虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
<< September 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
PR
RECENT COMMENT
PROFILE
RECOMMEND
日本のクモ 増補改訂版 (ネイチャーガイド)
日本のクモ 増補改訂版 (ネイチャーガイド) (JUGEMレビュー »)
新海 栄一
この本があったから、クモ探しが好きになりました。2017年2月に増補改訂版が出ました。
RECOMMEND
双眼鏡 PAPILIOII6.5×21 WF ポロプリズム 6.5倍 有効径21mm 62003
双眼鏡 PAPILIOII6.5×21 WF ポロプリズム 6.5倍 有効径21mm 62003 (JUGEMレビュー »)

虫も鳥も野球も、よく見える双眼鏡です。倍率も手ごろで、50cmから焦点が合うので、双眼鏡が初めての子どもでもすぐに使いこなせます。
RECOMMEND
クモの網―What a Wonderful Web! (INAX BOOKLET)
クモの網―What a Wonderful Web! (INAX BOOKLET) (JUGEMレビュー »)
船曳 和代,新海 明
クモの網標本の第一人者である船曳和代さんの本です。
標本の完成度もさることながら、イラストもわかりやすいし、研究者の新海先生のコメントもとても興味深いです。
RECOMMEND
虫の巣 (ずかん)
虫の巣 (ずかん) (JUGEMレビュー »)

うちの子たちが小さい時にこんな絵本があったら、楽しかったと思います。クモの住居も載っています。
RECOMMEND
さなぎ (ずかん)
さなぎ (ずかん) (JUGEMレビュー »)
鈴木 知之
観察や飼育をしていても、こんな風にさなぎの姿を目にすることは難しい。普段見えない部分を垣間見ることができる面白い図鑑だと思います。
RECOMMEND
 (JUGEMレビュー »)

写真ではなくイラストなので、識別ポイントがよくわかります。
初心者の私にも親切な図鑑。
MOBILE
qrcode
 
夜はこしきにいるビジョオニグモとアオオニグモ
  
ビジョオニグモとアオオニグモは、夜に見かけると、こしき(網の真ん中)にいることも多いようです。

ビジョオニグモとアオオニグモの昼間の様子は…。
金色の切れ網を張って、普段は近くにある葉っぱに糸で住居を作って隠れています。
ずっと住居に隠れていて、網に獲物が掛かると素早く獲物を捕まえて、住居に戻ってしっかり糸で巻いた後に体液を吸っています。
クモの姿は、獲物を取りに来た時だけしか見られません。


夜に見た、こしきにいるビジョオニグモとアオオニグモの様子です。

◆雑木林の脇のカシの木の下のビジョオニグモ

ビジョオニグモの金色の横糸で作った切れ網。(2017.9.3.22:30)
ビジョオニグモの網

住居に隠れているビジョオニグモ。
住居に隠れるビジョオニグモ

私がライトを当てていたら、なにかが光に飛んできて網に引っ掛かりました。
獲物が掛かったかとクモが出てきて…。そのままこしきに居座りました。
こしきにいるビジョオニグモ

クモの背中拝見。
獲物はゲットできなかったのにずっとこのままで、住居に隠れる様子はありませんでした。
こしきにいるビジョオニグモ


◆雑木林の横のキョウチクトウのアオオニグモ

網の中心で獲物にかぶりついていたアオオニグモの幼体。(2017.9.2.23:30)
アオオニグモ捕食

ちょっと引いてみるとこんな感じ。
アオオニグモ

普段は軽く糸を巻いたら住居に持ち帰るのに、このまま網の中にいました。
アオオニグモ

いつまでもライトを当てて写真を撮っていたら、さすがに嫌になったのか住居に戻りました。
食事中にお邪魔してこめんなさい。
アオオニグモ

翌日の夜にも、網の真ん中に止まっていました。(2017.9.3.22:00)
こしきにいるアオオニグモ


アオオニグモは初夏のクモで、ビジョオニグモは晩夏のクモですが、暮らしぶりがよく似ています。
私の印象では、アオオニグモは低木や茂みが好きで、ビジョオニグモはカシなどの常緑樹の下の雨のかからなくて障害物が少ないが好きなようです。
ビジョオニグモは風通しのいい場所を選んで網を張るようで、風のある日はなかなかうまく写真が撮れません。


※以前見たアオオニグモとビジョオニグモをピックアップしました。

「こんな時期にアオオニグモのオスの成体」(2017.8.22)
「ビジョオニグモの卵のう・ラッピングなど」(2016.10.29)
「アオオニグモとヒメアリ」(2010.6.2)


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

マネキグモが出嚢
  
8月26日に近所の雑木林から持ち帰ったマネキグモの卵のうが出嚢しました。

※卵のうを見つけた時の話
「卵のうを守るマネキグモ」(2017.8.28.)

既に出嚢済み(^^;) 卵のうと母グモの死骸と子グモたち。(2017.9.10.)
出てきたのは、おそらく9日だと思います。
卵のうの長さのわりに、子グモの数は多くありません。たぶん13。
マネキグモ出嚢

幼体を拡大。
マネキグモ幼体

卵のうには脱皮殻がたくさんついています。
マネキグモ脱皮殻

なんとなく母グモの周辺に集まっているように見えます。
マネキグモ 母グモの死骸と幼体

サイズがわかるように、定規を置いてみました。
卵のうは約25mm、子グモは約2mm。
マネキグモまどい

背景が白いと糸が見えにくいので、折り紙を敷いてみました。(2017.9.12.)
細い細い糸で幕のようなものができていて、子グモたちはその上や下にくっついています。
母グモも卵のうを糸でプラ容器に固定していますがそれよりもずっと細い糸。
マネキグモまどい

幼体を拡大。放置していたので、なんだか前撮ったときよりも痩せ細っています。
慌てて庭に放しました。
マネキグモ幼体


マネキグモは卵のうを見つけた雑木林(すぐ近所)でも、うちの庭でも、わりと見つかる普通種です。
夜にクモ見に出かけると、ライトの光に糸が反射して、昼間よりもずっと簡単に見つかります。

JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

雨の日のクモの網はどうなるのか(2)
 
夕方から翌朝まで小雨が続いた日のクモの網の様子のつづき。ジョロウグモです。

※前回の記事はこちら → 「雨の日のクモの網はどうなるのか(1)」

今の時期(少し前の時期については後で)のジョロウグモは、昼間に見ると馬蹄形をした円網とその前後に不規則網を張っていますが、雨が降らない日は、夜の間に壊れた部分や粘性が落ちた部分を部分的に張り直しています。


小雨の中、網を撤収するジョロウグモ。(2017.9.5.23:00)
普段は右半分か左半分だけ張りかえるようですが、この日は全面撤去しているのをたくさん見かけました。
ちぎれて小さく縮んだ網は、丸めて口の中へ。
網をたたむジョロウグモ

円網の部分を全部撤収して枝にぶら下がっている個体、縦糸だけを張っている個体など、いろいろでした。
枝の下に網がある個体は雨粒がかからなくて撤収する必要がないようでした。


翌日の夜明けのジョロウグモたちの網は…。

この日の日の出は5時半ごろ。まだ暗い5時過ぎに見に行ってみました。(5:20〜5:45)

枝の茂みの下の網は、ほぼ完成形の状態。
よく見ると、向かって左半分は横糸が乱れています。夜中のうちに右半分だけ新しく張り直したのでしょう。
これは、雨でない日の張り替えのルール通りです。
ジョロウグモの網

上に雨を遮るものがないあまり場所はこんな感じ。下の方だけ横糸が張ってあります。
雨粒がついていないので、横糸を張ったのは夜明け直前のようです。
ジョロウグモの網

こちらも雨を遮るものがない少ない場所。上の個体よりは横糸がたくさん張ってあります。
よく見ると、下の方の横糸は乱れていて、上の方はきれい。下を夜中に張って、上の方は夜明け直前に張ったのか?
ジョロウグモの網

こちらも下の部分だけ横糸が張ってありますが、雨粒でびしょびしょ。
ジョロウグモの網

ほかの網ですが、雨がかかって崩れた横糸の様子。
ジョロウグモの網

これも、マツの下で雨がかからない場所の網。
よく見ると、左半分の横糸は乱れていて、右半分はきれい。
左半分の乱れ方が、劣化というよりも、張り方が雑だったせいではないかと思うのですが。
これは、右半分が夜中、左半分は夜明け直前にやっつけ仕事という感じ?
うーん、わからない…。
ジョロウグモの網


ちなみに、普段見かけるジョロウグモの網はこんな感じ。
(2017.9.7.5:20)
向かって右半分が前の晩に張り替えたばかりの部分で、左半分はその前の晩に張りかえた部分。横糸が崩れているのでなんとなくわかります。前日風が強かったり埃が多かったりすると、もっと左右の落差が出ます。
ジョロウグモの網

雨のない日が続いていると、ジョロウグモは夜中のうちに円網の半分だけ切り取って張り替えます。
雨や大風の場合は、仕方がないので左右とも全面張り替え。
去年の秋、雨の晩とその翌朝に観察した時は、雨の間は縦糸だけになって、翌朝目の粗い横糸を全面に張っているものが多数派でした。

今回は翌朝に完成させる網がどんな形なのかまでは見て回りませんでした(軒下のものを見ただけ)。
これだけでは、ジョロウグモの雨の日の網の張り方のルールはわかりませんね(^^;)

ここから言えそうなことは、「ジョロウグモは1回の張り替えで円網半分の糸を出すパワーしかないらしい」ということでしょうか。


ちなみに、夜間観察を始めた7月下旬ごろは、夜中のジョロウグモは網を張らずに枝先にぶらんとぶら下がっている個体がたくさんいました。
あれはどういう状態だったのか気になりましたが、ほかのクモに気をとられて、深く追求せずに終わりました。

今の時期は、雨ではない日の夜のジョロウグモは網を張り替えたり獲物にかぶりついたりしていて、ただぶら下がっているだけの個体はほとんど見かけません。


余談ですが…。
普段クモに興味のない方で「雨の日にクモの巣がいっぱい」「雨だとクモの巣が増える」と感じている方がおられるようですが、「雨が降ると網に水滴がつくから網が目立つ」というのが実際のところです。


今回見たように、ジョロウグモとしては「できるだけ雨粒をつけたくない」と思って暮らしているようです。雨粒がついてしまうのは急な雨の時。
コクサグモの棚網のように、雨でも撤収も張り替えもしないクモの網は、確かに雨が降ると目立ちます。でも、「クモの巣が増えた」わけではないですね。

ご参考に、雨粒だらけのコクサグモの網。(2012.7.22.9:00)
コクサグモの網

獲物を襲うコクサグモ。(この獲物はムツボシオニグモのオスか? いまだに不明)
コクサグモの網は粘性で獲物を捕まえるのではなくて、網に迷い込んだものを腕力で捕まえる方式なので、粘球がついていません。雨が降っても劣化しないので、張りかえる必要がないようです。
獲物を襲うコクサグモ

ちなみに、同じ日に撮った雨粒だらけのジョロウグモの網も載せておきます。
まだ幼体なので、不規則網の部分が少なくて、個体同士近くで重なり合っていて、美しく見えます。
ジョロウグモの網

※去年の秋(10〜11月)に見たジョロウグモの網の張り替えの様子
「ジョロウグモは網を張りかえるのか(1)」

「ジョロウグモは網を張りかえるのか(2)」

「ジョロウグモは網を張りかえるのか(3)」


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

雨の日のクモの網はどうなるのか(1)
 
雨が降るとクモたちは網をどうするのか?
夕方から小雨が降り続いた晩と翌日の早朝に確認に行ってきました。


クモの網は、よくあるイラストに出てくるような円い網以外にもいろんな形の網があります。
今回は円網を張るクモについて調べてみました。

網の張り替え方は、ざっと分けてみるとこんな感じ。
・毎晩新しい網を張るもの(オニグモやトリノフンダマシ)
・毎晩リフォームするもの(ジョロウグモ)
・壊れたらリフォームするもの(コクサグモやヒメグモ)

晴れた日は通常のルール通りのようですが、雨の日や風が強い日は状況が変わります。
あまり大雨だと、粘球に水分がついて横糸同士がくっついたり、網が崩れたり…。
風が強すぎると、網が破れたり、網を張る作業自体が上手くいかなかったり…。

先日、夕方から小雨が降ったり止んだりの晩があったので、クモの網がどうなっているのか、確認しました。
網を際立たせるために白飛びさせて撮って見苦しい写真ですが、すみません(^^;)
(2017.9.5.〜9.6.)


◆コゲチャオニグモ◆
コゲチャオニグモは日没後に網を張るクモですが、小雨の中でも普段通りの形の網を張っていました。(2017.9.5.22:40)
この個体と併せて3個体を見かけましたが、どれも普段通りでした。
コゲチャオニグモの網

翌朝行ってみたら、上の個体はやっぱり同じ形のまま水滴が増えていました。(2017.9.6.5:26)
コゲチャオニグモの網

翌朝、別の個体は横糸が下の方だけと足場糸が張ってありました。(2017.9.6.5:26)
横糸に水滴があまりついていないので、夜の間にいったん撤収(自分で糸を食べる)して、明け方に縦糸と足場糸と横糸の下の方だけ張り直したようです。
この日の朝は、ジョロウグモの網にこんな感じの張り方のものがたくさんありました。
コゲチャオニグモの網

ご参考に、上のクモの普段の網。(2017.9.7.5:10)
コゲチャオニグモの網

◆コガネグモダマシ◆
コガネグモダマシも、夜に網を張って朝にはたたむクモ。
普段はゲホウグモのような目の細かい網を張りますが、雨に備えているのか、かなり粗い網。(2017.9.5.22:50)
コガネグモダマシの網

上の網を早朝に見に行ったら、形が少し崩れただけで水滴だらけでした。(2017.9.6.5:40)
コガネグモダマシの網

上のクモの晴れた晩の網はこんな感じです。(2017.9.4.23:20)
張りたてのコガネグモダマシの網は、いつ見ても美しくてほれぼれします。
コガネグモダマシの網

◆ゴミグモ◆
ゴミグモは昼も円網の中にいるクモです。いつ張りかえているのか、私は知りません(^^;)

これはまだ小さい幼体の網ですが、普段と違って目の粗い網を張っていました。(2017.9.5.22:00)
これは縦糸と足場糸だけが張ってある状態です。これから新しく横糸を張ろうとしていたところなのか、雨だからこういう状態にしてあったのか、そのへんはわかりません。
ゴミグモの網がたくさんある場所で観察してみないと、ゴミグモの雨の日の対応はわからないですね。
ゴミグモの網

ご参考に、上の個体は雨でない日はこんな感じの網です。(2017.9.7.5:00)
ゴミグモの網

◆トガリオニグモ◆
トガリオニグモは、網を張っていることを見たことが3回しかありません。
毎晩は張らないのか、それとも深夜に張るのか、私には謎のクモ。

雨の夜中には張っていませんでしたが、翌日の早朝には立派な網が張ってありました。(2017.9.6.5:30)
トガリオニグモの網

上の網を拡大。水滴がついて横糸が崩れています。
トガリオニグモの網

◆ゲホウグモ◆
ゲホウグモは夜網を張って、日の出のころにたたみます。
夜8時に張っている個体もいるし、11時過ぎに張り始める個体もいます。

ゲホウグモは、この程度の雨では網をたたまないようです。(2017.9.5.22:50)
幼体は水平に張った網もあって、雨粒が横糸につきそうですが、たたむ気配なし。
ほかにもたくさん網がありましたが、みんな普段通りでした。
ゲホウグモの網

上の個体、翌朝行っても同じような状態でした。(2017.9.6.5:20)
ゲホウグモの網

別のゲホウグモ。これはやや傾いた水平円網でした。(2017.9.5.22:00)
ゲホウグモの網

上の個体の翌朝の様子。(2017.9.6.5:20)
ゲホウグモの網

これはまた別のゲホウグモですが、夜遅くなってから網を張ったようでした。(2017.9.5.23:00)
この日は夕方から朝までずっとしとしと雨で、上に雨を避けるものは何もないのに雨粒が全くついていません。
ゲホウグモの網

翌日の朝、夜明け前に見に行ったら、ゲホウグモの網はみんなそのままでしたが、日の出の後にこしきからいなくなるクモが増えて、その後次々と網をたたんでいました。
ゲホウグモの網の撤収は一瞬です。
クモが網のどこかの部分を切ると、シューンと一本糸になってしまいます。

◆トリノフンダマシ◆
トリノフンダマシ、こんなに観察しているのに、やっぱり網を張るタイミングがわかりません(^^;)
私の目が節穴なのか、ここが特殊なのか…。

円網には見えないほどに崩れたトリノフンダマシの同心円状円網がひとつだけありました。(2017.9.5.22:00)
このあと、すぐに撤収してしまったので、こんな写真しか残っていません(^^;)
トリノフンダマシの網

上のトリノフンダマシ、撤収した後に葉裏に隠してあった獲物にかぶりついていました。
トリノフンダマシ

この晩のほかのトリフンたちは、撤収した網を丸めたものを食べるところだったり、獲物にかぶりついていたり。
雨だから早い時間に網を張って、さっさと撤収したのではないかと思います。

翌日の早朝はトリノフンダマシの網は一つもありませんでした。
ちなみに、晴れた日の夜明け前に行くと、崩れた同心円状円網が残っていることがあります。何度か確認に行きましたが、明るくなる前に撤収してしまいます。


◆まとめ◆
調べた個体数が少なすぎるので、決めつけてしまうことはできませんが、今回見たクモたちはこんな感じ。
なにかで、「雨だとガなどの獲物が低く飛ぶから、クモは低い位置に網を張る」と読んだことがありますが、今回のクモたちはいつも通りの高さに網を張っていました。

コゲチャオニグモ→小雨なら網は普段通り。雨がたくさん当たる場所は夜中に張り直し。

コガネグモダマシ→小雨なら網は普段通り。

ゴミグモ→小雨でも横糸は撤収。

トガリオニグモ→小雨でも網は普段通り。

ゲホウグモ→小雨なら網は普段通り。

トリノフンダマシ→小雨なら、早めに網を張って撤収。


今回見た雑木林と草むらで一番目立ったのはジョロウグモですが、これは次の記事にまとめます。
ジョロウグモは去年の秋しつこく観察しましたが、だいたい予想通りの状況でした。

ヒメグモやコクサグモなどのシート網は、使用する糸の量が多いので、簡単には張り替えはできないようで、雨が降ったからといって撤収せずに普段通りだと思います。
夜中に観察するようになって気がつきましたが、ヒメグモは昼間は枯れ葉などで作った隠れ家に卵のうや子グモと一緒に隠れていますが、夜は隠れ家から離れていることが多く、不規則網の部分のリフォーム作業をしています。


JUGEMテーマ:昆虫写真



にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

トリノフンダマシが出のう
  
トリノフンダマシの卵のうから子グモたちが出嚢してきました。

アリに襲われていた卵のうを一つ持ち帰っておいたのですが、9月2日に出嚢しました。
ぬるいクーラーの入った部屋に置いてありましたが、産卵から約3週間で出てきたことになります。

以下、卵のうができた日から出嚢するまでをたどります。

この写真は以前もアップしていますが、桜にできた卵のう。たぶん8月13日の夜に作ったもの。
トリノフンダマシの卵のう

上の卵のうにハリブトシリアゲアリが集まって、穴を開けていました。(2017.8.25.23:00)
トリノフンダマシの卵のうに穴を開けるハリブトシリアゲアリ

穴はまだ貫通していなくて、中の子グモは大丈夫そうなので、持ち帰り。
トリノフンダマシの卵のうに穴を開けるハリブトシリアゲアリ

初日は数頭しか出ていませんでしたが、これだけ出てきました。(2017.9.4.)
トリノフンダマシ出嚢

糸を出して、まどいを作っています。
トリノフンダマシ幼体

ひとつ外に出てきてもらって撮影しました。
トリノフンダマシ幼体

別の角度から。
トリノフンダマシ幼体


同じ卵のうでちょっと気になることがありました。

中央下にクサカゲロウの幼虫のような影が写っています。翌日見に行ったら、この影はまったくありませんでした。(2017.8.23.20:00)
カマキリモドキの幼虫?

わかりにくいので、拡大。これってカマキリモドキの幼虫じゃないでしょうか?
カマキリモドキはコマチグモの仲間に寄生すると言われています。
トリノフンダマシの子グモたちでは小さすぎて寄生するのは無理そうです。
クモの卵を食べにきたのかな?
カマキリモドキの幼虫?



↓ いつもの雑木林のトリノフンダマシの私の備忘録です。

第一陣は出嚢しましたが、9月3日にも新しい卵のうができていました。

卵のうは、草取りで3つ、アリに食われて1つ(この記事の卵のう)なくなって、今は4つ。

親グモは、草取りで大きめのメス4頭がいなくなりました。
今確認できるのは4頭。うち、まだ産卵していないのが2頭。

8月にあちこちで見かけたトリノフンダマシのメスは、大きくなるのを確認する前に行方不明になりました。
あんなにたくさん見つかったのに、結局例年通りの頭数になったようです。


※今年ここで見たトリノフンダマシの記事


「トリノフンダマシの産卵と交接」
(2017.8.24.)
「トリノフンダマシの交接、卵のう」(2017.8.17.)
「トリノフンダマシが脱皮していました」(2017.8.7.)
「今年も近所のトリノフンダマシ」(2017.7.28)


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

卵のうを守るマネキグモ
 
雑木林のそばのサツキの植栽で、マネキグモが卵のうを守っているのを見つけました。

ゲホウグモの幼体がたくさん網を張っていたので覗いていたら、同じ茂みに手足を伸ばしても1僂覆い茲Δ淵泪優グモがいくつも糸にぶら下がっていました。

小さすぎて私の技術では撮れないのでスルーしていたのですが、一つだけ大きめの個体がいて、小枝のようなものがついています。手足を伸ばして1.8cm。(2017.8.26.21:30)
卵のうを守るマネキグモ

「小枝」が邪魔だったのでそれだけを引っ張ったら、クモが離れずに一緒についてきました。
離そうとしても剥がれません。
今考えると、糸で固定してあったのかもしれません。
手元でよく見ると、この「小枝」は卵のうのようでした!

卵のうを守るマネキグモ拡大。
第一脚でひっかけているようです。
卵のうを守るマネキグモ

辺りには小さいマネキグモが糸にぶら下がっています。
小さすぎてわかりませんが、7〜8頭いたと思います。

ラッピングした獲物を抱える極小サイズのマネキグモ。
マネキグモは条網という数本の糸を張ってぶら下がりますが、これは糸をX字に張っていました。
仰向けにぶら下がっているのを上から撮っています。
獲物を抱えたマネキグモ

こちらもY字でにぶら下がるマネキグモ。糸はY字でした。
マネキグモ

待機姿勢はI字の方が多いようでした。こちらは、糸は一本糸。
マネキグモの条網は梳糸(そし)という微細な糸が集まったものだそうですが、こうやって小さい糸の塊を丸めているのをよく見かけます。(というか、写真に撮ると写っています(^^;))
マネキグモの梳糸


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

自宅に帰ってから、卵のうを観察。

親グモよりも長いです。
卵のうの右端が黒くなっていますが、出のうの跡らしき穴は見当たりません。
(マネキグモはこれはお腹の側。)
マネキグモと卵のう

マネキグモにちょっとポーズしてもらいました。
マネキグモと卵のう


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

容器に入れておいたら、卵のうが糸で固定してありました。

いつの間にか糸が張り巡らされて、卵のうが容器に固定してあります。(2017.8.28.)
マネキグモの卵のう

これ、やっぱりまだ出のう前だと思うのですが…?
マネキグモの卵のう


※追記2017.9.12.
この卵のうから出てきた子グモ達の様子はこちら → 「マネキグモが出嚢」(2017.9.12.)



※ご参考
「マネキグモがいました」(2010.5.25.)


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

ゲホウグモの網(2)
 
先日ゲホウグモの網を見つけた場所を、翌日の夜よく探してみました。
探したら、いくらでも見つかることがわかりました。
去年までマルゴミグモがいた場所がゲホウグモとジョロウグモなどに置き替わっていました。


おそらく幼体の網だと思いますが、公園の植栽の低い位置にいっぱい。
今回は早めに行ったので、網を張っている最中の個体もいました。(2017.8.26.21〜22時半に撮影)

では、たくさんのゲホウグモの網を…!

サツキの間に貼ってあったゲホウグモの網。(21:54)
地面から数十センチの低い位置で、水平円網。
ゲホウグモの網

ソテツの木の上にあった出来立てのゲホウグモの網。これもほぼ水平。(22:00)
出来たばかりのゲホウグモの網

サツキにあった出来立ての正常円網(垂直な円網)。(21:21)
網が完成

これはかなり小さい正常円網。直径2〜3センチ。
糸が細くて軽いようで、少しの風にもたなびくので撮りにくい…。
※追記2017.9.12. この網はサツマノミダマシあたりの幼体かもしれません。ゲホウグモにしては横糸が粗すぎるような気がします。
小さなゲホウグモの網

風通しのいい場所だと、すぐに横糸同士がくっついてしまいます。(21:03)
ゲホウグモの網

周りに草が多くて、破れが激しい網。(21:08)
破れが激しいゲホウグモの網

上の網主はこちら。
ゲホウグモ

足場糸を張るゲホウグモ。(21:01)
カメラを向けるとすぐに固まってしまって作業を止めてしまいます。
ほかのクモは網を張っている時にフラッシュの光をあまり気にしませんが、ゲホウグモは敏感。
足場糸を張るゲホウグモ

上のクモ、しばらくして見に行ったら…。(21:21)
2頭が重なるようにそれぞれ網を張っていました。
すぐそばで重なる網

猛スピードで横糸を張るゲホウグモ。(21:30)
私もそれほどたくさんのクモの網張りを見てきたわけではありませんが、私が見てきた中で最速。
カメラが追いつかない速さでくるくると横糸を張っていきます。
横糸を張るゲホウグモ

カメラや光を当てると、ポロッと下に落ちたり、網の端に逃げるのですが、クモ自身が移動するだけで網が傷みます。
かなり壊れやすい繊細な網。(22:25)
網を移動するゲホウグモ


「日本のクモ」(文一総合出版)によるとゲホウグモは正常円網(地上に垂直な円網)とありますが、今回見た小さい網は垂直、水平、斜めなどいろいろでした。
前日に見た成体と思われる立派な円網はきれいな正常円網だったので、大人になると垂直になるのかもしれません。

小さい虫が触れたり、強い風が吹いただけでも横糸同士がくっついて網が崩れます。

私が触って網を壊してしまったら、また最初から張り直しをしていた個体もいました。
もしかしたら、破れやすいから一晩のうちに何度も作り直しをするのでしょうか???

前日に見たような大きめの円網がないか探してみましたが、一つも見つかりませんでした。
成体はもう少し遅い時間に網を張るのかな???

この雑木林と広場(今回見たのは広場)は何年も前から観察している場所です。
こんなにゲホウグモがたくさんいるのにはびっくりしました。

去年まではゲホウグモがいた場所にはマルゴミグモがたくさん網を張っていました。
今年はマルゴミグモはすっかり姿を消して、探しても見つかりません。
剪定業者の剪定のタイミングのせいか、マルゴミグモに合わない天候が続いたのか、どういう理由なのでしょうね。

疑問がいろいろ残りました。


※この前日に見たゲホウグモのお話
「ゲホウグモの網(1)」
(2017.8.26.)


※追記1
後で気がついたのですが、ゲホウグモって愛知県では希少種のようです。
愛知県準絶滅危惧 ゲホウグモ
クモは観察者も少ないし、ある年だけ異常にたくさん見られることもあるので、よくわからないものですね。
------------------  追記1はここまで



※追記2
ゲホウグモ、自宅の庭にも見つかりました。(2017.9.6.19:30)
いつもの雑木林には数え切れないほどいるし、本当に希少種なのか疑問に思えてきました。
昼間は木の芽みたいで見つけにくいし、夜張る網も張る時間が遅めだし、強い光のライトを当てないとわかりにくいから、見逃されているだけなんじゃないかという気がしてきました。
庭のゲホウグモ
------------------  追記2はここまで




JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

ゲホウグモの網(1)

ゲホウグモは、夕方網を張って朝にはたたんでしまうクモです。
レコード盤のような美しい網を張るというので、一度は見たいと思っていました。
近所の雑木林で卵のうを見るので、いることはわかっていましたが、初めて立派な網を見ることができました。


コガネグモ科のほかのクモの円網と比べて、目が細かくて美しい網とは聞いていましたが、一目見て「これがゲホウグモの網!」とわかりました。
LEDライトを当てると、キラキラと輝きます。

雑木林の入り口に、高いところまで枠糸を伸ばして張られていました。(2017.8.25.22:30)
(これは、私が写真を撮り過ぎて網主が網の外に隠れてしまった状態)
ゲホウグモの網

網主はこちら。
ゲホウグモ

網を拡大。
すでにいろんなものが網にかかった後のようで、かなり傷んでいます。
きれいな網を見るためには、もう少し早い時刻に行った方がよさそうです。
ゲホウグモの網を拡大

横糸の目が細かくて、縦糸はそれほど密ではないようです。
目が細かいゲホウグモの網

カメラを向けていると、網主はすぐに枝先に逃げてしまいます。
クモには見えません。
ゲホウグモ

別の角度から。
ゲホウグモ

上のゲホウグモの網から数十センチのところに、小さいゲホウグモが糸を渡してぶら下がっていました。
隣りにいたゲホウグモ



◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


ゲホウグモ幼体の小さい網。(2017.8.25.23:30)

トリノフンダマシの観察をしていると、足元に目の細かい小さい網がいくつかあって気になっていましたが、これはゲホウグモの幼体の網だったようです。

これは直径5cmぐらいの網。網主は小さすぎてうまく写せませんでした。
地面すれすれの高さに張られています。
まだ小さいゲホウグモの網

こちらはおそらく直径3cmぐらい。
まだ小さいゲホウグモの網

こちらは直径5cmくらい。
この小さい3つの網は、30cm四方の狭い場所に固まって張ってありました。
まだ小さいゲホウグモの網


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


ゲホウグモの網を見つける前に、不明グモとして自宅に持ち帰ったものがありました。
今はっきりしましたが、ゲホウグモの幼体だったようです。(2017.8.22.)

基本的にはこの体勢を崩しません。この状態で体長約1.5mm。
ゲホウグモ幼体

刺激すると手足を開いてくれますが…。
すごい勢いで動き回って、またすぐに閉じてしまいます。
ゲホウグモ幼体

頭胸部と腹部の接点が寄生蜂のように細い不思議な形。
ゲホウグモ幼体

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

ご参考に…。
以前に見たゲホウグモの卵のう
中で孵化していて、出のう直前でした。(2010.8.10.)
ゲホウグモ


「日本のクモ」(文一総合出版)によると、ゲホウグモの出現時期は6〜8月とあります。
成体が見られるのは今の時期がラストチャンスということでしょうか。
滑り込みセーフだったようです。

※翌日にもう一度確認に行ったら、幼体の網がたくさん見つかりました。↓
「ゲホウグモの網(2)」
(2017.8.26.)


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

ヒシガタグモの仲間
  
夜に雑木林の枝先を見ていて、ヒシナガグモの仲間が糸にぶら下がっているのを見つけました。

カメラを向けると糸をたどって機敏に移動。
昼間に枝先でじっとしているのは見たことがありますが、夜は別人のようでした。
ヒシナガグモの仲間も似ている種類が多くて、同定に自信が持てません。

糸にぶら下がるハラナガヒシダカグモ。(2017.8.16.20:15)
手を伸ばせばカメラが届くような高さの桜の枝先でした。
ハラナガヒシダカグモ♀

葉っぱに移動してもらって…。
ハラナガヒシガタグモ♀

拡大。メスのハラナガヒシガタグモでいいと思います。
ハラナガヒシダカグモ♀


「日本のクモ」(文一総合出版)によると、
このクモはX字状の網を張って、1.5mから地表近くに生息するほかのヒシダカグモ属に比べ、低い場所ではほとんど見られない…とのこと。


この時ぶら下がっていた糸がX字だったかどうかは確認していません(^^;)


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


こちらも、同じように梅と桜の間で糸にぶら下がっていたクモ。(2017.8.24.23:15)
これもハラナガヒシダカグモかと思ったのですが、違うようです。
ヒシガタグモ♂亜成体?

下からあおって撮るとこんな感じ。
ムラクモヒシガタグモに模様が似ていますが、頭胸部が黒くないのでヒシガタグモのオスの亜成体でしょうか。
※追記
よく考えたら、ヒシガタグモのメスなのかもしれません。ムズカシイ…。

ヒシガタグモ?

斜め下から。
ヒシガタグモ?

図鑑にあるメスのヒシガタグモよりも「菱形」っぽさが少ないし、毛深いです。
目が一本角のようなところに固まってついていて変わった形。
ヒシガタグモ?

「日本のクモ」によると…、
ヒシガタグモもX字状の網を張って、樹木や草や岩との接点に粘球をつけて、そこにふれたアリや小昆虫を釣り上げて捕まえるのだそうです。


このクモも高さ2メートルぐらいのところにいました。
触肢が膨らんでいるか確認していましたが、まだのようでした。
すぐそばにマネキグモもぶら下がっていましたが、エサになりそうなものは出のうしたばかりのウロコアシナガグモなどの子グモぐらいではないかと思います。


ヒシガタグモの仲間は、私の観察が甘いせいか、いつも偶然で会えるクモです。
クモの観察を始めてから今年で10年になりますが、ちっとも進歩がありません(^^;)


※追記
この後も気にして見ていたら、ヒシガタグモspがいくつか見つかりました。
今後迷わないように、記録として載せておきます。(2017.8.26.22:00)

膝丈の草に糸を渡してぶら下がっていたヒシガタグモ♀。
ヒシガタグモ♀

上のクモを拡大。
ヒシガタグモ♀

腰丈の草に糸を渡してぶら下がっていたヒシガタグモ♂。
ヒシガタグモ♂

全体の姿を見るとハラナガヒシガタグモに見えるのですが、触肢が膨らんでいるのでオスのクモ。
ハラナガヒシガタグモのオスは腹部が黒くなるようなので、ヒシガタグモのオスになるんじゃないかと思います。
ヒシガタグモ♂

上のクモを拡大。
ヒシガタグモ♂

ヒシガタグモの見極めはムズカシイです。
まったく自信がないので、参考程度にご覧ください(^^;)


---------------------  追記はここまで



余談ですが…。
最近、遅ればせながら高須賀圭三さんのクモヒメバチの本を読んでいます。
中に出てくる高須賀青年のクモの観察の様子にちょっと影響を受けました。
高須賀さんはハチの研究者ですが、クモを狙う立場からクモを見ると、ただクモだけ見ているよりもたくさんの発見があるようです。

クモを利用する策士、クモヒメバチ: 身近で起こる本当のエイリアンとプレデターの闘い (フィールドの生物学)




JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

トリノフンダマシの産卵と交接
 
トリノフンダマシが産卵して卵のうを作っているところを見かけました。
また近所の雑木林での観察です。


糸の塊を作り始めてから卵を糸で覆うまで、約1時間見てきました。(2017.8.22.23時ごろ)
ついでに、翌日のメスの様子も…。(2017.8.23.21時ごろ)


不規則網で葉っぱをまとめた中でトリノフンダマシが糸を出していました。(23:29)
この作業をしているのに気がついたのが22:50。ずっと動いていますが、進捗状況はゆっくり。
糸を巻くトリノフンダマシ

じっと見ていると、平たい丸い塊にしています。(23:32)
糸を巻くトリノフンダマシ

こんな感じの囲いの中で、休まず少しずつ糸を出しています。(23:38)
この囲いは、私が気がついた時点で既にできていました。囲いを作るだけでも結構時間がかかりそう。
糸を巻くトリノフンダマシ


ここで、痛恨のミス。
あんまり同じ作業が続くので、ほかのトリノフンダマシを撮りに行っているすきに、一番肝心な「卵を絞り出す瞬間」が済んでしまいました(^^;)


さっき作った平たい糸の塊に黄色い卵が産みつけられています。(23:41)
卵のうを作るトリノフンダマシ

黄色い部分を拡大すると、小さい丸い粒々が。(23:43)
母グモは、産卵前と比べるとかなりお腹がひっこんでいます。卵を産む体力と糸を大量に出す体力のダブルパンチ。
トリノフンダマシの卵

お尻の糸いぼから糸を出しながら、卵の周りを包んでいきます。(23:43)
卵のうを作るトリノフンダマシ

卵が見えなくなりました(23:55)
卵のうを作るトリノフンダマシ

黄色い部分がほとんど見えなくなりました。(0:03)
卵のうを作るトリノフンダマシ

卵のうを拡大。(0:04)
卵のうを作るトリノフンダマシ

こんな感じで、作業はまだ続いていました。(0:02)
「早く帰りなさい」と先に帰った子どもから電話が来たので、この先はあきらめて帰宅。
卵のうを作るトリノフンダマシ


翌日の夜、卵のうを見に行きました。

すっかり固まって茶色くなり、白い糸は見えません。(21:22)
オニグモは卵のうを白い糸で包んだ後に茶色い糸で仕上げの覆いをしますが、トリノフンダマシの卵のう出来立ては黄色いです。黄色い糸で仕上げしたのでしょうか。最後まで見たかった…。
翌日の卵のう

卵のうのそばに昨日のメスがいて、そこにオスが交接を迫っていました。(21:25)
卵のうとトリノフンダマシ♂♀

交接のために近づくオス。(21:21)
トリノフンダマシの交接

実際に接触するのは1秒か2秒程度。
トリノフンダマシの交接

「近づいて交接、すぐに離れる」を3回ほど繰り返していました。(21:23)
トリノフンダマシの交接

その後、メスが葉っぱにくっついてしまいました。
前回交接を見たときにも感じましたが、メスが糸にぶら下がっている時でないと、オスは交接ができないようです。
しばらくの間、オスはメスのお尻を突いたりしていましたがメスの方は無反応。

メスの隣りでじっとしていました。(21:52)
トリノフンダマシオスとメス

この後、あんまりメスが動かないのでちょっと指先で突いてみました。
普通、夜はトリノフンダマシの活動時間帯なので、突くと手足を伸ばして糸にぶら下がったり逃げたりします。
なのに、このトリフンのメスは手足をギュッと閉じたまま、ころっと地面に落ちました。
拾い上げてもしばらく全然動かなくて…。

そのまま卵のうのそばにくっつけておいたら、数分後に動き出しました。

この擬死のような状態は、交接の後の疲れからなのか、それともチョウの交尾拒否のような状況だったのか?

時間を置いて再び見に行ったら、ちゃんと動いていて風に糸を流していました。
これから網を張るところだったのかもしれません。
この日はほかのトリノフンダマシもまだ網を張っていませんでした。

こんなに見に行っているのに、トリフンの網張りのルールがいまだにわかりません(^^;)
たくさんの網がある日もあるし、早くから張っている日もあるのに、遅くなっても全然張らない日も。


余談ですが…。
子どもが遠方の学校に通い始め、下校後もあれこれあって帰りが遅くなりました。
歩いて迎えに行くついでに始めた夜間観察ですが、あんまり新発見(私にとっての)が続くので、お迎えよりも観察の方がメインになってしまいました(^^;)


※今年ここで見たトリノフンダマシの記事

「トリノフンダマシの交接、卵のう」(2017.8.17.)
「トリノフンダマシが脱皮していました」(2017.8.7.)
「今年も近所のトリノフンダマシ」
(2017.7.28)

JUGEMテーマ:昆虫写真





にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ