虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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ユウレイグモ産卵ラッシュ
 
裏山のユウレイグモたちが産卵ラッシュでした。

斜面の手すりの角にユウレイグモのメスが1頭ずつ隠れていて、ほとんどのメスが卵塊を抱えていました。
産卵は少し前の時期だったようで、孵化直前や孵化したばかりのものもいました。
(2020.6.27 17時半ごろ撮影)

手すりの下で卵塊を抱えるユウレイグモ。
卵を抱えるユウレイグモ

こちらも卵塊を抱えていますが、上のものより透明度が低いような気がします。上よりは早めに産卵?
卵を抱えるユウレイグモ

こちらは孵化直前の子グモたち。
孵化直前のユウレイグモ

卵を守るユウレウグモはみんな壁の下にくっついていますが、そっと降りてきてもらいました。拡大。
ちょっと卵の数が少ないような気がします。
孵化直前のユウレイグモ

こちらは孵化しかかっています。
すぐ近くにいる別のユウレイグモは♂なのでしょうか。
孵化したばかりのユウレイグモ

ちょっと拡大。
孵化したばかりのユウレイグモ

オスがユウレイグモの子グモを捕食しているのを見たことがありますが、別のオスの子どもを食べてしまう?

こちらはまだお腹が大きなメス。
お腹の大きなユウレイグモ

オスも少し見つかりました。触肢が透明なオレンジできれいです。
ユウレイグモのオス

----------------------------------------

以前この場所でユウレイグモの卵塊にカマキリモドキの幼虫らしきものがくっついているのを見かけました。

カマキリモドキはクモの幼虫が卵を食べて育つそうです。

今回は、どの卵塊も大きな変化がなさそうなものばかり。
捕食者は少なめでした。

この雑木林全体で見ると、今日はヤリグモがあちこちで見つかりました。

ユウレイグモたちが孵化したら、捕食者たちが急に集まってくる感じなんでしょうか。

----------------------------------------

この場所にいたほかのクモたちも…。

ユウレイグモの前の時期に活動が盛んだったカレハヒメグモ。
卵のうを守っています。たくさんいたのに今日はこの1頭だけ。
卵のうを守るカレハヒメグモ

カレハヒメグモの子グモを狙うセンショウグモ。
センショウグモ

センショウグモの卵のう。上とは別のセンショウグモの親の卵かも。
センショウグモの卵のう

少し離れてヤリグモも1頭だけ。
ヤリグモ





<以前に書いたここのユウレイグモのお話>

同じような話ばかりですが、年によって時期によってメンバーが変わります。

カレハヒメグモとユウレイグモの網にいたクモ(2019.5.9)

カレハヒメグモをめぐる攻防戦(2018.7.7)

卵のうを守るユウレイグモ 卵のグルーミングなど(2018.7.7)

センショウグモ(2016.6.11)

ユウレイグモのお母さん(2012.9.5)

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ホシミドリヒメグモ

 

裏山でホシミドリヒメグモを見つけました。
 見つけた日から3日間通ってみた結果をまとめます。
 (2020.4.28〜30)


家からすぐ裏なので、数え切れないほど出かけている場所ですが、今まで全然気がつきませんでした。


4月下旬から5月が一番たくさん見られる時期なのかもしれません。


自粛要請が出ていますが、マイフィールドがごく近所で人がいない森なのが、こんな時に役に立ちました。




オダカグモのように葉裏にぶら下がっています。

(ここでは今の時期はまだオダカは見かけません)

ホシミドリヒメグモ


上の個体。ソヨゴの葉を集めて囲いのようにしています。

クモの下の方に写っている白いものが住居なのかどうかはわかりません。

卵のうは丸いはずだし、入っているのは見かけません。

ホシミドリヒメグモ住居


*****


これは、エノキの葉裏にいた別個体。

この時はアブラムシをラッピングしているところでした。

ホシミドリヒメグモ


上の個体、夜に行ったら捕食中でした。(夜撮った写真はこれだけです)

腹部に赤みが増したような感じ。

ライトの当て方で写真の写りは変わりますが、これは肉眼でも昼間とは色が違って見えました。

ホシミドリヒメグモ夜


*****


これはたぶんヒサカキの裏にいた個体。

ホシミドリヒメグモ


拡大すると、赤いダニが。

ホシミドリヒメグモ ダニ付き


*****


これもヒサカキだったと思いますが、お尻の先が赤い個体。

ホシミドリヒメグモ


*****


白色型の方がたくさんいましたが、微妙に模様が違います。


ケバエを捕食中の個体。

ホシミドリヒメグモ白色型


拡大すると…。

ホシミドリヒメグモ白色型


横から見ると…。

ホシミドリヒメグモ白色型


*****


以下、白色型の別々の個体ですが、少しずつ模様が違います。(すべて別個体)


ホシミドリヒメグモ白色型


ホシミドリヒメグモ白色型


ホシミドリヒメグモ白色型


ホシミドリヒメグモ白色型


*****


今までこのクモの存在に気がつかなかった理由は…。


●森の奥の常緑樹に多い。

●雑木林の周囲にはいない。

●糸の量があまり多くなくて、気がつきにくい。

●葉っぱも大げさにまとめていない。

●私自身が5月中旬からクモ探しに力を入れる。


ということだと思います。

ルッキングで雑木林の周辺ばかり探している私には、見つけにくクモでした。


*****


同じ環境にいたほかのクモは…。


バラギヒメグモかヒロハヒメグモのメス。糸いぼのところを確認しないと判別不能でした。

バラギヒメグモかヒロハヒメグモ


こちらはオス。これもいといぼの写真がないのでわかりません。

バラギヒメグモかヒロハヒメグモ


極小ゴミグモ。シロゴミグモではないかと思います。

シロゴミグモ


もっと低い位置にはユノハマサラグモの網があちこちに。

ユノハマサラグモ


*****


夜の様子も確認したいのですが、山の上の方でしか見つからないので、

頻繁には行けません。


一度だけ息子を連れて夜中に山の上まで登ってみましたが、なんと動物に遭遇。

ガサガサと音が続いて、ドドッドドッと足音が聞こえました。

怖くなって早々退散。


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ウロコアシナガグモの交接

 

ウロコアシナガグモの交接を見かけました。

 ウロコアシナガグモは冬の間も常緑樹の裏で越冬しているのをよく見かけます。
 温かくなってから、夜には小さな網を張るようになりました。



キョウチクトウの葉裏で交接していたウロコアシナガグモのオスとメス。

2020.4.30.22:30前後

ウロコアシナガグモの交接


オスが触肢の先で何度もメスのお腹をなでていました。

ウロコアシナガグモの交接


オスの触肢の先が膨らむ瞬間。

ウロコアシナガグモの交接



オスはメスに食われてしまわないように、がっしりと鋏角で相手の鋏角を押さえ込んでいます。

鋏角を組む



▼ 動画も撮ってみました。



▼ Twitterは短くしてあります。




****************



今の時期の、夜のウロコアシナガグモたちは…。


このキョウチクトウの周りは網を張っているメスをいくつも見かけます。

今は常緑樹の葉裏が多いですが、だんだん広葉樹の葉裏にも増えます。

2020.4.11.22:30

ウロコアシナガグモのメス


オスは枝先にぶらんとぶら下がっているのを見かけます。

2020.4.30.22:10

ウロコアシナガグモのオス


※追記

オスで網を張ってまん中にいるものもいました。

2020.5.2.21:00

ウロコアシナガグモのオス

---- 追記はここまで




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チュウガタシロカネグモの交接
 
チュウガタシロカネグモの交接が見られました。

裏山のコデマリの茂みにチュウガタシロカネグモの網が並んでます。
オスが来ている網があったので、翌日ものぞきに行っていました。



前日、オスが網に来ていたところ。(2020.4.28.17:00)
特に近づく様子は見られませんでした。
チュウガタシロカネグモ オスとメス


************************************


翌日、のぞきに行くと、交接をしているところでした。
カメラを近づけると離れますが、すぐにまた近づきます。
(2020.4.29.18:00前後)

近くに脱皮殻があったので、今日の昼間に脱皮したところなのでしょうか。
チュウガタシロカネグモ 脱皮後?


網は昨日に引き続き壊れたまま。
ジョロウグモもそうですが、交接中や脱皮中は円網を張っていません。
チュウガタシロカネグモ 壊れた網


交接中のチュウガタシロカネグモのオスとメス。
このメスとオスはあまり大きさが変わりません。
チュウガタシロカネグモのメスの成体はもっと大きい印象でしたが、成体になった直後はかなり小さめ。
チュウガタシロカネグモ 交接


オスが触肢をメスの生殖器へ。かなり長く伸びます。
透明な袋が膨らむ瞬間がほとんどありませんでした。
もしかしたら、疑似交接だったのかも???
チュウガタシロカネグモ 交接


引いて見るとこんな感じ。
この態勢でずっと続いていました。
チュウガタシロカネグモ 交接


▼ 動画も撮ってみました。
わかりにくいですが、オスがメスの鋏角をがしっと挟んでメスの反撃から身を守る瞬間も写っています。



▼ Twitterは上の動画を短縮したものです。



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霧の朝のコクサグモの網
  
霧の上がった朝、外を見たらクモの網が水滴をまとってキラキラと光っていたので、撮影に行ってきました。

11月23日午前8時すぎに撮影。

観察は時々行っていたのに、忙しくてTwitterに上げるだけだったので、今頃になって備忘録のために書いています(^^ゞ



庭に張ったジョロウグモの網が光る様子に気がついたのは早い時間でしたが、ぐずぐずしている間に水滴が蒸発してしまっていました。

辺りを探してみると、コクサグモの網はまだ水滴がたくさん。
光る様子もきれいですが、水滴でコクサグモの網の構造がわかりやすかったので、たくさん撮ってみました。


■■ コクサグモの網

ハンカチを広げたようなコクサグモの棚網。
コクサグモの網

真上から見ると真四角。
コクサグモの網

上の網のシート部分。水滴が朝日に輝いています。
コクサグモの網_シート部分

これも同じ網の不規則網の部分。水滴で位置がよくわかります。
普段だと、この部分は肉眼では識別しにくいですね。
この不規則部分に獲物が引っかかって、下のシートで受け止めて捕獲する仕組み。
コクサグモの網_不規則網部分

こちらの網は、シート部分は真四角ではありません。
コクサグモの網

上の網のシート部分の端っこを拡大。
漠然とシートが広がっていると思っていましたが、シートの境界線はくっきりとしているのに気がつきました。
コクサグモの網

シートの下をのぞいてみると…。
シート網の下

この網は、コクサグモが表に陣取っていました。
コクサグモ

上の網、全体としてみるとこんな感じ。赤丸がクモの位置。
このクモはオスで、シートの下に作られてたトンネル部分にメスが隠れていると思われます。
繁殖シーズンになると、この表でオスが待ち受けるパターンが増えます。
クモがいた場所

おもしろいので、ほかのコクサグモの網も撮りました。

コクサグモの網

コクサグモの網

コクサグモの網

コクサグモの網


コクサグモの網は、一度張ったらあとはリフォームして規模をだんだん大きくしていく形式です。

夕方のぞきに行くと、せっせと糸を出しているコクサグモたちをよく見かけます。



■■ ジョロウグモの網

コクサグモの網は、日向のものもまだ水滴が残っていましたが、ジョロウグモは水滴のついた網はほとんど見つかりませんでした。

日陰にあって、まだ水滴がついていたジョロウグモの網。
ジョロウグモの網

張り直したばかりだと思われるジョロウグモの網。
ジョロウグモの網

上の網、拡大するとこんな感じ。
ジョロウグモの網


ジョロウグモは毎晩網を半分ずつ張り替えます。
ただ、雨だとか強風だとかで環境がよくない時は、円網部分をたたんでしまったり(破って自分で食べてしまう)、縦糸だけを残したりします。

この日のジョロウグモは網をたたんで夜を過ごし、朝になってから新しく網を張り直した個体が多かったようです。

水滴がついたままだった個体は、霧なのにぼやぼやしていて水滴だらけになってしまい、網をたたむにたためない状態だったのでしょう。(個人意見です)


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近所のセアカゴケグモ
 
わが街はこの前の夏にセアカゴケグモが見つかりました。
それを受けて探しに行った記録です。


すぐにその辺りに殺虫剤の散布が行われましたが、特に効果もなく増えている様子です。

前から思っていましたが、わが街で定期的に大規模散布している殺虫剤は、クモには直接効果はないようです。
散布の翌日もジョロウグモたちはぴんぴんしています。

2019年9月、11月、2020年1月の記録です。


■■ 2019年9月4日

発見の報告を聞いてすぐに探しに出かけました。

緑地帯沿いの側溝をのぞいて、落ち葉の塊を開きます。
見つかった数頭はすでに駆除したということでしたが、一つだけ見つかりました。

成体のように見えますが、お腹がまだ膨らんでおらず、卵のうもなし。
図鑑で見るセアカゴケグモとはちょっと違う感じ。
セアカゴケグモ

手足を広げると、ヒメグモ科のクモにしては貫禄があります。
セアカゴケグモ

お腹の裏にも赤い砂時計の形の模様が。
セアカゴケグモ

この時見つけたのは、この側溝のふたの裏。
落ち葉の塊が金網にぶら下がっていて、それを開くと中に隠れていました。
側溝のふた


■■ 11月9日

もう一度確認に行きました。
普段から通る道沿いなので、いつだって探せるのですが。
探すには座り込んでやらなければならないので、体力と気力がないと…。

側溝沿いのサツキの一番下の枝に落ち葉の塊が。
真ん丸い卵のうが見えます。
セアカゴケグモの巣

ちょっと開くと、セアカゴケグモの幼体が走り去りました。
セアカゴケグモ幼体

枯葉をこじ開けてみると、セアカゴケグモの卵のう4個とメスの成体が。
卵のうは出のう前と後と両方。
セアカゴケグモ卵のうと親

9月に見た個体よりも丸々とした成体です。
クロオオアリの頭のようなものが近くに。食べた残骸でしょう。
セアカゴケグモ成体

近くに同じような塊がありましたが、中は卵のうが2つで親は見つかりませんでした。
アオドウガネとヤスデの死骸がくっついていました。
セアカゴケグモ卵のう


■■ 1月13日

セアカゴケグモは成体で越冬すると何かで読んだので、確認に行ってきました。

側溝横のサツキに、また枯葉の塊が。
これは私が枝からちぎって地面に置いた状態です。
セアカゴケグモの巣

中を開くと、卵のう2つと成体が。1つは出のう済み。
セアカゴケグモ成体と卵のう

丸々と太った成体でしたが、冬のせいか動きはのろのろでした。
セアカゴケグモ成体



この場所で側溝の中やそばの枯葉を開くと、ほかのクモもいろいろ出てきます。

今はほかのクモの方が多いですが、何年かしたらセアカゴケグモばかりになってしまうかも。

わが街のハラビロカマキリが、ここ数年で外来種のムネアカハラビロカマキリと入れ替わってしまったのと同じようなことが起きるような気がします。



同じ場所で、同じような枯葉の塊の中にいたクモたちは・・・。

枯葉を吊るしたオオヒメグモの巣。(11月)
オオヒメグモの巣

上の巣の中を見ると、親グモと卵のうが。
オオヒメグモの卵のうはセアカゴケグモと違って、汚れたような茶色でしずくのような形。
オオヒメグモ卵のうと親

別のオオヒメグモのの卵のうですが、周りにはオオヒメグモの幼体がたくさん。(11月)
オオヒメグモ幼体

ネコハエトリも枯葉の中に隠れていました。(1月)
ネコハエトリ幼体

ヤチグモの仲間も、こじ開けたら出てきました。(1月)
ヤチグモの仲間



今回探してみてわかったのは、セアカゴケグモは覆いの中に隠れているので見つけにくいということ。

駆除するためには、ひとつずつ中を開いて確認する必要があります。面倒だからと、やみくもに殺虫剤で駆除するのも考えもの。

この場所に無差別に殺虫剤をかけ続けると、ほかのクモや虫も殺してしまうことになり、逆にセアカゴケグモが広がる危険が高まるように思います。

セアカゴケグモはほかの在来種のクモよりも明らかに強そうです。

私なりの根拠は…。
〇セアカゴケグモはほかのほとんどのクモと違い、成虫で越冬できる。
〇同じような環境のほかのクモよりも体が大きめ。
〇巣を覆う糸の量も多く、外敵や寒さにも守られている。

まだオスの成体を見たことがないですし、今後ものぞきに行ってみようと思います。


クモのイベントがあると、来訪者に「ご自身の街にセアカゴケグモはいるか?」と聞いてみることにしています。
今は「いない」とか「いないと思う」というお返事の方が少ないです。


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ジョロウグモの産卵(動画も)
 
ジョロウグモの産卵の瞬間を動画に撮ることができました。

10月25日の夜、いつも行く雑木林の梅の木でジョロウグモの産卵ラッシュでした。
ずいぶん前の話ですが、ブログにも残しておこうと思います。

ジョロウグモが産卵の前後は、今までも何度も見かけてきました。

今まで見てきた状況…。
夜早い時間に産卵準備を始めてから実際に卵を産みつけるまで、何時間もかかる。
卵を産んでからそこに糸をかけるのにもさらに何時間も作業。
翌朝行くとカモフラージュのために木の皮やコケを食いちぎって運ぶ作業が続いている。
という感じです。

今回も同じような進行でした。

3つの個体についての様子をまとめます。

1.10月25日に一番早く作業を始めていた個体

■■ 10月25日 22:03
梅の木で産卵用のベッドがかなり完成している個体を見つけた。
ゆっくりと糸を出し続けている。
ジョロウグモの産卵準備_1

■■ 22:20
ベッドを作る作業はずっと続いている。
ジョロウグモの産卵準備_2

■■ 22:40
かなりふわふわになった。
ジョロウグモの産卵準備_3

この後お腹の生殖器から卵が入ったドロッとしたものが出てきた。

■■ 22:45
卵の大半を絞り出した様子。
ジョロウグモの産卵_1

■■ 22:47
拡大。
ジョロウグモの産卵_2

■■ 22:49
絞り出しては腹で押しつけるという動作を繰り返す。
ジョロウグモの産卵_3

■■ 23:02
すっかりお腹が細くなった。
ジョロウグモの産卵_4

■■ 23:04
糸を出して卵に被せていく。
ジョロウグモの産卵_5

翌朝、確認に行ってきました。

■■ 10月26日 8:38
卵のうを隠すために木の皮やコケを食いちぎって運ぶ作業が続く。
卵のうカモフラージュ_1

■■ 8:38
すぐ横にヨコヅナサシガメが…。
卵のうカモフラージュ_2

卵のうカモフラージュ_3

翌々日の夕方、また確認に行ってきました。

■■ 10月27日 15:33
カモフラージュをするものがさらに増えている。
カモフラージュするものが増えた様子_1

古い卵のうをどこからか引っ張ってきて載せてある。
(古い卵のうを載せるジョロウグモはわりとよく見る)
古い卵のうで隠す



2.「1.」の個体の隣の木で卵のうを作っていたジョロウグモ


■■ 10月25日 22:06

この時点ではまだベッドを作成中。
ベッドになる糸を出す様子を拡大。何本もの糸を繰り出して、脚で引っ張ってくしゃくしゃにする。
(動画の方がわかりやすいです)
ジョロウグモの産卵準備_別個体


■■ 10月26日 8:39
こちらはヨコヅナサシガメがすぐそばまで。
ジョロウグモとヨコヅナサシガメ_1

ヨコヅナサシガメたち。
ジョロウグモとヨコヅナサシガメ_2

数十センチのところに、ヨコヅナサシガメの集団が。
ジョロウグモとヨコヅナサシガメ_3



3.一番最後に卵のうを作り始めた個体

■■ 10月26日 8:42
前日の夜の時点では、位置に迷ってうろうろしていた個体。
朝行ったら、卵のうが完成していた。
作り始めの時刻が遅かったせいか、カモフラージュはなく真っ白で目立つ。
カモフラージュがまだの卵のう

■■ 10月27日 15:34
上の卵のうのカモフラージュがずいぶんできていた。
カモフラージュが増えた卵のう

■■ 10月31日 16:38
上の卵のうのすぐ下に、卵のうを作り始めているジョロウグモ。
前回の産卵からすぐなので、別の個体だと思う。
二つ目が近くに_1

卵のうのベッドの足場を作っている。
二つ目が近くに_2

■■ 12月1日 16:42
その後のこの場所の様子。2つめの卵のうにはカモフラージュがほとんどなし。
その後の様子



「1.」の個体についての動画はこちら。




10月25日はジョロウグモ産卵の最初のピークだったかもしれません。

何年も同じ場所を見ていると、天気や気温が適した晩に、産卵があちこちで進行するようです。

その後の産卵のピークの日はすっかり見逃してしまいましたが、年末までにさらに卵のうは増えました。




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スズミグモの当たり年
 
近所の谷戸に行ってみたら、周辺の茂みや雑木林でスズミグモがたくさん見つかりました。

スズミグモは時々大量に見られる年があるようですが、今年は当たり年?
近所のほかの雑木林には行っていないので、詳細は不明ですが。

2019年8月12日撮影。

備忘録も兼ねて、ピントがあって撮れたものは全部載せます。

田んぼに向かう茂みでまず一つ目のスズミグモ。
まだ網の規模も小さめで赤みが少ない個体。
スズミグモ

上の網主を拡大。
スズミグモ拡大

壊れた網。枯葉がたくさんついて、クモも脚がとれている。
スズミグモの網は上部に枯葉が引っかかりやすい構造です。
網が大きくなると、引っかかった枯葉が増えて、枯葉を探すと網が見つかる感じ。
スズミグモの壊れた網

上の網主を拡大。
スズミグモ拡大

ここからあぜ道に入ります。

ふんわりドーム状の網。
スズミグモ

上の個体、まだ黄色いスズミグモ。
スズミグモ

遠目でよくわかりませんでしたが、スズミグモのドームの上にイオウイロハシリグモのまどいが広がっている感じ?
子グモは食われたりしないのか?
イオウイロハシリグモとスズミグモ?

まだ不完全な網。
スズミグモ不完全な網

こちらもやっとドームができたところ。
スズミグモは私の夜の観察場所にはいないので、どんなふうに夜間に網の補修をしているのかわかりません。
クサグモ類のように、だんだん規模を大きくしていく感じなのでは?
規模が大きいから、オニグモのように毎晩張り直すということは無理でしょうね。
スズミグモ不完全な網

ほぼ完成形のドーム網。
8月なら、もっと規模が大きくて、オスやイソウロウグモが入っていてもおかしくない時期ですが、今年は全体に遅め?
スズミグモ

上のクモ拡大。
スズミグモ拡大

捕食中のスズミグモ。
捕食中のスズミグモ

いろんな角度からドーム網を。
捕食中のスズミグモ

捕食中のスズミグモ

捕食中のスズミグモ、拡大。
捕食中のスズミグモ

捕食中の個体のすぐ横にあった網。
ここは獲物が多いのかな? 用水路の上で雑木林と田んぼの境界。
スズミグモ

上のクモ、拡大。
スズミグモ拡大

帰りの林道沿いの雑木林をのぞいてみると、スズミグモの網がいくつも見つかりました。
スズミグモ

これも林道沿いの網。
スズミグモ

これは、ガーゼのようなドームの構造がわかりやすく撮れました。
スズミグモ

------------------------

たくさん見かけましたが、メス以外の何かがついている網は一つしか気がつきませんでした。
(シロカネイソウロウグモが1つ)
写真を見返すとなんとなくチリイソウロウグモっぽいのが写っていますが(^^ゞ

本来なら、オスやチリイソウロウグモがいたり、チリイソウロウやシロカネイソウロウの卵のうがぶら下がっていたりする時期のはずですが。

体色がオレンジ色でお腹が大きな個体はまだ一つもいなかったので、卵のうを作るのはまだこれから。
用水路上にいくつも網がありましたが、あれは今後の稲刈り作業でおそらく全部だめになってしまいそう。

------------------------

体力と気力があったら、また確認に行こうかと思います。
それにしても、暑い一日でした。

この田んぼを念入りに見て回ったのは6年ぶり。
子どもが小学生のころに親子で自由研究のために通い詰めたところです。

あの頃もまったく日陰のない炎天下での虫探しはかなり疲れましたが、今回はひどい熱中症になって、水シャワーを浴びても回復せずダウン。

自分が年をとったのと、気候がひどくなったのと。

真夏の田んぼの観察は命がけです(^^ゞ

田んぼの記録はまた別で書こうと思います。


追記
後日見に行ったら、スズミグモの網はほとんど見当たりませんでした。
↓↓↓

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クサグモの卵のうから出てきたヒメカマキリモドキ
 
4月に持ち帰って、すっかり忘れていたクモの卵のうから、ヒメカマキリモドキが羽化していました。

これは、私としては大事件です。

プラ容器に入れっぱなしにして、しばらくは気にしていましたが、クモが出てくる気配もないので、放置してありました。
容器を片付けようかと思って中を見たら、ヒメカマキリモドキが!

※追記2019.6.8 卵のうの主は当初はイナズマクサグモではないかと思っていましたが、おそらくクサグモです。タイトルと本文を訂正します。


容器で羽化していたヒメカマキリモドキの死骸。
すべて2019年5月31日に撮影。
ヒメカマキリモドキの死骸

角度を変えて。
ヒメカマキリモドキの死骸

まゆも一緒に。
ヒメカマキリモドキの死骸

ヒメカマキリモドキが入っていたまゆを拡大。
ヒメカマキリモドキのまゆ

ヒメカマキリモドキが、羽化の際に残した脱皮殻。
クサカゲロウの仲間は、蛹が歩いてまゆから出てきて、まゆの外で羽化するのだそうです。
ヒメカマキリモドキの脱皮殻



続いて、この卵のうを見つけた時の記録です。
すべて2019年4月4日に撮影。

牛舎の横にある生け垣に、棚網が続いていました。
4月上旬はコクサグモはまだこんなに育っていないはず。いろいろ考えた結果、クサグモだと思います。
クサグモがこんなにたくさんいるのを見たのは初めて。牛糞にハエがたくさん集まるせい?
生け垣に続く棚網

棚網には赤と黒の幼体がたくさんいました。
クサグモ幼体

別の個体ですがアップで。
クサグモ幼体

このクモは当初イナズマクサグモではないかと思い、Twitterでもそう書きましたが、クサグモに訂正します。

根拠は、幼体が赤と黒であること。(イナズマクサグモの幼体は黒いらしい)
棚網が生け垣の全体に散らばっていること。
(イナズマの網は地表が多い。ただし、生け垣の上に見かけることもある)

この幼体は、古い卵のうの隙間に隠れています。
古い卵のうと幼体

枯葉と糸の塊があちこちにありました。
枯葉の塊

上の塊を開くと、古い卵のうがあります。
枯葉の塊を開けると

こんな感じの古い卵のうがたくさん見つかりました。
古い卵のう

開けてみたもののほとんどが、外側の幕が破れていました。
中を見ると、子グモたちの脱皮殻。
古い卵のうと幼体の脱皮殻

これが、今回持ち帰った卵のうです。
この卵のうは外側の幕が破れていませんでした。
破れていない古い卵のう

外側の幕を破ってみると、白い糸の塊が。
赤い汁もついています。これは子グモを食べた跡だったのかもしれません。
卵のうを開いてみた

これをクモの卵のうだと思い込んで持ち帰ったのでした。
卵のうを開いてみた

よく考えてみれば、このタイプのクモの卵のうは、下に糸のベッドを作って、その後に卵塊を絞り出し、上から糸で覆いをするので、こんな風に丸くはならないはず。

ヒメカマキリモドキが自分自身を糸でくるんだからこんな風に丸く仕上がっているわけです。


大事なシーンを見逃してしまいました。
羽化には立ち会えなくても、せめて生きているうちに会いたかった。

それにしても、処分しようとした容器にヒメカマキリモドキの姿を見た時には、一瞬何が起きたのかわかりませんでした(^^ゞ

私自身がヒメカマキリモドキを捕まえたのは、今までで一度だけ。
その時のヒメカマキリモドキはほかの人に渡したので、自分の手元にはないはずなのに。

びっくりでした。



今回わかったことは…。

◆ヒメカマキリモドキの幼虫は、クサグモの卵も食べるらしい。
(今まで私が幼虫を見かけたのは、ユウレイグモとトリノフンダマシの卵のう。卵塊を見つけたのは、アリグモとウロコウロコアシナガグモの卵のうのそば。)

◆ヒメカマキリモドキは5月に羽化する個体もいる。
今まで夏の虫だと思っていました。

◆ヒメカマキリモドキは雑木林だけにいるわけではないらしい。
今回の場所は、畑に囲まれた牛舎の横。雑木林からは少し距離があります。

◆イナズマクサグモについて、私自身が勉強不足。
イナズマクサグモは、ネットではほとんど情報がありませんが、わが家の近所にはたくさんいます。
もう少しきちんと見に行って把握するべきだと反省しました。



<以前見たヒメカマキリモドキ関連>

ヒメカマキリモドキ カマキリみたいなハチみたいなカゲロウ 2017.8.18

カマキリモドキの卵 2018.7.8

卵のうを守るユウレイグモ 卵のグルーミングなど 2018.7.7

トリノフンダマシが出のう 2017.9.5






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蜜を飲むクモ アオオビハエトリとアリグモ
  
近所のアカメガシワの蜜腺でクモが蜜を吸っている姿を見かけました。


アカメガシワの蜜腺にはいろんなアリが集まります。
当ブログでもアリと捕食者との攻防戦を何度か取り上げてきました。

今回は、アリはほとんど来ていなくて、それでもアオオビハエトリは蜜腺から離れないので、様子を見てみました。
5月27日16時ごろ撮影。


蜜腺で蜜を飲むトビイロシワアリ。
蜜腺に集まるトビイロシワアリ

アリを狙ってクモたちも集まります。

アリを狙うアオオビハエトリ♂。
アオオビハエトリの青い帯。写真だときれいですが、肉眼で判別は老眼の私には難しい。
アリを狙うアオオビハエトリ

アリを狙うアリグモ♂。
こうして比べてみると、アリグモはアリには似ていませんね。
アリを狙うアリグモ


今回の本題。蜜を飲むクモたち。

蜜を飲んでいる様子のアオオビハエトリ。
蜜を飲むアオオビハエトリ

ちょこまかと動きながらも、何度も蜜腺に顔を突っ込んで触肢をふるわせています。
蜜を飲むアオオビハエトリ

万歳はアオオビハエトリの定番ポーズ。
万歳するアオオビハエトリ

近くにいたアリグモも、蜜腺の上でじっとしていました。
蜜を飲むアリグモ

アリグモは、動かずに、ただ覆いかぶさっているだけ。
蜜を飲むアリグモ


静止画では伝わりにくいので、動画を撮ってみました。






アオオビハエトリの方は、蜜腺に顔を突っ込んでいる時もちょこまか動いていますし、その後も手足のグルーミングをしています。

蜜を飲んでいるだけでなく、蜜の臭いを体につけてアリをおびき寄せているか、または、アリの警戒心をなくそうとしているのではないか…。
と、勝手に推測。

根拠はありません。個人意見です。





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