虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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庭のセグロアシナガバチが全滅 ヒメスズメバチに襲われる
 
庭にできたセグロアシナガバチの巣が、とうとう全滅してしまいました。
今年は3つできた巣のうち1つは切り落としましたが、残りの2つは働き蜂の数が増えないながらも細々と活動していました。

1つの巣は知らないうちにアリだらけの空の巣になっていて、もう1つの巣はヒメスズメバチに襲われているところを確認できました。

今までの経緯については…
「今年庭にできたセグロアシナガバチの巣」(2017.7.5.)


■7月18日14:00

Bの巣に女王蜂も働き蜂もいないのに気がつきました。
セグロアシナガバチの巣

Bの巣の中身を見ると空っぽで、さなぎの白いキャップも破られて、幼虫も卵もありません。アリが数匹いました。
セグロアシナガバチの巣

ハリブトシリアゲアリを拡大。
既にアリが少ししかいないところを見ると、女王と働き蜂が巣を放棄してから時間が経っているようです。
セグロアシナガバチの巣のハリブトシリアゲアリ

この時点で、隣りにあにったAの巣は、いつも通りでした。
ただ、前の記事でも書きましたが、Aの巣もBも、7月時点では異例の停滞ぶり。普段なら5月にできた巣にはもっと働き蜂が増えているはず。
セグロアシナガバチの巣


■同じ日の17:18

Aの巣でハチが幼虫を引っ張り出しています。働き蜂が肉団子でもあげているのかと思ったら…。
セグロアシナガバチの巣

近づいてよく見たら、ハチが幼虫に噛みついて、そこから茶色い汁が垂れていました。
世話しているんじゃなくて、スズメバチに襲われているところでした。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ

巣を覗いていたら、大きな羽音を立ててセグロアシナガバチが戻ってきました。
しばらく巣にいましたが、何もせずにどこかに飛び去り、スズメバチはまったく気にせずに食事を続行。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ

幼虫を食べていたのはヒメスズメバチ。時間をかけてもぐもぐして自分のお腹の中に収めます。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ

お尻の先が黒いのがヒメスズメバチの特徴です。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ

食べ終わったら軽くグルーミング。獲物はすべてお腹に収め、飛び立つ時は手ぶらです。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ


■同じ日の17:25

Aの巣に、すぐにまたヒメスズメバチが来ていました。同じ個体かは不明。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ

このくらいまで小さくなったら、後は丸呑み。
食べ方がかなり雑で、肉片をぽろっと落としても拾う気配もありませんでした。
セグロアシナガバチを襲うヒメスズメバチ


■同じ日の18:20

ヒメスズメバチが去った後、セグロアシナガバチの成虫が戻る気配もないので、巣の中身を覗いてみました。
まだ幼虫が残っています。
セグロアシナガバチの巣

巣の下にはヒメスズメバチが落とした肉片や茶色い汁が落ちていて、アリたちが集まっていました。
巣の下のハリブトシリアゲアリ

茶色い汁に群がるハリブトシリアゲアリ。
巣の下のハリブトシリアゲアリ


この後外出したのでヒメスズメバチががまた来たのかどうかわかりませんが、翌日の朝には巣は空っぽになっていました。残りの幼虫や卵を食べたのが、ヒメスズメバチかハリブトシリアゲアリかはわかりません。


ネットで調べてみると、ヒメスズメバチはアシナガバチの成虫を襲うことはないようです。
私が見ている限りでは、ヒメスズメバチが来ても、アシナガバチの成虫たちに威嚇のようなことをしているわけでもないのに、成虫たちは巣から離れしまってまったく反撃しません。不思議です。
今回は成虫が2匹しかいない小さい巣でしたが、もっとたくさんいても平気で襲って来るようです。

セグロアシナガバチの巣がなかなか大きくならなかったのは、私が知らないうちにヒメスズメバチが幼虫やさなぎを食べてしまっていたせいなのでしょうか。

Aの巣もBの巣もアリだらけになったので、セグロアシナガバチの成虫の姿は見えなくなりました。どこかほかの場所でまた巣を作っているのでしょうか。


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今年庭にできたセグロアシナガバチの巣

今年は庭にセグロアシナガバチが3つも巣を作りました。
それもかなり至近距離に3つ並んで作り、それぞれ1mも離れていません。
スズメバチに襲われたりして、なかなか苦戦中。
今日までの巣の様子をまとめます。

■5月5日13:00
作り始めたばかりの巣が3つ。
花壇の横のサザンカの茂み、地上20cm弱の低い場所。これが一番最初に巣作りを始めました。(以下Aの巣とします)
セグロアシナガバチの巣_作り始め

マルバヒサカキの茂み、地上50cmくらい。(以下Bの巣)
セグロアシナガバチの巣_作り始め

マルバヒサカキの茂み、地上10cmくらいのかなり低い場所。3匹の女王蜂の中で、これが一番攻撃的でした。(以下Cの巣)
セグロアシナガバチの巣_作り始め


■5月18日
Cの巣の女王蜂が近づくといちいち攻撃してくるので、巣から離れている隙に枝ごと巣を撤去しました。
すでに幼虫がいます。
セグロアシナガバチの巣_卵と幼虫

巣を撤去した後、いつまでも近くをウロウロしていて、なんと、そばにあったエアコンの室外機の中に出入りし始めました。室外機の中に巣を作られては困るので、室外機とその周りに木酢液を水で希釈したものを何度かまいたら、姿を見かけなくなりました。


■5月19日9:30
朝の食事タイムなのか、ABともに幼虫たちに肉団子をあげていました。

Bの巣の餌やり。
青い肉団子をていねいに丸くしてから1匹の幼虫に与え、また丸め直して次の幼虫に与え…。肉団子がなくなると、手足をなめてグルーミング。Bの巣は、よく見えて観察しやすい位置にあります。
セグロアシナガバチ_肉団子
拡大すると…。
セグロアシナガバチ_肉団子

Aの巣の餌やり。こちらは灰色の肉団子。
セグロアシナガバチ_肉団子


■5月22日
Bの巣に、さなぎ用の白いキャップができていました。
セグロアシナガバチの巣_白いキャップ

女王がいない隙にBの巣の中身拝見。たくさん幼虫が育っています。
セグロアシナガバチの巣_白いキャップ

ちなみに、Aの巣はキャップはまだできていません。
セグロアシナガバチの巣


■5月30日7:30
Aの巣がきれいな釣鐘状の形になりました。
セグロアシナガバチの巣

Bの巣ではまた餌やり中。
セグロアシナガバチ_肉団子


■6月13日15:30
ヒメスズメバチがセグロアシナガバチの巣を物色しに来ていました!!
名前に「ヒメ」がつきますが、かなり大きくて迫力があります。怖いのでフラッシュなしの撮影です。
最初にAの巣の周りを歩いて物色した後、なにもせずにBの巣へ。

しばらくBの巣の穴の中に顔を突っ込むことを繰り返していました。
セグロアシナガバチの巣にヒメスズメバチ

しばらくして立ち去ったのですが、この写真を見る限りでは手ぶら?
セグロアシナガバチの巣にヒメスズメバチ

ヒメスズメバチが物色している間、セグロアシナガバチたちは近くの枝に隠れていました。もっと反撃するかと思ったら、まったくしないでコソコソ。
ヒメスズメバチから逃げたセグロアシナガバチ

ヒメスズメバチが去ってから10分ほどして巣に戻ったところ。
セグロアシナガバチの巣

ヒメスズメバチは、オオスズメバチの次に大きいのですが、攻撃性は少なく、アシナガバチの幼虫やさなぎを好むハチだそうです。
九州大学上野高敏先生の解説ページ


■6月28日16:00
Aの巣で卵がむき出しになっています。
セグロアシナガバチの巣_卵


■7月1日7:30
Aの巣の卵が巣材で覆われていました。
巣穴を作ってから卵を産みつけるのではなく、産んでから巣穴を作るようで、なんだか無防備な感じです。
セグロアシナガバチの巣_卵が隠れた

Bの巣でもむき出しの卵が。
セグロアシナガバチの巣_卵


■7月3日9:00
Aの巣でさなぎが顔を出していて、口移しでなにかやっているようです。
本来この時期は白いキャップに覆われているはずじゃないのかな? Aの巣はさなぎのキャップが作られる気配がないようです。
セグロアシナガバチの巣_さなぎ

Bの巣では、むき出しの卵がさらにもう一つ増えました。
セグロアシナガバチの巣_卵


■7月5日15:00
すでに7月になったというのに、二つとも働き蜂がなかなか増えません。
わが家の庭の例年のペースだと、セグロアシナガバチの巣は7月上旬にはかなり大きくなっているはず。
今年はエサになる虫が少ないのか?
近くに別の巣があるせいで、共倒れになっているのか?
ヒメスズメバチが私の知らない間に頻繁に来ているのか?

Aの巣は相変わらずキャップができません。
セグロアシナガバチの巣_現在

Bの巣はむき出しの卵が一つ放置されたまま。あとから産みつけられた卵の方が先に巣穴ができています。
セグロアシナガバチの巣_現在


■ご参考
以前のセグロアシナガバチの巣。7月2日現在の様子。今年の巣とは全然迫力が違います。
セグロアシナガバチの巣

■たくさん巣ができた理由で考えられること
うちは小さい庭なのでどの場所に巣を作られても危険があります。
気をつけていたのに、今年は3つも作られてしまいました。

春先に巣材になるような枯草が庭にあると、それを削って唾液で溶かして巣を作るようです。
最近は、巣材になりそうな多年草の枯れ枝などは春が来る前に切り取るようにしていました。

去年の秋から、お隣りが除草剤を頻繁にまかれるようになりました。
お隣りの庭は常に枯れた草がいっぱいある状態。
今年は今まで巣ができた場所ではなく、お隣りとの境界にできたことを考えると、除草剤で枯れた草が巣材になったのではないかと思われます。

お隣りは庭に出るのは除草剤をまく時だけなので、境界にハチの巣ができても困らないかと思って放置しています。
来年もこの調子でたくさんハチの巣ができるのかな?
今回上手くハチが育たないのは、もしかしたら除草剤が付着した巣材のせい?
除草剤というのは、そんなに長期間残留するものなのでしょうか。


※追記
お隣りのせいにしていましたが、アシナガバチが増えなかったのはヒメスズメバチのせいかもしれません。
この後の経過をまとめました。

「庭のセグロアシナガバチが全滅 ヒメスズメバチに襲われる」(2017.7.19)
-----------------------------追記ここまで



<関連の記事>
「庭にできたアシナガバチの巣」(2016.5.20.)
「コガタスズメバチの巣の撤去 毛むくじゃらのスズメバチ」(2016.10.9.)


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kotoba(コトバ)2017年夏号
ファーブルに関して、昆虫界でおなじみの方々がエッセイを寄せられています。
虫好きな人にはぜひおすすめの特集号です。
私はアマゾンで購入しましたが、近所の書店では全然見かけないのが悔しいです(^^;)
  

ハチ (ずかん)


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黄色のもこもこのハチ コマルハナバチのオス
 
庭のバーベナに黄色い毛がもこもこのハチが来ていました。
コマルハナバチのオスのようです。初めて見ました。
春の早い時期に営巣を始め、梅雨時には新女王とオスが生まれるそうです。

バーベナボナリエンシス(三尺バーベナ)に来たコマルハナバチのオス。(7月7日7:30)
離れたところから見ても、黄色い毛が目立ちます。
コマルハナバチ♂

この花はよほど蜜がおいしいのか、どのチョウもハチも滞在時間がかなり長くて写真を撮りやすいのですが、この個体はなかなかこちらを向いてくれませんでした(^^;)
コマルハナバチ♂

ジョロウグモの小さい網にも動じません。
コマルハナバチ♂

サツキツツジの街路樹が満開だったころよく見かけたのが、このハチの働きバチだったようです。(5月5日15:30)
たくさんのミツバチと一緒にブンブンと飛ぶ羽音が怖いほどでした。
コマルハナバチ♀

これは体が大きいようですが、女王蜂??? 女王蜂が出現するのはもう少し早い時期のようですが。
コマルハナバチ♀

大きさ比較のためにセイヨウミツバチの写真も載せておきます。
セイヨウミツバチ


東京の子(昔の子?)はコマルハナバチのオスをライポンと呼んで遊んでいたようです。
愛知県の子でそういう遊びをしているのは聞いたことがないですね。
横浜と愛知と両方の子どもたちを見てきて、横浜の方が圧倒的に虫の好きな子が多いという印象です。
ありんこ日記「ライポンって知ってますか?」


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ハチ (ずかん)


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ヒラタアブに寄生する蜂

ユキヤナギの枝先で、寄生蜂が産卵していました。
シロスジアブヒメバチではないかと思います。
(4月15日17時半)

今の時期のユキヤナギは、ユキヤナギアブラムシがたくさん集まっています。
テントウムシやヒラタアブが産卵に来て、その幼虫がアブラムシを食べています。
この日に見たのは、そのヒラタアブの幼虫に寄生するヒメバチの仲間のようです。

ユキヤナギの枝先を飛び回る小さいハチ。
この手の寄生蜂としては少し大きめで、腹部の縞模様が目立ちます。
シロスジアブヒメバチ?

いろんな場所で産卵していましたが、どうもヒラタアブの幼虫に産みつけていたようです。
何もなさそうに見える葉先を広げてみたら、極小サイズのヒラタアブの幼虫がいました。
ヒラタアブに寄生する蜂

枝先は、ユキヤナギアブラムシがいっぱい。
有翅型のものも、寄生されて黒くなっているものもいました。
ヒラタアブに寄生する蜂


アブラムシの集団の中にも産卵していました。
これは、ヒメバチの幼虫は孵化してからヒラタアブの幼虫に寄生するのでしょうか? 
それとも、眼に見えないほど小さいヒラタアブの卵に産みつけてるの?
それとも、アブラムシに産みつけ、そのアブラムシを食べたヒラタアブの身体の中に入る?
謎です…。
ヒラタアブに寄生する蜂


余談ですが…。

この写真はオリンパスのTG-4で撮りました。
TG-4は、フラッシュ強制にしていても、暗いところでは勝手にISO感度が上がってしまうようです。
フラッシュ撮影なのに、ザラザラな写真になってしまいます。

このハチは昼間にも見かけたので撮影を試みましたが、昼間はもっと動きが速くて、TG-4では到底追いつけませんでした。


<以前の関連の記事>

この街路樹のユキヤナギに来た虫たちの記録です。

「ユキヤナギで虫探し(1)(2010.5.7)」 ・・・テントウムシ、ヒラタアブ、アリなど
「ユキヤナギで虫探し(2)(2010.5.7)」 ・・・カメムシ
「ユキヤナギで虫探し(3)(2010.5.8)」 ・・・カメムシ
「ユキヤナギで虫探し(4)(2010.5.9)」 ・・・クモ
「ユキヤナギで虫探し(5)(2010.5.10)」 ・・・その他
「ユキヤナギにいたクモ(2012.5.25)」
「ホシミスジが定着(2016.5.22)」


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ハチ (ずかん)




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毛虫に寄生したコマユバチの仲間

近所のツツジに小さなまゆがたくさんぶら下がっていました。
何が出てくるのか興味があったので、お持ち帰り。
出てきたのは、たぶんコマユバチの仲間のようです。

ツツジにぶら下がっていたまゆと寄生されていた毛虫。(4月16日)
毛虫と寄生蜂のまゆ

葉を裏返してよく見ると。
こういう形のまゆはよく見かけますが、たくさん束になっているのを見たのは初めてかも。
毛虫の方は、ヒトリガの仲間でしょうか。春先に毎年ここで見かけます。
ツツジにつく毛虫なのか、その上のケヤキから落ちてきたのか、不明。
毛虫と寄生蜂のまゆ

寄生蜂が羽化していました。(4月21日)
まゆは全部で13個。11匹羽化して、そのうちメスは4匹でした。
寄生蜂が羽化

オスもメスも同じくらいの大きさ。
コマユバチの仲間?

オスとメスの腹部から。
コマユバチの仲間?オスとメス

メスの背中から。
コマユバチの仲間?メス

メスの腹部から。
コマユバチの仲間?メス

メスのお顔拝見。肉眼だと黒い眼ですが、フラッシュを当てると緑色に光ります。
コマユバチの仲間?メス

オスの背中から。
コマユバチの仲間?オス

オスの腹部から。
コマユバチの仲間?オス

脱出後のカラのまゆ。1つ羽化前のものが写っていますが、翌日までに13個すべて羽化しました。
コマユバチの仲間?まゆ


ハチの動きが速くて写真がうまく撮れないので、冷凍庫(!)に数分入れておいたら、ほとんどが死んでしまいました。
冷蔵庫では時間がかかるかと思い、安易に冷凍庫に入れたりしてはいけないんですね。次回からは冷蔵庫にします。


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<以前書いた寄生蜂の記事をピックアップ>

◆オオミノガヤドリバエを襲うハリブトシリアゲアリ

◆夏休みの田んぼの生き物(2)

◆アカメガシワクチナガオオアブラムシと寄生蜂(1)

◆テントウムシに寄生する蜂

◆寄生蜂いろいろ




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よろよろのオオスズメバチのオス

道端にオオスズメバチがよろよろと歩いていました。
息も絶え絶えのオスのオオスズメバチでした。
(2016.10.30.10:30)

よろよろ歩きながら、舌のようなものを出したり引っ込めたり。
オオスズメバチ♂

時々翅を開いて震わせますが、飛べそうな気配もありません。
オオスズメバチ♂

さらにアップ。触角をグルーミング中。
オオスズメバチ♂の顔


いったん帰宅したのですが、撮った写真をネットで調べるとオスのオオスズメバチだとわかったので、もう一度出かけて持ち帰りました。

※参考にさせていただいたサイト
・都市のスズメバチ オオスズメバチの生活史 腹部の構造
・京都九条山自然観察日記 オスとメスの違い

オスだから刺されないと確信が持てたし、弱っているので、初めてスズメバチを手乗りにしてみました。
オオスズメバチ♂の手乗り

顔の頭楯の形でオスメスの見分けができるようです。
オオスズメバチ♂の顔

はじめは舌を出し入れしていましたが、いよいよ弱ってくると舌は出しっぱなしになりました。
オオスズメバチ♂の顔

舌を拡大。
オオスズメバチ♂の舌

オスは、お尻の先が丸くなっていて、針がありません。(メスは尖っているそうです)
オオスズメバチ♂のお尻

腹部を横から。
オオスズメバチ♂のお尻


オスの触角は13節。最初の1節を2つと数えるようです。
※参考サイト 都市のスズメバチ オスメスの違い
オオスズメバチ♂の触角

脚先に白いものがついています。褥盤というようです。
スズメバチは葉っぱなどに足一本でぶら下がります。どういう構造になっているのかちょっと拡大してみました。
オオスズメバチの脚先

※参考サイト スズメバチの爪と褥盤
こちらの顕微鏡写真だと、ぶら下がれる構造がよくわかります。

オスの見た目は、簡単に言うと、顔がしゅっと細長くて触角が長いのが特徴のようです。
でも、素人には恐ろしくて、元気な状態の時に近づくことは難しいですね(^^;)
もしうっかり判断を誤ってメスだったら、大変です。
秋に現れるアシナガバチのオスは、わりとよく見かけるし、飛んでいる様子でなんとなくわかるんですが…。


オオスズメバチのオスの出現時期は、このあたりは9〜11月だそうです。
新女王バチは少し遅れて出現。
先に羽化したオスが、巣の入り口付近で待機し、中から出てくる新女王と交尾。
新女王の羽化時期である10月中旬〜11月中旬にかけての午前中(9時〜12時頃)に、何十頭ものオスが巣付近を飛び回ることもあるそうです。
(「都市のスズメバチ」より)

今朝出会ったオスは、どういう状態だったんでしょう。
近くに巣はないようだし、そばにあった樹液の木に集まっていたオオスズメたちも、少し前から全く姿を見なくなりました。

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コガタスズメバチの巣の撤去 毛むくじゃらのスズメバチ

近所のお宅に大きめのコガタスズメバチの巣ができていました。
今朝、業者さんが撤去するのを一緒に見せてもらいました。


マルバヒイラギの生垣に大人の手を開いたくらいの大きさのコガタスズメバチの巣。
コガタスズメバチの巣

小さな丸い穴から出入りしています。
コガタスズメバチの巣

業者さんが巣の内部にスプレーをかけて撤去。
しばらくの間、巣の周りをスズメバチが飛びましたが、網で捕獲。
以前フタモンアシナガバチの大きな巣を撤去してもらった時と比べて、飛び交う数はかなり少なめでした。
コガタスズメバチは、キイロスズメバチと違って基本的には巣の中にいる蜂です。
薬剤を注入すると反撃する余裕もなく死んでしまうのだそうです。なるほど…。
コガタスズメバチの巣撤去

撤去した巣はこんな感じ。
木に食い込んでいたので、枝ごと撤去。
コガタスズメバチの巣

拡大。
コガタスズメバチの巣

割ってみたら(←業者さんが)、三層構造でした。
コガタスズメバチの巣

さらに分解。
巣を割ってみたら…

成虫は腹部を丸めて動いています。殺虫剤をかけられているので、苦しそう。
巣を割ってみたら…

写真を見ていて気がつきましたが、真ん中のコガタスズメバチだけ、胸部が黒い毛に覆われています。
毛むくじゃらのコガタスズメバチ。
こんなの初めて見ました。突然変異? ただ木くずがついただけ?
毛むくじゃらのコガタスズメバチ

※追記
撮った写真をもう一度じっくり見直しました。
どうも、胸部全体がまっ黒の毛で覆われた個体と、産毛程度の個体があるようです。
上の毛むくじゃらの個体は、ただでさえ毛が多いうえに薬剤で濡れていて、より毛深いのが目立ったようです。
両方写っている写真を、もう一枚。
コガタスズメバチ
----------------------------------追記ここまで


一番下の層。ハチの子がたくさん入っています。キャップの中はさなぎ。
一番下

中段はこんな感じ。真ん中部分は子育て終了。周辺部分にはハチの子が。
真ん中部分だけ先に利用して、蛹が羽化した後に増築してまた卵を産みつけたのでしょうか?
中段

一番上の層。ハニカム構造の個室の上に茶色い屋根がついている感じです。
一番上

巣の全体はこんな感じ。ざっと見て成虫は80匹以上。
捕虫網で捕まえたものや逃げたものもあるので、成虫だけでも100匹は入っていたようです。
巣の全体


今回の業者さんは、便利屋さんではなく、スズメバチを子どものころから捕っていて、副業としてスズメバチ駆除の仕事もされている方でした。
普段から、オオスズメバチやクロスズメバチを捕りに行かれるそうです。(食べるために)
同じスズメバチでも、習性や巣の形態の違いをよくご存じでした。
自作のハチ捕りの道具もいろいろ見せてもらえました。

虫に興味がなかったころは、私も蜂の巣の駆除は業者さんに頼んでいました。
便利屋さんが駆除に来ると、「何のハチでしたか?」と聞いても「スズメバチです」という感じです。
どんな蜂でも、細かい習性は関係なしに殺虫剤をスプレーして、巣を外しておしまい。

今日は、おもしろい蜂屋さんにお会いできて、ご近所みんなでお話を聞くことができました。
巣ができたお宅のお母さんに感謝です。

※関連の記事
「アシナガバチの巣」(2016.5.20.)
「キイロスズメバチの巣」(2009.12.8.)



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害虫? ルリチュウレンジの産卵
近所のオオムラサキツツジで、ルリチュウレンジが産卵していました。(2016.6.8.)

カメラを向けても逃げずに、次々と産卵。葉っぱの周りについた点々は産卵痕です。
ルリチュウレンジの産卵

上の状態を葉っぱをひっくり返してみると、こんな感じ。卵がよくわかります。
ルリチュウレンジの産卵

お尻で葉っぱをしっかりとはさんで葉っぱの組織の中に卵を入れ込みます。
ルリチュウレンジの産卵

きれいに並んだ卵たち。
ルリチュウレンジの卵

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

別の個体ですが、産卵の一連の動作を撮ってみました。

お尻で葉っぱをはさむ。
ルリチュウレンジの産卵

産卵管を葉っぱに差し込む。
ルリチュウレンジの産卵

産卵管を奥まで伸ばす。
ルリチュウレンジの産卵

産卵管をぎゅっと前に押し出す。卵のスペースを作っているのでは?
ルリチュウレンジの産卵

産卵管を戻す。
ルリチュウレンジの産卵

にょろっと卵が入ります。この一連の動作を、何度も繰り返して産み続けていました。
ルリチュウレンジの産卵

卵を拡大。
ルリチュウレンジの卵

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

近くにいたルリチュウレンジの幼虫。
最近は、食べ跡ばかりで幼虫自体はあまり見つからなくなりました。
それにしても、こんな食べ跡では、天敵から幼虫がいるのが丸わかりなのでは?
ルリ<br />
チュウレンジの幼虫

ルリチュウレンジの幼虫は、ツツジやサツキの葉っぱを食べる害虫です。
でも、葉っぱを食い尽くすのは一部分で、植物全体にダメージを与えるほどの害虫ではないように思います。

幼虫は、ちょうど手ごろな大きさだし、一か所に固まって生活しているので、鳥や蜂からすると格好の餌場になっているのでは?

※過去の記事: 「害虫ルリチュウレンジ」(2010.5.28.)

余談ですが…。
私は、いちおう昆虫愛好家兼園芸愛好家としてブログを書いています。
が、アクセスの多い記事を見ると、「気持ち悪い虫」や「害虫」の正体を知りたくて検索して来られる方が多いようです(^^;)

今頃の時期になると、ルリチュウレンジやユリクビナガハムシで検索して来られる方が多くなります。
「サツキ 黒い虫」「ツツジ 害虫」とか「ユリ 鳥のフン 虫」などなど。

どちらの虫もチャドクガやイラガ類のような害はないのだから、ちょっと優しく見守ってあげてほしいと思っています。



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ハキリバチの巣作り

今日、ハキリバチの仲間が葉っぱを運んでいる所に出会いました。

中学の水やりホースに、ハキリバチが何度も葉っぱを運んでいました。
野球の応援中だったので、席に座って1時間半ずっと観察してみました(^^;)

こんな感じでせっせと運んできます。
ハキリバチの産卵準備
ハキリバチの産卵準備
ハキリバチの産卵準備
ハキリバチの産卵準備

10時半分から12時までの観察の結果は…。
葉っぱを運び入れて、出てくるまでは1分弱。
出てから、また葉っぱを持って飛んでくるまでは約2分。
一応野球の応援もあったので、見逃しもありましたが、計13回搬入を確認。

持ってくる葉っぱの大きさはばらばら。
先端をかみ切ってきた感じの細長いものと小さい丸いもの。
下の4枚はすべて別々の搬入です。4枚目のように手ぶらで入り、しばらく中にいることもありました。
ハキリバチの産卵準備ハキリバチの産卵準備
ハキリバチの産卵準備ハキリバチの産卵準備

脱出の瞬間。上から見るとこんな感じです。
ハキリバチ

運んでくる時は、脚と顎でしっかり挟んでいます。
葉っぱをはさんで運ぶハキリバチ

ホースがあったのは、こんな場所。
週が明けたら、水やりに使うはず。水が入ったら、全滅です。
近くに植物はいろいろあったのに、わざわざ2分かけて、離れた場所まで取りに行っていました。
ホースのあった場所


どうせ近いうちに水で流されてしまうので、ホースの中身を出してみました。

ホースは20センチくらいのところで踏みつけられていたので、それ以上は葉っぱを入れていないはず。
ハキリバチの巣

こんなにたくさん入っていたなんて、びっくり!
同じ植物かと思ったら、そうでもないようです。柔らかい葉っぱばかり。細長い葉の先をちぎっているようです。
中に、オトシブミの揺籃みたいなものが2つ入っていました。これにも、びっくり。
ハキリバチの揺籃

この、オトシブミの揺籃みたいなものをじっくり見てみると…。

ひとつはふたつき、もう一つはふたなしです。
ハキリバチの揺籃

ふたつきの方のふたをあけてみると、オレンジの塊が。花粉団子のようです。
ハキリバチの揺籃

上部のオレンジの塊を取り除いてみると、さらにオレンジの塊が見えます。
ハキリバチの揺籃

揺籃を割ってみました。
オレンジの塊が底までびっしりと入っています。
よく探しましたが、卵らしきものはひとつも見つかりませんでした。
ふたをしてあるのに、産卵してなくていいのかな?
ハキリバチの揺籃

運ぶ葉っぱの大きさが、大きいものと小さい丸いものだった理由がわかりました!
丸いものは、ふたに使うために小さく切っていたんですね。

想像をはるかに上回るハキリバチの仕事ぶりに、心の底から驚きましたし、感動しました。
せっかく一生懸命に作った幼虫のための巣を壊してしまって、申し訳ないことでした。

「ハキリバチの巣」で検索すると、もっとすごいものが見つかります。さらにびっくり!

   ◇  ◇  ◇

練習試合、さらに、対戦相手は小学校の時の仲間ばかりの試合でした。
始めはひとりで撮っていましたが、最後には周りのお母さんたちも「来た来た!」と盛り上がり、ホースから出す作業は、周りの人たちの方がノリノリでやってくれました。
野球はそっちのけになってしまいました(^^;)


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オオスズメバチの肉団子作り

道端でオオスズメバチが肉団子を作っていました。

犬の散歩をしていたら、1頭のオオスズメバチがしつこく追いかけてきました。
襲われる心当たりもないので、少し離れて様子を見ていたら、地面の何かを探しています。
どうも、お仕事の邪魔をしてしまったようでした。

バッタの解体作業をしていたようで…。
ツユムシの仲間でしょうか。すでに、脚は外してあるようです。
※追記 これはハラビロカミキリのようです。おちゃたてむしさんがもっとわかりやすい記事を書いていらっしゃいます。
オオスズメバチ作業中

カメラを近づけても、一心不乱に作業中。
お腹の部分にかぶりついています。
オオスズメバチ作業中
オオスズメバチ作業中

腹部をかみ切ったら、適当に丸めて、抱えたまま飛び立ちました。
わりと大雑把な作業でした。
まだたくさん残っているので、幼虫に肉団子を与えたら、また戻ってくるのかもしれません。
オオスズメバチ作業中

<以前の関連記事>
キイロスズメバチの捕食
キボシアシナガバチの巣

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