虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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ヤマトシロアリ飛行準備完了?

そろそろヤマトシロアリの羽アリが飛ぶ時期かと思い、雑木林のコロニーをのぞいて来ました。
まだ結婚飛行前のようでしたが、準備万端の様子でした(>_<)  (2010年5月8日撮影)

ヤマトシロアリはツツジの咲く頃の雨上がりの日の午前中の昼間に羽アリが飛ぶそうです。
この辺りはオオムラサキツツジがピークを越えた感じです。
今日は昨日の雨も上がり、絶好の飛行日和でしたが・・・。

以前チェックしておいた広葉樹マツの切り株を割ってみると・・・。
立派な(?)羽アリがたくさん。
※ 訂正・・・広葉樹ではなくマツの切り株でした。羽アリ

こちらは脱皮後まもない羽アリのようです。
羽アリ

こんな感じでうじゃうじゃいます。
以前、クロオオアリの巣を結婚飛行前にチェックしていましたが、クロオオアリはこれほど羽アリが密集していませんでしたね。
ヤマトシロアリのコロニー

容器に入れて羽アリを拡大。
普通の働きアリよりもかなり大き目。
羽アリ

この羽アリたちが近日中に飛び立って結婚し、新しいコロニーを作ります。
新コロニーを作れる確率はかなり低いそうですが、
これだけたくさんいると、かなり不安にはなりますね。

ヤマトシロアリを観察するようになって気がついたのですが、最近シロアリ駆除の会社の宣伝が多いですね。
一年で一番のかきいれ時なんでしょうね。

<以前の関連記事>
シロアリのニンフ(2010年4月24日)

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シロアリのニンフ

最近、ヤマトシロアリのコロニーを見ると、羽アリの一歩手前のニンフをよく見かけます。
ヤマトシロアリの羽アリはツツジの咲くころに飛ぶそうです。
この辺りも、そろそろオオムラサキツツジが咲き始めるころです。
羽アリが飛んでも、交尾して新しいコロニーを作れる確率は相当低いそうですが・・・。

杭を引っこ抜いたら、ヤマトシロアリのコロニーが。
短い翅のついたニンフがたくさんいます。
シロアリのコロニー

雑木林の桜の切り株のヤマトシロアリのコロニー。
ここにもニンフがいっぱい。
シロアリのコロニー

ニンフを拡大すると・・・。
中央の翅のある3匹です。あと一回脱皮すると羽アリになるそうです。
ほかの幼虫より一回り大きくて、気のせいか逃げ足が遅い気がします。
ニンフ

こちらは兵アリ。
ヤマトシロアリの兵アリは逃走型で、べつに攻めてきたりしません。
兵アリ

おまけですが・・・、
シロアリのコロニーがあった桜の切り株にいたトビイロシワアリの集団。

トビイロシワアリは普通は土の中に巣を作るそうですが、これは切り株の中に穴を掘って集まっていました。
ずっと以前、ほかの場所で、トビイロシワアリが生きたシロアリを捕獲して運んでいるのを見たことがあります。
これはシロアリ狙いで出来た巣なのでしょうか?
トビイロシワアリ

しばらく留守にしている間に、枯れた庭木や杭にシロアリが・・・(゜o゜)
専門の業者さんにも相談しましたが、床下は去年点検したばかりなので、該当の朽木を取り除くだけにしました。

コロニーがあるだけでなく、ニンフまでいるのはやっぱり心配です。
まわりの庭や裏山のそれらしい所を探してみると、ヤマトシロアリってわりと簡単に見つかりました。

この辺りの雑木林は朽木を壊してみても、横浜にいた時ほどいろんな虫が動きません。
横浜の朽木はすぐに雨水で柔らかくなるし、甲虫やムカデ、アリなどがいっぱいでした。
もしかしたら・・・ここはシロアリ天国?

業者さんによると、樹木の消毒をいくらしてもシロアリには特に影響はないそうです。
「シロアリは自然界にいっぱいいて、見つけてもそれが家に入るかどうかは別問題。」というお話でした。

一生に一度もシロアリを見ない人が多いらしいですが、
どうして私のまわりは去年からシロアリだらけなんでしょう(゜o゜)

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庭のシロアリ(2)

7月に庭木にいるヤマトシロアリを見つけてから、
トラップにシロアリをおびき寄せる方式で駆除をしてもらっているところです。


前回のお話はこちら。

本日は第一回のトラップ点検日。
シロアリのいた庭木も根っこごと引っこ抜いたんだから、もうシロアリいないんじゃない〜?
と思ってましたが、
「残念ながら」というべきか、早期発見という意味で「幸運にも」というべきか・・・、
シロアリのいた庭木のそばのトラップにたくさん集まっていました。
やっぱり、地面のどこかに巣があるようです。
シロアリのトラップ

トラップに入れていた木材を割ると・・・。
普通よりは柔らかい木材だそうですが、積木みたいにつるっとした円筒だったものが、
1か月でスジスジに食い荒らされていました。
トラップを割ったところ

今回は働きアリばかりで、兵アリの姿はありません。
こんなに大量のシロアリ、初めて見ました(>_<)
動きは思ったより早くて、野球応援のウエーブのように、ぞわぞわと移動していました。
シロアリ

今回シロアリが見つかったトラップは1か所。
1か月でトラップに入るのは珍しいそうです。いいんだか、悪いんだか・・・。
ここに薬剤を投入し、数か月間様子をみるようです。


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庭のシロアリ

先週、庭のイヌツゲの木にヤマトシロアリを見つけました。

ショック!

去年から枯れ始めた木をそのままにしていて、あまり木に元気がないので、樹皮をめくってみました。
写真の左が働きアリ、右の茶色い2匹が兵アリ
樹皮の下に掘られた溝を隊列を組んで移動しています。
兵アリといっても全然攻めてくる感じはありません。逃げる一方です。
職あり兵アリ

下の写真は働きアリと一緒にいた芋虫。
これは何でしょうか?女王アリの幼虫?
女王の幼虫?

樹皮をめくってみると、他には・・・、
ダンゴムシファミリーがうじゃうじゃ。
カミキリかなにかの幼虫もたくさんいます。
見ている間にもヨツスジトラカミキリがイヌツゲに産卵していました。
弱った庭木をほおっておいてはだめなんですね・・・。

ダンゴムシ何かの幼虫

で、昨日シロアリ駆除業者さんが来られました

わが家の被害は、とりあえず庭木1本であることが判明。ほっと一安心。

ヤマトシロアリは地下に巣を作るそうで、
庭木を切っても本拠地は地面の中にあるようです。

今回の駆除対策として、ヤマトシロアリの結婚飛行の時期はもう終わっているということもあり、
「ベイト」という方法をとることになりました。
庭に13か所トラップを設置。
(トラップには木材がはいっています。)
トラップの木材にシロアリがついたら、毒餌を入れて、巣に持ち帰らせるという方法です。

わが家はアレルギー家系なので、直接駆除剤を撒くより安全で助かりました。
業者さんは1〜2か月に1回トラップの食いつき状況を確認に来られるそうです。
早くシロアリがつけば駆除も早いのです。

アメリカ乾材シロアリやイエシロアリじゃなかっただけよかったのかもしれません。

ちなみに、庭のイヌツゲはトラップ設置と同時に全面撤去しました。
切ってみるとシロアリがいたのはほんの表面で(でも広範囲)、芯は生木のままでした。
業者さん指導の下、大人4人で頑張りました。
汗だくで大変でした。

このイヌツゲについていたマルゴミグモファミリーは近くのバラの木に引っ越しさせました。
うまく生き延びられるでしょうか・・・。
ごめんね、マルゴミさんたち。

◆追記(2009.8.5.20:00)◆
いろいろ調べていると、ベイト式だからと喜んでもいられないようです。
生態系を守りたいと思っている私には悩ましい問題です。
ご参考サイト:岡崎シロアリ技研 http://www.sinfonia.or.jp/~isoptera/index.htm


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