虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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食事中のナナフシ
川沿いのエノキの木にナナフシがたくさん見つかりました。
(2020.5.9.)

春に卵から出てきたナナフシは、はじめは目の高さの木にもいますが、だんだん上の方に生活圏を移してしまいます。
まだ間に合いました。


ざっと20匹は見つけましたが、全部こんな感じにじっとしているものばかり。
ナナフシ

1匹だけ食事中のものがいました。
ナナフシって食事中だけは虫らしい感じがします。(2020.5.9.17.10)
ナナフシ

拡大。
ナナフシ


夜にクモを観察している時、コナラなどの低木にナナフシが見つかる時がありますが、昼間とは違ってモリモリ食べて活動的です。
世間のみんなは飼育しない限りナナフシはおとなしくてほとんど動かない虫だと思っているかもしれません。
あ、春に出てきたばかりのころはゆらゆら歩いているのを見かけますね。



<以前の記事>

「ナナフシは夜行性」2018.6.30

「ナナフシのお食事」2009.7.28


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ナナフシは夜行性
   
夜の雑木林で枝先を探していると、時々ナナフシに出会います。
 
大きくなってからは木の上の方に上ってしまうので、ビーティング採集するか風が強い日に落ちてくるのを狙うしかありませんが、夜だと低いところでも見かけます。

この日はこの場所にナナフシがあちこちで見つかりました。
茶色い個体と緑の個体。
2018.6.27.23:00
夜のナナフシ

もりもり葉っぱを食べています。
2018.6.28.23:00
食事中のナナフシ
2018.6.27.23:00
食事中のナナフシ

夕方にサクラの葉裏にいたナナフシ。
これはまだじっとしていました。
2018.6.2.18:30
夕方のナナフシ

上のナナフシ、お顔拝見。
ナナフシの顔

春先に地面に落ちた卵から孵化したナナフシは、はじめは低木の新芽を食べて育ちます。
エノキの幼木にいたナナフシ。
この木は道路沿いの隙間にあって毎年業者に剪定されていますが、毎年ナナフシとゴマダラチョウの幼虫が見つかります。
2018.4.9.12:00
春のナナフシ

----------------------------

<成虫がいない場所で毎年幼虫が見られる不思議>

上のナナフシの幼虫が見つかるエノキの木は、周りにはサツキしかない場所に生えています。
毎年株元まで剪定されるので、常にひこばえの状態。

春に幼虫のナナフシが見られますが、その後大きくなったナナフシを見たことがありません。

成虫がそばに卵を産むわけでもないのに、どうしてこの木に毎年ナナフシが登ってくるのか、不思議でした。

以前住んでいた街でも、住宅街のアスファルトから芽を出したエノキの幼木にナナフシの幼虫がいるのを見たことがあります。

少し前に、「翅がなくて飛べないナナフシは鳥に食べられることで卵を拡散させているのではないか」という研究が発表されていました。

→ 産経WEST「昆虫のナナフシ、鳥に食べられ卵を拡散か 神戸大など研究チーム」

これって、成虫がいないエリアに幼虫が現れる理由なのかもしれませんね。



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茶色いナナフシ

今朝、雑木林の展望台で、茶色いナナフシ(ナナフシモドキ)を見つけました。
展望台から落ちて、地面を慌てて逃げるナナフシ。大きくて立派な成虫です。
地面を歩くナナフシ

捕まえたら、口からたくさん汁を出しました。
嗅ごうと思う前に、青臭い臭いがぷーんとしました。うっ!
以前、ヒゲコメツキにも同じようなことをされました。→ 大きめコメツキ(2012.7.2.)
口から汁を出すナナフシ

ナナフシの首って、こんな色でしたっけ? 不自然な緑色。
茶色いナナフシをよく見たことがないので、初めて気がつきました。
ナナフシの緑の首

元いた展望台の柱に戻したら、歩きにくそうに慌てて逃げます。
歩きにくそうなナナフシ

ぽとんと落ちて擬死の振り。こんなに大きくては目立ち過ぎ。
ナナフシの顔

どうして歩きにくい展望台の手すりなんかにいたんでしょうか。ナナフシも光に集まる性質があるのでしょうか。


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ナナフシの赤ちゃんたち

エノキの幼木にナナフシモドキ(ナナフシ)の幼虫たちが上ってきていました。(4月18日撮影)

ナナフシは大きくなると木の高い所に上ってしまうので、偶然落ちてくるのを待つばかりですが、
今の時期は、地面で孵化した赤ちゃんたちが、日当たりのいいエノキの幼木の新芽にたくさん集まっています。
この街はエノキがたくさんはないので、今日やっと見つけることが出来ました(^_^;)

新芽に集まるナナフシの幼虫たち。
まだ1センチぐらいで、手で持ったら壊れてしまいそう。
ビニール袋にトンと落してお持ち帰り〜(^o^)
ナナフシは単為生殖なので、きちんと餌(エノキやコナラ)をあげていれば、可愛い卵を産んでくれます。
ナナフシ

小さいうちはシマシマ模様があります。
よく似たエダナナフシと比べて、触角が短いです。触角みたいに見えるのは前足。
私は、横浜で結局エダナナフシを一度も見ませんでした。
名古屋の実家のそばにはいましたが、関東にはエダナナフシは少ないのでしょうか???
ナナフシ

エノキの幼木で、ゴマダラチョウの幼虫も1匹発見。
ここは横浜じゃないので、アカボシゴマダラはいませんね。
横浜の時は、春のエノキの幼木にはアカボシゴマダラの幼虫がいっぱい見つかったので、会えないのはちょっと寂しいかも。
こんなこと言っていたら、外来生物擁護の人だと思われてしまう・・・(^_^;)
ゴマダラチョウもアカボシゴマダラも、越冬後の終令幼虫は春先の新芽の色に合わせて鮮やかな緑と赤ですね。
ゴマダラチョウ

おまけですが・・・、
夕方のマツバウンランはとても幻想的でした。

夕方出かけたついでに寄り道してみました。
マツバウンラン

拡大すると、こんな感じです。
園芸種のリナリアをもっと清楚にした感じ。
こんなこと言ってると、またまた外来生物擁護になってしまいます(>_<)
マツバウンラン

<過去の関連記事>
ナナフシのお食事(2009年7月28日)
迷子のトビナナフシ(2009年10月8日)



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迷子のトビナナフシ

台風18号は無事わが家を通り過ぎてくれました。
長雨が続いていたので、久し振りの晴天で、近所をお散歩してきました。


アジサイの葉っぱから顔を出したトビナナフシ。
きっと、上にあるクヌギの木から、強風にあおられて落ちたのでしょう。
迷子のトビナナフシさん、どうやっておうちに帰るのでしょう?
トビナナフシの顔

全体はこんな感じ。
名前に「トビ」とつくけれど、「飛び」?「跳び」?
私は、飛んだ所も跳んだ所も見たことがありません。
トビナナフシ

家でもトビナナフシを飼っています。
トビナナフシはほとんどがメスで、単為生殖をします。
だから、捕まえて1匹で飼っていても卵を産んでくれます。
卵はフンと同じようにポトッと下に落とします。

写真左は、卵とフン。
卵は小さなふたがついていて、植物の種子のような感じです。
このままフンを取り除いて(カビの原因になるので)、置いておくと、初夏にちっちゃな赤ちゃんが生まれてきます。
右は、うちのトビナナフシさん。
飼育容器を開けると、動きがとても速くて、じっとしていません。
卵とフントビナナフシ

お散歩の帰り道に富士山がきれいでした。
(実際はもう少し夕焼けがきれいでした(^_^;))
ここはお友達の家の前ですが、富士山ビューポイントなので、いろんな方が見に来られていました。
そういえば、横浜に来て最初にうれしかったのが、富士山があちこちから見えることでした(*^_^*)
日没後の茜色の空に黒いシルエットの富士山は特に絶景です。
今日の富士山


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ナナフシのお食事

天気が悪いので、家の生き物観察です。

ナナフシに久しぶりに(申し訳ない)新鮮なエノキをあげました。
幼虫の時にあった体のシマシマ模様もなくなったし、そろそろ成虫でしょうか。
ナナフシ

おなかがすいてモリモリ葉っぱを食べています。
口の下にある髭みたいなので葉っぱを挟んでいます。
前脚は「ばんざーい!」した状態です。

肉眼で見ると「小枝みたい」と思っていたナナフシですが、
拡大してみると、ちゃんと昆虫ですね。
ナナフシ横からナナフシ後ろから

ナナフシは雌だけで繁殖します。

もうしばらくしたら、ウンチするみたいにこんな卵を産んでくれると思います。
写真は去年のナナフシの卵
植物の種みたい。ウンチと選り分けるのが大変です。

密閉性の高い容器に入れておいて(乾燥を防ぐため)、来年のエノキの新芽が出る時期(4月)に霧吹きをすれば、カマキリの幼虫のもっと小さいようなのが生まれてきます。
ナナフシ卵
飼っていると、よく脚が取れてしまうし、食草のエノキも日持ちしないので、わりと手のかかる虫ですが、
私はナナフシが好きです。


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