虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(3)

ジョロウグモの網の張り替えの観察、第三弾です。
雨が降った夜の翌日の昼のクモの網の様子と、その晩の様子など…。
雨降りで想定外の張り替えが必要になると、目の粗い網が増えるようです。


■11月1日15時半ごろ

午前中には縦糸と足場糸だけのジョロウグモがほとんどでしたが、日中の間にどのクモも全体に(←いつもの夜のように左右半分ずつではなく)、横糸を張り直してありました。
ただ、いつもの網と比べると、横糸の間隔が広めだったり、雑な感じに仕上がっているものがほとんど。

こちらは、目が粗くて雑な感じの網。
1回で網全体を張り直したので、糸を排出する栄養源が足りなくて、雑になってしまったのでしょうか。
午前<br />
中に全て修復した網

これは、きれいに全体に横糸が張ってあります。
ここは風通しもよくて獲物もかかりやすいので、栄養状態のいいクモだからかもしれません。
夕方はかなり風が吹いていて、せっかく張ったのに、落ち葉が貼りつく網がいくつも見られました。
午前中に全て修復した網

このクモは、飛んできた落ち葉を獲物と間違えてラッピング。すぐに気がついて、下に落としました。
落ち葉を獲物と間違えて


■11月1日19時半ごろ

どのクモも朝一番は縦糸と足場糸の状態で、午前中のうちに全面横糸を張ったせいか、夜になっても張りかえる様子はありませんでした。

自宅のジョロウグモ。前日まで毎日半分ずつ張りかえていたのに、この夜は張りかえる気なし。
夜になっても張り替えない

雑木林のクモたちも、いつもの夜のように、半分網を食べて張りかえようとしているものがいませんでした。
夜になっても張り替えない


■11月2日10時ごろ

朝になって、明るい中で網全体をよく見ても、右と左で様子が違う網(つまり夜の間に半分張りかえた網)は見られませんでした。
前日の午前中に張った目の粗い雑な網のままと思われるクモが多数派でした。

目の粗い網。
目の粗い網

別のクモですが、粗い網を拡大。
「足場糸の間の横糸の本数を減らしているのかな?」と思ってよく見たら、外側へ行くほど足場糸の間隔が大きくとってあるので横糸の間隔も広がっているようです。ということは、雨が降った時に足場糸も張り替えたのかな?
目の粗い網

この網も足場糸の間隔が広め。粘球が黄色いです。
ジョロウグモの網は秋になると黄色っぽいものが増えますが、「網を張って時間がたって粘球が変質した」という記述を読んだことがありますが、こうしてみると、その説はどうも間違っているようですね。
そこそこ新しい粘球でも黄色いようです。
目の粗い網

こちらは、脱皮直後と思われるクモ。この後、オスが交接するためにお腹にしがみついていました。
写真ではわかりにくいですが、脱皮の時は網の間隔も広いし、雑な感じです。
(交接のアップ写真ばかり撮っていて、網の鮮明な写真を撮るのを忘れました)
脱皮直後のクモ


■11月2日19時半ごろ

いつもの雑木林周辺見て回りましたが、この晩はほとんどの網が半分網(修復中の網)になっていました。
最近夜に見て回った中で、最も半分網の割合が多かったと思います。

半分に切っているところを見たかったのですが、手元で切り取り作業が見られたのはこのクモだけ。
ライトとフラッシュに驚いたのか、この後作業を止めてフリーズしてしまいました。
網を切っているところ


「どんなふうに網を切って半分にしているのか?」が今後の課題です。
今回の連日の観察で、切ってぐしゃぐしゃになった網を食べているクモは何度か見ることができましたが、どういう風に半分に分断するのかは見られませんでした。

だいたいわかったような気がしていましたが、まだまだわからないことばかり…。
そうこうしているうちに、寒くなってジョロウグモたちも手じまいの時期になりそうです。



裏山のジョロウグモも確認に行ってきました。

昨日の朝、裏山の上まで登ってみました。
ちなみに、今回の一連の観察場所は裏山の周辺(ふもと)の道路沿い。
いつもなら雑木林や展望台にうんざりするほど重なり合っているジョロウグモの網が全然ありませんでした。
一生懸命探して、一つ、二つ…。

今年はスズメバチがやけに活発なので、秋口は怖くて雑木林に入りませんでした。
もう裏山のジョロウグモの時期は終わってしまったのか? それとも何か生態系に変化があったのか?
一度くらい9月か10月に、偵察に行っておけばよかったです。
卵のうもまったくないところから見ると、今年の秋はこの展望台で観察を始めて以来初めてジョロウグモの少ない年だったようです。
雑木林の周辺(下)にはこれほどジョロウグモが多いのに、どうしてなんでしょうか?



まったくの余談ですが…。

樹液の木にスズメバチとクロコノマチョウが来ていました。(2016.11.2.10:30)
クロコノマチョウの秋型のメスって、翅を開くとかなり派手なんですね!びっくり!
トモエ蛾やクジャクチョウのような派手な目玉があります。全然知りませんでした。
じっと見ていると一瞬だけ翅を開くのですが、あまりにも速すぎて撮れませんでした。
こちらに写真がありました。→「蝶の図鑑」クロコノマチョウ
スズメバチたちが近くにいなければ捕まえようかと思ったのですが、結局スズメバチに私が追い払われました。
クロコノマチョウとオオスズメバチ


※関連の記事
「ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(1)」
「ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(2)」



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ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(2)

前回の記事に引き続き、ジョロウグモの網は毎日張り替えられるのか、見に行った結果です。
今回は、強風ではなかった日の晩の張り替えの様子と、雨の日の網の様子を中心に…。


■10月30日20時ごろ

この日の夕方はそれほど強風ではありませんでしたが、やっぱり半分になった網が半数以上でした。
ほとんどのジョロウグモが、毎晩半分ずつ張り替えているようです。(と、この時は思いました)

半分の網

半分の網

これは、前回の記事にも出てきた自宅のジョロウグモ。
前日は左側の張り直しをしていましたが、この日は右側を撤収して縦糸を張ったところです。
半分の網


■10月31日21時ごろ

この日は夜中から翌日の明け方にかけて雨が降りました。見に行ったのは雨が降る前。
前日のように半分の網がたくさん。日没からこの時間までの間に、半分の網を食べ終えて撤収してあります。
この数時間後に雨が降ったわけですが、特に予測して準備している気配は見られません。

半分撤収して半分残った網。
半分の網

こちらも半分の網。
半分の網

これは、自宅のジョロウグモ。また前日とは逆の側を張り直ししようとしています。
半分の網

切れ目はきれいに整っています。
横糸を噛み切っていくのでしょうが、噛み切る瞬間を見てみたいものです。
これまでの観察結果だと、日没後から20時までの間に噛みきるわけですね。
網の切れ目



■11月1日8時ごろ

夜中に雨が降った翌朝の様子を見に行きました。雨は上がっていましたが、曇りで太陽はまだ。
太陽の反射がないと、網の細かいところまで見るのはけっこう手間がかかります。
縦糸と足場糸だけの網、半分だけが縦糸と足場糸であとは元通りの網、円網はなくなっているクモ、さまざまでした。

一番多かったのが、縦糸と足場糸だけの網。
縦糸と足場糸だけの状態

別のクモの網ですが、縦糸と足場糸だけの状態を拡大。
クモの網は、縦糸を張った後に足場糸を張って、その後に細かく横糸を張っていきます。
粘球がついて粘るのは、ここでは撤収されている横糸です。
縦糸と足場糸だけの状態

こちらのクモは、右半分は元のまままで、左半分は縦糸と足場糸だけ。
右半分は残し、左半分は足場糸だけ

雨粒のついた網も見つけました。雨粒がついた網は一か所に集中していました。風向きのせいかな?
この網は、左側の雨粒のついた部分は元のまま。右側は縦糸の張り直しの最中でした。
半分が元のまま、半分は貼り直し中

雨粒がついた元の網を拡大。足場糸は粘球がついていないので、水滴もほぼついていません。
雨粒のついた網

さらに拡大。
雨粒のついた網

横糸のない適当な網なのに蛾を捕まえて食べているクモもいました。蛾の方も、とんだぼんやりさん。
蛾を捕まえたジョロウグモ

蛾を食べているクモに交接を迫るオスグモ。
毎晩の網の撤収も張り直しも、オスはなんにも協力していないようです。
交接中


雨が降り出して、横糸だけを撤収したのか、それとも縦糸も足場糸もすべて撤収して、早朝に縦糸と足場糸だけ張り直して横糸はまだこれから張るつもりだったのか?
午前8時の状況を見ただけでは、はっきりとしたことは言えません。


この後太陽が出てきて、クモたちは一斉に横糸を張ったと思われます。
昼間は野暮用があって見に行けなかったので、夕方もう一度見に行ったら、ほぼ完成形の網がほとんどでした。
ただ、ちょっと気になる点も…。そのお話はまた次の記事に書こうと思います。

※関連の記事
ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(1)
ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(3)

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ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(1)

ジョロウグモの網の張り替え状況を観察に行ってみました。

土曜日の夜、家のそばの雑木林の脇を念入りに観察していたら、ジョロウグモたちが一斉に網の張り替え作業を始めていました。
ジョロウグモは網を毎日修理することは聞いていましたが、今回初めて少々真面目に向き合ってみました。

ご存知のない方のために、ジョロウグモは蹄形円網といって、こんな感じの網を張ります。
ジョロウグモの蹄形円網

■10月29日20時ごろ

雑木林沿いにたくさん並ぶジョロウグモの網の約3分の2が、網の半分がなくなっていました。
半分になった網のジョロウグモのほとんどは、こしきから離れて修復作業に一生懸命でした。
(私のカメラ能力不足で、こしきにクモのいない網にピントを合わせられず、やむを得ずこしきにクモがいる半分網の写真を載せます。)
円網が半分なくなった状態

どのクモも壊れた網を手繰り寄せています。
壊れた網を手繰り寄せる

手元に手繰り寄せて、丸めてから食べてしまいます。
網を手繰り寄せる

食べるのは一瞬。上手く写りません(^^;)
網を食べる

■10月29日23時ごろ

再び雑木林に行ってみると、網を張っている最中のクモが少しいました。
半分になってしまった網のクモがみんな造網中だったわけではなく、まだ何もしていないクモもいました。

この写真は、わが家の庭で、縦糸を張り終えて、横糸を張っているクモ。
真っ暗な中で網を張るクモを撮るのは、私には難易度が高く、道端ではうまく撮れないし人目もあるので、雑木林の観察の後、自宅のクモで時間をかけて撮りました(^^;)
網を修復する

上のクモの張り直した部分。出来立てほやほや。
修復した部分

■10月30日10時半ごろ

昨日半分の網ばかりだった場所は、全て(!)円網に修復済みでした。

直した部分と元のままの部分、わかりますか? 左側3分の1が元の網、右が新しい網。
修復した網

もう一つ別の網も。
修復した網

これは光が当たってわかりやすいかな?
網の写真を撮るのは、もっと朝早い時間の方が、太陽が横から差すのできれいに撮れます。
修復した網

20個くらい網を確認してみましたが、直し忘れは一つもありませんでした。
回収忘れなのか、必要なかったのか、食べ残しの網の残骸はいくつかありました。
片づけ忘れた糸


29日の夕方はかなりの強風でした。
強風のせいで網が壊れたので一斉に張り替えをしていたのでしょうか。
全てのジョロウグモが張り替えをしていたわけではなく、そのままの網もいくつかありました。

張り替えしていなかった網は、破れがなくきれいな網のものが多かったのですが、逆にぼろぼろになりすぎて直していないものもありました。
個人的な意見ですが、「きれいだから直さなかった、ぼろぼろだからあきらめた」という理由もありそうですが、「クモ自身の栄養が足りないから直す余裕がなかった」「満腹だから今日はこのままでいい」という事情もありそうです。

気になったので、翌日と翌々日の夜にも見に行ってみました。
その記録は次の記事に書こうと思います。
やってみて感じましたが、これはなかなかおもしろい自由研究のネタになりそうです。


※関連の記事 
ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(2)
ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(3)

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ビジョオニグモの卵のう・ラッピングなど

雑木林の樫の木にビジョオニグモを見つけました。
散歩のついでに見かけた様子をまとめてみます。

ビジョオニグモはこのブログでも何度も登場しましたが、今月は、卵のうや網をたたむところ、ラッピングなどが見られたのでもう一度…。

■10月7日
葉っぱの住居に隠れているビジョオニグモ♀を見つけました。
周りを見ても網は見つからず。
ビジョオニグモ

住居から出てきてもらったら、地面に落としてしまいました。
ビジョオニグモ

網はありませんでしたが、壊れた形跡はありました。粘球が黄色くて目立ちます。
ビジョオニグモの粘球

■10月11日
きれいな切れ網を張っていました。
赤い丸が、クモの住居です。
ビジョオニグモの切れ網

クモはここで待機中。
ビジョオニグモ

金色の切れ網をもう一度。
ビジョオニグモの切れ網

さらに拡大。
ビジョオニグモの切れ網

金色の粘球が均等についています。網ができてから時間が経つと、この間隔がもう少し不規則になります。
ビジョオニグモの切れ網

■10月20日
風の強い日。壊れた切れ網の糸を、あっという間に住居に隠れていたクモが自分の方に引き込みました。
どうも、網は大きく壊れると一筋の糸になるな造りになっていて、それをキューっと一気に吸い取った感じ。
手前に写っているのが、引き込んだ網の残骸です。(食べ残り)
ビジョオニグモはほかのクモと比べて風通しのいい場所に網を張る気がします。強風の日はすぐに壊れるのに…。
のぞいてみると、お腹が大きくなっています。
お腹の大きいビジョオニグモ

■10月24日
そばに卵のうがあるのに気がつきました。
ほかのクモのものかと悩みましたが、そばにいたのはアリグモとオダカグモだけ。
たぶんビジョオニグモの卵のうでいいと思います。
卵のうをつついてみましたが、クモは微動だにしませんでした。守る気なし?
卵のうを見つけた日以来、このクモが網を張っているところを見たことがありません。
私の知らない間に張っていたのかもしれませんが…。
ビジョオニグモと卵のう

卵のうを拡大。透けて見える卵も真っ白のようです。
ビジョオニグモの卵のう

■10月29日
すぐそばの別の樫の木にもビジョオニグモがいます。
こちらの方は、現在も見に行くたびに網を張っています。
住居に持ち込んでいた獲物を、いったん外に出してラッピング。一瞬でしたが、たくさんの糸を噴射していました。
ビジョオニグモのラッピング

獲物が掛かったせいか、網はぐしゃぐしゃになっていました。
ビジョオニグモの切れ網

8月にも雑木林でビジョオニグモをよく見かけましたが、北側の斜面ばかりでした。今はそこでは見つかりません。

ここは雑木林の東側。8月に見た場所よりは温かい場所だから、晩秋はここがいいのかな。

おまけですが…、8月に見たビジョオニグモのオス。
メスと同じように葉っぱの住居に隠れています。
ビジョオニグモのオスは網を張るんでしょうか?
この個体は張っていなかったし、以前に見たオスは網と空き家のある場所に住居を作って隠れていました。
ビジョオニグモのオス

お顔拝見。触肢がりっぱです。(2016.8.18.)
ビジョオニグモのオス

<ビジョオニグモ関連の記事>
「奥ゆかしい美女オニグモ(2010.10.16.)」
「アオオニグモとヒメアリ(2010.6.2.)」
「ビジョオニグモはどこが美女?(2009.9.18.)」
「近所のクモ(2009.8.13)」 ・・・ ビジョオニグモのオス
「最後の美女?」(2010.12.10)
「アカメガシワに来た捕食者たち」(2016.8.17.)
「金色の網」(2011.9.17.)

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アズチグモの親子

アズチグモの親子を見かけたので、記録として残しておきます。

卵のうを守る母グモを見かけても、次に行くと出嚢後で子グモに会えないことも多いですが、今回はいいタイミングで会えました。

■9月16日の記録

街路樹のアベリアの葉っぱが糸で曲げられていました。
アズチグモのまどい

裏返してみると、アズチグモの母グモが卵のうを守っています。
アズチグモの親子

子グモたちは既に生まれていて、外に出るのをうかがっていました。出嚢間近のようです。
アズチグモのまどい

刺激して、アズチグモの幼体に出てきてもらいました。
アズチグモの幼体

母グモは、お腹がすっかりへこんでいます。
アズチグモの親

親子のそばにカタツムリがいますが、偶然?
アズチグモの親子

この日は近くのツツジにアズチグモのオスも見かけました。繁殖シーズンだったようです。
アズチグモのオス

■8月27日の記録

上のアズチグモのお母さんが、同じ場所で産卵準備をしているところ。夜7時ごろ。
産卵準備をするアズチグモ

お腹がこんなに大きいクモでした。
産卵準備をするアズチグモ


アズチグモの親子がいたアベリアの枝は、見に行った次の日にきれいに剪定されてしまいました。
上手く分散することができたといいですが、剪定ごみに入れられて焼却場に行ってしまったかもしれません…。


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結婚飛行の羽アリを食すジョロウグモ

羽アリの女王争奪戦のつづきです。
我に返って周りを見ると、近くのジョロウグモの網は、羽アリたちがいっぱい引っ掛かっていました。
(2016.8.15.)
※関連の記事: 「結婚飛行の羽アリの交尾」

すでにどのアリも糸でラッピング済みで、アリたちが暴れている気配はありません。
羽アリたちが飛んでいたのは約15分。これだけのアリたちを短時間でどうやっておとなしくさせたのか。
その場に立ち会いたかったです。さぞ、忙しかったことでしょう。
ジョロウグモの網にかかった羽アリ

ジョロウグモの網はたくさんありましたが、みんなアリだらけ。
こちらはアリをたくさんまとめて塊にしてラッピングしてあります。
ジョロウグモの網にかかった羽アリ

近づいてみたところ。
羽アリがついたジョロウグモの網

いったん仮でラッピングしたアリを、数匹まとめて塊にしてから食事にするようです。
この後、赤丸の塊を手繰り寄せて牙を差していました。
羽アリがついたジョロウグモの網

上の写真の赤丸の塊を手繰り寄せたところを拡大。
ギュッと固めて牙を差してお食事中。消化液を注入しているところだと思います。
消化液を入れて消化されたアリの体液を吸って食事にします。
羽アリに糸をまくジョロウグモの網

翌朝同じ場所に行ってみたら、ジョロウグモたちの網には羽アリは1匹も見つかりませんでした。
さっさと体液を吸って、網からポイポイと落としたと思われます。

アリの交尾もいいけれど、ジョロウグモがこれだけの獲物をどんなふうにしてラッピングしたのか、
どうやって死骸を落としたのかも見たかったです。

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センショウグモ

雑木林の柵の陰で、センショウグモが卵のうのそばにいました。(2016.6.7.)

卵のうのそばにいるセンショウグモ♀。
センショウグモの卵のうは、わりとよく見かけますが、母グモがそばにいるのは初めて見ました。
卵のうを守るセンショウグモ

拡大。仰向けにぶら下がっています。
卵のうを守るセンショウグモ

糸(カレハヒメグモの網の残骸なのでは?)を刺激して、出てきてもらいました。
ものすごくゆっくりした動きでした。これほど反応が鈍いクモは、初めてかも。
センショウグモ♀

お尻の両脇がとがっています。
センショウグモ♀

このクモが卵のうを守っていたかというと、ちょっと自信がありません。
ほかのクモだと、卵のうに覆いかぶさったり、逆にぽとっと落ちて逃げるのに…。
「産卵で疲れたから、そばで休憩していた」「糸をつつかれるから、そこを離れた」という感じでした。


近くの別の場所ですが…。

出来立ての真っ白なセンショウグモの卵のう。近くに母グモの姿はありませんでした。
今気がつきましたが、背景に写っているのは、シロカネイソウロウグモかもしれません。この日は、同じ場所のほかの網でも見かけたので。
センショウグモの卵のう作り立て

これは、作成中に放棄したと思われる卵のう。近くにはユウレイグモの♂♀しかいませんでした。
センショウグモの卵のう作りかけ?


おまけですが…、先月見たセンショウグモたち。(2016.5.13.)
以前の記事にも載せましたが、もう一度。

カレハヒメグモを狙っているセンショウグモ♂。
カレハヒメグモとセンショウグモ

カレハヒメグモを襲っている♂か♀か不明のセンショウグモ。
大きなクモに果敢にアタックしています。
カレハヒメグモを襲うセンショウグモ


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

センショウグモはクモを襲うクモです。

この柵は、5〜6月にカレハヒメグモ、6〜7月にユウレイグモが産卵します。
支柱の角をのぞいていくと、かなりたくさん見つかります。

センショウグモは、5〜6月にカレハヒメグモの親を襲い、6〜7月にカレハヒメグモとユウレイグモの子グモを襲って暮らしているのでは?

カレハヒメグモとユウレイグモは、同じ時期に同じ網に同居していることもありますが、ユウレイグモがセンショウグモに襲われているのを見たことはありません。ユウレイグモは、危険が近づくとものすごい勢いで体をゆすって威嚇するので、センショウグモも近づけないのでしょうか。それとも、発生時期が少しずれているせいかな?


※関連の記事: 「カレハヒメグモ」(2016.5.13.)

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カレハヒメグモ

ご近所のカレハヒメグモたちは、卵のうを守るシーズンのようです。

裏山の北斜面の手すりで、たくさん見つかりました。
寄生されたり、クモに襲われたり、いろいろと大変そうです。(2016.5.13.撮影)

こんなクモです。
ちょっと刺激して、網から出てきてもらったところ。
暗がりにいるのに、出て来てみるとかなり光沢があって模様もしっかり。
カレハヒメグモ

上のメス、こんな風に卵のうを守っていました。
2つの卵のううち、クモが抱えている方は真っ白で、出来立てのようです。
卵のうを守るカレハヒメグモ

こちらは、産卵前のお腹が大きなメス。
カレハヒメグモ

同じ個体、お腹を拝見。
カレハヒメグモ腹部

クモタカラダニに寄生されて、さらにお尻からセンショウグモに襲われ中のカレハヒメグモ。
ケースに入れて別々に撮ろうと思いましたが、両方とも落として行方不明。無念です。
カレハヒメグモを襲うセンショウグモ

このクモも、タカラダニに取りつかれて、左上にはセンショウグモ♂がスタンバイしています。
カレハヒメグモとセンショウグモ

これもタカラダニに寄生されています。
この日に見たカレハヒメグモのうち、半分は寄生されていました。
寄生されているカレハヒメグモで卵のうを作っているのは1頭もいませんでした。栄養が吸い取られて、生きるのだけで精いっぱい?
カレハヒメグモ

お母さんグモたちの攻防戦の後は、こんな風に卵のうだけが残されます。
手前の茶色いのがセンショウグモ、奥の2つがカレハヒメグモの卵のう。
カレハヒメグモとセンショウグモの卵のう

今日は、本当はユウレイグモの卵のうを探しに行ったのです。
ユウレイグモが卵を守るのは、6月ぐらいでしょうか。(年2化なので、秋にも…)
いつもユウレイグモを見に行く時期(6〜7月)には、カレハヒメグモの親はほとんど見つからず、卵のうだけが残っています。
ユウレイグモ

※追記
卵のうを守るカレハヒメグモのメス。(2013.6.27.撮影)
過去の写真から考えると、カレハヒメグモの卵のうは最終的には4〜5個は作られるようです。
よく見ると、この時期には、卵のうに穴が開いているようです。
卵のうを守るカレハヒメグモ
-------------------------------------------------追記はここまで。




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近所のシロオビトリノフンダマシ

今年は、近所の広場でもシロオビトリノフンダマシが見つかりました。

近所のシロオビトリノフンダマシ。(9月25日)
公園のシロオビトリノフンダマシ

見つけたのはこんな場所。
街路樹からひょろりと出たススキの葉裏。隣りは芝生広場。こんなところになぜ?
公園のシロオビトリノフンダマシ

夜はぶらりとぶら下っています。(9月29日夜6時ごろ)
この後、シルバーさんのていねいな草刈りで、行方不明になりました。
大勢で来て、街路樹も芝生も綺麗に刈りそろえ、刈ったものもすべて回収していかれます。
この辺りの公園や遊歩道は、ゴルフ場かなにかのように綺麗です。住んでる人しか見ないのにね。
公園のシロオビトリノフンダマシ

こちらは、近くの田んぼのあぜにいたシロオビトリノフンダマシ。(8月10日)
あぜ道のシロオビトリノフンダマシ

見つけたのはこんな場所。
しばらくここで見かけましたが、8月下旬に行方不明になりました。
あぜ道のシロオビトリノフンダマシ

今住んでいる街は、トリノフンダマシ類は、シロオビトリノフンダマシとアカイロトリノフンダマシが少数派で、
トリノフンダマシとオオトリノフンダマシが多数派(と言っても希少種)のように思います。

今年はトリフン探しに力を入れなかったので、ついでに見つけるパターンばかりで、あまり会えませんでしたが、
今の時期に目立つ卵のうが、今年は少ないように感じます。

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トリノフンダマシの卵のうの数

近所の広場で、今年はトリノフンダマシを3か所で確認できました。
いくつ卵のうを産むのかずっと見てきましたが、気温が下がって、とうとう母グモの姿が消えました。

結論から言いますと・・・、
ルドベキアにいた個体は卵のうを7個、クスノキ(幼木)にいたのは4個、キョウチクトウにいたのは1個。
という結果になりました。

トリノフンダマシはススキによく見られるクモですが、ここはススキがないので、芝生広場の植栽に見つかります。
最初の個体に気がついたのが8月27日。
最後の2頭がいなくなったのに気がついたのが10月14日。
今年は、他のクモもそうですが、出現時期が遅れていたと思います。

一番たくさん卵のうを産んだ母グモの経過は・・・。
8月27日 母グモ発見。この時点で卵のう2個。
8月29日 卵のう1個追加を確認。
9月13日 卵のう1個追加を確認。
9月23日 卵のう2個追加を確認。
10月5日 卵のう(極小サイズ)1個追加を確認。累計で7個になる。
10月14日 母グモが行方不明。

上記の多産母グモの画像を一部ピックアップします。
8月27日。
この広場でトリノフンダマシを今年初めて発見。既に卵のうが2個。
クモはソテツにいましたが、卵のうはすぐとなりのルドベキアに。
8/27トリノフンダマシ
8/27トリノフンダマシの卵のう

8月29日。
ソテツに卵のうを一つ産んだ後。母グモのお腹がぺちゃんこ。
8/29産後のトリノフンダマシ8/29トリノフンダマシの卵のう

9月23日。
ルドベキアに卵のうが3個追加されました。
9/23トリノフンダマシと卵のう

このクモがいたのはこんな場所。
9/23トリノフンダマシと卵のう

10月5日。
極小サイズの卵のうを産んだ後。
もう普通サイズの卵のうを作る元気が残っていないのか? 卵のうの表面もいびつ。
夕方6時ごろ、母グモがぶらりとぶら下って造網の準備に入っていました。
10/5トリノフンダマシと卵のう

10月10日
最後に撮った母グモ。
10/10


今年はいつもの助手さんが忙しいので、夜の観察にはほとんど行けませんでした。
9月の半ばまでは、子どもを迎えに行く時間(7時すぎ)にはまだ隠れていた母グモたちですが、
日没が早くなったせいか、9月後半からは6時前から造網準備していることもありました。

一度だけ10時ごろに一人で見に行ったら、誰かが真っ暗闇に立っていて、ぎょっとして逃げてきました。
至近距離に近づく前に、一緒にいた犬が執拗に吠えたので助かりました(^_^;)
そういう意味で、彼(トイプードル)も優秀な虫撮り助手に成長しました。
クモの観察は「夜行ってなんぼ」ですが、私はちょっとダメですね。

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