コマルハナバチ♂

サツキツツジの街路樹が満開だったころよく見かけたのが、このハチの働きバチだったようです。(5月5日15:30)
たくさんのミツバチと一緒にブンブンと飛ぶ羽音が怖いほどでした。
コマルハナバチ♀

これは体が大きいようですが、女王蜂??? 女王蜂が出現するのはもう少し早い時期のようですが。
コマルハナバチ♀

大きさ比較のためにセイヨウミツバチの写真も載せておきます。
セイヨウミツバチ


東京の子(昔の子?)はコマルハナバチのオスをライポンと呼んで遊んでいたようです。
愛知県の子でそういう遊びをしているのは聞いたことがないですね。
横浜と愛知と両方の子どもたちを見てきて、横浜の方が圧倒的に虫の好きな子が多いという印象です。
ありんこ日記「ライポンって知ってますか?」


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ハチ (ずかん)


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ヒラタアブに寄生する蜂

ユキヤナギの枝先で、寄生蜂が産卵していました。
シロスジアブヒメバチではないかと思います。
(4月15日17時半)

今の時期のユキヤナギは、ユキヤナギアブラムシがたくさん集まっています。
テントウムシやヒラタアブが産卵に来て、その幼虫がアブラムシを食べています。
この日に見たのは、そのヒラタアブの幼虫に寄生するヒメバチの仲間のようです。

ユキヤナギの枝先を飛び回る小さいハチ。
この手の寄生蜂としては少し大きめで、腹部の縞模様が目立ちます。
シロスジアブヒメバチ?

いろんな場所で産卵していましたが、どうもヒラタアブの幼虫に産みつけていたようです。
何もなさそうに見える葉先を広げてみたら、極小サイズのヒラタアブの幼虫がいました。
ヒラタアブに寄生する蜂

枝先は、ユキヤナギアブラムシがいっぱい。
有翅型のものも、寄生されて黒くなっているものもいました。
ヒラタアブに寄生する蜂


アブラムシの集団の中にも産卵していました。
これは、ヒメバチの幼虫は孵化してからヒラタアブの幼虫に寄生するのでしょうか? 
それとも、眼に見えないほど小さいヒラタアブの卵に産みつけてるの?
それとも、アブラムシに産みつけ、そのアブラムシを食べたヒラタアブの身体の中に入る?
謎です…。
ヒラタアブに寄生する蜂


余談ですが…。

この写真はオリンパスのTG-4で撮りました。
TG-4は、フラッシュ強制にしていても、暗いところでは勝手にISO感度が上がってしまうようです。
フラッシュ撮影なのに、ザラザラな写真になってしまいます。

このハチは昼間にも見かけたので撮影を試みましたが、昼間はもっと動きが速くて、TG-4では到底追いつけませんでした。


<以前の関連の記事>

この街路樹のユキヤナギに来た虫たちの記録です。

「ユキヤナギで虫探し(1)(2010.5.7)」 ・・・テントウムシ、ヒラタアブ、アリなど
「ユキヤナギで虫探し(2)(2010.5.7)」 ・・・カメムシ
「ユキヤナギで虫探し(3)(2010.5.8)」 ・・・カメムシ
「ユキヤナギで虫探し(4)(2010.5.9)」 ・・・クモ
「ユキヤナギで虫探し(5)(2010.5.10)」 ・・・その他
「ユキヤナギにいたクモ(2012.5.25)」
「ホシミスジが定着(2016.5.22)」


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ハチ (ずかん)




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毛虫に寄生したコマユバチの仲間

近所のツツジに小さなまゆがたくさんぶら下がっていました。
何が出てくるのか興味があったので、お持ち帰り。
出てきたのは、たぶんコマユバチの仲間のようです。

ツツジにぶら下がっていたまゆと寄生されていた毛虫。(4月16日)
毛虫と寄生蜂のまゆ

葉を裏返してよく見ると。
こういう形のまゆはよく見かけますが、たくさん束になっているのを見たのは初めてかも。
毛虫の方は、ヒトリガの仲間でしょうか。春先に毎年ここで見かけます。
ツツジにつく毛虫なのか、その上のケヤキから落ちてきたのか、不明。
毛虫と寄生蜂のまゆ

寄生蜂が羽化していました。(4月21日)
まゆは全部で13個。11匹羽化して、そのうちメスは4匹でした。
寄生蜂が羽化

オスもメスも同じくらいの大きさ。
コマユバチの仲間?

オスとメスの腹部から。
コマユバチの仲間?オスとメス

メスの背中から。
コマユバチの仲間?メス

メスの腹部から。
コマユバチの仲間?メス

メスのお顔拝見。肉眼だと黒い眼ですが、フラッシュを当てると緑色に光ります。
コマユバチの仲間?メス

オスの背中から。
コマユバチの仲間?オス

オスの腹部から。
コマユバチの仲間?オス

脱出後のカラのまゆ。1つ羽化前のものが写っていますが、翌日までに13個すべて羽化しました。
コマユバチの仲間?まゆ


ハチの動きが速くて写真がうまく撮れないので、冷凍庫(!)に数分入れておいたら、ほとんどが死んでしまいました。
冷蔵庫では時間がかかるかと思い、安易に冷凍庫に入れたりしてはいけないんですね。次回からは冷蔵庫にします。


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<以前書いた寄生蜂の記事をピックアップ>

◆オオミノガヤドリバエを襲うハリブトシリアゲアリ

◆夏休みの田んぼの生き物(2)

◆アカメガシワクチナガオオアブラムシと寄生蜂(1)

◆テントウムシに寄生する蜂

◆寄生蜂いろいろ




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よろよろのオオスズメバチのオス

道端にオオスズメバチがよろよろと歩いていました。
息も絶え絶えのオスのオオスズメバチでした。
(2016.10.30.10:30)

よろよろ歩きながら、舌のようなものを出したり引っ込めたり。
オオスズメバチ♂

時々翅を開いて震わせますが、飛べそうな気配もありません。
オオスズメバチ♂

さらにアップ。触角をグルーミング中。
オオスズメバチ♂の顔


いったん帰宅したのですが、撮った写真をネットで調べるとオスのオオスズメバチだとわかったので、もう一度出かけて持ち帰りました。

※参考にさせていただいたサイト
・都市のスズメバチ オオスズメバチの生活史 腹部の構造
・京都九条山自然観察日記 オスとメスの違い

オスだから刺されないと確信が持てたし、弱っているので、初めてスズメバチを手乗りにしてみました。
オオスズメバチ♂の手乗り

顔の頭楯の形でオスメスの見分けができるようです。
オオスズメバチ♂の顔

はじめは舌を出し入れしていましたが、いよいよ弱ってくると舌は出しっぱなしになりました。
オオスズメバチ♂の顔

舌を拡大。
オオスズメバチ♂の舌

オスは、お尻の先が丸くなっていて、針がありません。(メスは尖っているそうです)
オオスズメバチ♂のお尻

腹部を横から。
オオスズメバチ♂のお尻


オスの触角は13節。最初の1節を2つと数えるようです。
※参考サイト 都市のスズメバチ オスメスの違い
オオスズメバチ♂の触角

脚先に白いものがついています。褥盤というようです。
スズメバチは葉っぱなどに足一本でぶら下がります。どういう構造になっているのかちょっと拡大してみました。
オオスズメバチの脚先

※参考サイト スズメバチの爪と褥盤
こちらの顕微鏡写真だと、ぶら下がれる構造がよくわかります。

オスの見た目は、簡単に言うと、顔がしゅっと細長くて触角が長いのが特徴のようです。
でも、素人には恐ろしくて、元気な状態の時に近づくことは難しいですね(^^;)
もしうっかり判断を誤ってメスだったら、大変です。
秋に現れるアシナガバチのオスは、わりとよく見かけるし、飛んでいる様子でなんとなくわかるんですが…。


オオスズメバチのオスの出現時期は、このあたりは9〜11月だそうです。
新女王バチは少し遅れて出現。
先に羽化したオスが、巣の入り口付近で待機し、中から出てくる新女王と交尾。
新女王の羽化時期である10月中旬〜11月中旬にかけての午前中(9時〜12時頃)に、何十頭ものオスが巣付近を飛び回ることもあるそうです。
(「都市のスズメバチ」より)

今朝出会ったオスは、どういう状態だったんでしょう。
近くに巣はないようだし、そばにあった樹液の木に集まっていたオオスズメたちも、少し前から全く姿を見なくなりました。

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