虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
PR
RECENT COMMENT
PROFILE
RECOMMEND
日本のクモ 増補改訂版 (ネイチャーガイド)
日本のクモ 増補改訂版 (ネイチャーガイド) (JUGEMレビュー »)
新海 栄一
この本があったから、クモ探しが好きになりました。2017年2月に増補改訂版が出ました。
RECOMMEND
双眼鏡 PAPILIOII6.5×21 WF ポロプリズム 6.5倍 有効径21mm 62003
双眼鏡 PAPILIOII6.5×21 WF ポロプリズム 6.5倍 有効径21mm 62003 (JUGEMレビュー »)

虫も鳥も野球も、よく見える双眼鏡です。倍率も手ごろで、50cmから焦点が合うので、双眼鏡が初めての子どもでもすぐに使いこなせます。
RECOMMEND
クモの網―What a Wonderful Web! (INAX BOOKLET)
クモの網―What a Wonderful Web! (INAX BOOKLET) (JUGEMレビュー »)
船曳 和代,新海 明
クモの網標本の第一人者である船曳和代さんの本です。
標本の完成度もさることながら、イラストもわかりやすいし、研究者の新海先生のコメントもとても興味深いです。
RECOMMEND
虫の巣 (ずかん)
虫の巣 (ずかん) (JUGEMレビュー »)

うちの子たちが小さい時にこんな絵本があったら、楽しかったと思います。クモの住居も載っています。
RECOMMEND
さなぎ (ずかん)
さなぎ (ずかん) (JUGEMレビュー »)
鈴木 知之
観察や飼育をしていても、こんな風にさなぎの姿を目にすることは難しい。普段見えない部分を垣間見ることができる面白い図鑑だと思います。
RECOMMEND
 (JUGEMレビュー »)

写真ではなくイラストなので、識別ポイントがよくわかります。
初心者の私にも親切な図鑑。
MOBILE
qrcode
 
ヒメカマキリモドキ カマキリみたいなハチみたいなカゲロウ
 
近所の雑木林でヒメカマキリモドキに会うことができました。
上半身はカマキリで下半身はハチのような外見の虫ですが、アミメカゲロウ目カマキリモドキ科です。


この虫、今月上旬の夜にわが家の庭でも見つけたのですが、適当に扱って取り逃がしてしまって以来、ぜひ会いたいと思っていました。
街灯によく飛んでくる虫だそうですが、私は今まで見たことがありませんでした。

雑木林の湿地のススキにいたヒメカマキリモドキ。(2017.8.17.午前11:00)
ナゲナワグモ類を探していて、そちらの方はさっぱりでしたが、思いがけない収穫でした。
ヒメカマキリモドキ

見つけた時は、こんな感じでじっとしていました。
体長1.7センチくらいなので、予め知らなければホソアシナガバチか何かだと思って見逃がしそう。
ヒメカマキリモドキ


憧れの珍しい虫なので、当然持ち帰って写真撮影会。
普段何を見せても驚かなくなった子どもたちに見せたら、さすがに「ほほー。なんじゃこれ」とのぞき込んでいました。

横から。
ヒメカマキリモドキ横から

真上から。
ヒメカマキリモドキ真上から

斜め上から。
ヒメカマキリモドキ斜め上から

鎌はいつもたたんでいます。獲物を捕まえる時しか使わないのかな?
ヒメカマキリモドキの鎌

私が鎌を開いているのを見たのはこのときだけ。(ピンボケすみません)
ヒメカマキリモドキの鎌

グルーミングの時は鎌が邪魔みたい。
ヒメカマキリモドキグルーミング


すばしっこい虫で、撮っている間に何度も逃がしてしまいました。
短い距離はピョンピョンと飛んで、部屋の照明器具に行こうとする時はらせん状に回りながら上がっていきました。
チョウやトンボとも違うし、バッタとも違う独特な飛び方。クサカゲロウのようにヒラヒラでもありません。
野外で一回逃がしてしまったら、もう追いつくのは無理でしょうね。


調べてみたら、この虫は葉っぱの裏に小さい卵を大量に産みつけ、生まれてきた幼虫たちはコマチグモなどの卵のうに入り込むのだそうです。
クモを観察していると背中にイモムシがついているのがありますが、この虫はクサカゲロウの幼虫のような形のイモムシになってクモの背中に張りつくようです。


夜に同じ雑木林でクモの観察をしていたら、ヒメカマキリモドキの卵らしきものを見つけました。

桜の葉に産みつけられたウロコアシナガグモの卵のうのそばに、大量の白い卵。(2017.8.17.23:30)
ウロコアシナガグモもヒメカマキリモドキも、母親の姿はありませんでした。
ヒメカマキリモドキの卵

上の卵を拡大。クサカゲロウのうどんげに似た形です。
孵化後のものと孵化前のものが混じっているようでした。
ヒメカマキリモドキの卵


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

トリノフンダマシの交接、卵のう
  
いつも見に行っている裏山のトリノフンダマシの続報です。

7月はまだ小さかったトリフンたちも、成体の立派な個体が増えました。
今週は、交接や卵のうを見ることができました。



※ご参考
今年も近所のトリノフンダマシ(2017.7.28)
トリノフンダマシが脱皮していました(2017.8.7.)



初めて見たトリノフンダマシの交接。
糸にぶら下がるメスにオスが近づきます。(2017.8.16. 20:50〜21:15撮影)
メスが食事中とか脱皮中でもないのに、恐る恐る近づきます。
トリノフンダマシの交接

ギュッと触肢を1回だけ押しつけると、すぐに飛びのきます。これを何度も繰り返していました。
ジョロウグモやアシナガグモ類の交接は一度くっつくと何度か触肢を押しつけますが、こんな慌ただしい感じでちゃんと交接できているのでしょうか。
トリノフンダマシの交接

交接シーンを拡大。
トリノフンダマシの交接

メスがだんだんシャリンバイの葉っぱの方に戻ってきてしまって、オスは逃げ場がなくてやりにくそう。
メスに近づく前に、ふるふると体をちょっと震わせます。
トリノフンダマシの交接

震わせた後に接近。
トリノフンダマシの交接

オスはこういう感じ。
メスが葉裏に張りついたので、行き場がなくなったようでした。
トリノフンダマシのオス


今年最初に気がついた卵のうは…。

最初に卵のうに気がついた桜の枝。(2017.8.13.5:30)
桜の葉の間にたくさん糸を張って、その中に吊り下げられています。
トリノフンダマシは卵のうを厳重に守る気は薄いようで、夜はちょっと離れたところにぶら下がっています。
トリノフンダマシの卵のう


シロオビトリノフンダマシも見つかりました。

桜の枝先にぶら下がるシロオビトリノフンダマシ。(2017.8.16.20:30)
この雑木林でシロオビトリフンを見つけたのは2回目。あまりいないみたいです。
シロオビトリノフンダマシ


以上、自宅から徒歩で2分くらいの雑木林での観察でした。
もっと奥まで行くとか、もっと環境のいい場所に出かければよさそうなものですが、夜なのでこれ以上の勇気は出ません(^^;)

わが街全体のナゲナワグモ類は、オオトリフン、トリフン、シロオビ、アカイロ、マメイタを確認済みです。
オオトリフンやアカイロは、田んぼや畑のあるエリア(車で数分)に行かないと見つからないです。今のところは…。


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

8月のウロコアシナガグモたち 網、脱皮、交接など
 
近所の雑木林の周辺でオダカグモと同じくらいよく見かけるのがウロコアシナガグモです。
(超普通種のジョロウグモは除くと…)
ちょっと前までは卵のうを守っている母グモをよく見かけました。


昼間は葉裏に潜んでいることが多いようですが、夜になると多くの個体が小さい円網を張っています。
網を張らずに糸にぶら下がっている個体もありますが、あれは一晩中張らないのでしょうか。

7月の末から8月に見かけたウロコアシナガグモたちをまとめました。

まずは、昼間の様子を…。

クヌギの葉の上で卵のうを守るウロコアシナガグモ。(2017.7.28.10:00)
このクモは普通は葉裏に卵のうをつけますが、この木は茂っていたので上に雨よけになる葉がありました。
ウロコアシナガグモ♀

ソヨゴの葉裏で卵のうを守るウロコアシナガグモ。(2017.8.13.8:00)
卵のうを守るウロコアシナガグモ


ここから下はすべて夜または早朝のウロコアシナガグモの様子です。

まずは、円網の様子。

円網にぶら下がって卵のうを守るウロコアシナガグモ。(2017.8.4.23:00)
卵のうを守るウロコアシナガグモ

上のクモのいた円網がわかるように撮ってみました。
直径10センチぐらいだし、糸がとても細くて、なかなかうまく写りません(^^;)
卵のうを守るウロコアシナガグモ

別の個体の網。(2017.7.26.21:33)
この個体はまだ卵のうを作るほど大きくありませんでした。
卵のうがあるからそばに網を張るわけではなく、卵のうがなくても網を張るようです。
円網の中にいるウロコアシナガグモ

網がなくて糸にぶら下がる個体。
成体も幼体も円網を張っているかというと、これのようにぶらーんとぶら下がっている個体もあります。(2017.8.14.21:00)
糸にぶら下がるウロコアシナガグモ


次に、食事中の様子。

LEDライトで照らして写真を撮っていると、ほかの虫が光に向かって飛んできます。網にちょっとでも引っかかったら、素早く捕まえてラッピングします。
普段はあまり敏捷に感じませんが、こういう時は生活がかかっているので目にもとまらぬ速さです。

女王アリを捕まえたウロコアシナガグモ。(2017.8.14.21:00)
はじめは円網の真ん中にいますが、獲物が掛かるとすぐに飛びついて、命綱にぶら下がってラッピング。
女王アリを捕まえたウロコアシナガグモ

この獲物はクモかな?(2017.8.16.20:00)
なにか捕まえたウロコアシナガグモ


脱皮しているのも見かけました。

脱皮中のウロコアシナガグモ。(2017.8.13.5:30)
風のある朝でしたが、乾きやすいからそういう日を選んでいるのでしょうか?
脱皮中のウロコアシナガグモ

上の個体をもう一枚。このクモは普段から透明感があるので、脱皮直後でもいつもと変わらないですね。、
脱皮中のウロコアシナガグモ


オスは何をしているのかというと…。

葉先にぶら下がるオスのウロコアシナガグモ。(2017.8.4.23:00)
夜見つけるオスは、糸ににぶら下がっていたり、葉先にぶら下がっていたり。
老眼を振り絞って探しましたが、円網を張っている気配はありませんでした。
ウロコアシナガグモ♂

ウロコアシナガグモの交接。(2017.8.16.20:00)
オスの触肢をメスの生殖器に押し込んでいます。しばらくこれを繰り返していましたが、風が強くて、ふたり揃って下に落ちました。
ウロコアシナガグモの交接

交接をちょっと拡大。
わかりにくいですが、大あごで雌の攻撃を抑え込んでいます。
ウロコアシナガグモの交接

ちなみに、上の交接していたメスは卵のうを守っていましたが、ちょうど出のうしたようです。
ウロコアシナガグモは1頭が何回も結婚と出産を繰り返すのでしょうか。
出のうした子グモたち


春先に見るウロコアシナガグモには、寄生されていたりダニがついている個体がよく見つかります。
今回近所の雑木林で見かけたたくさんのウロコアシナガグモたちの中で、イモムシや赤いダニがついた個体は一つも見つかりませんでした。


※追記
この記事を書いたすぐ次の日に、イモムシつきのオス(亜成体?)を見つけました。
数日間観察しただけで言い切るもんじゃないですね(^^;)
寄生されたウロコアシナガグモ♂
---------------------------- 追記ここまで



JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

8月のオダカグモいろいろ
  
わが家の近所の雑木林では、オダカグモは超普通種のクモです。
最近は雑木林の端の広葉樹の葉裏で、卵のうを守っている個体をたくさん見かけます。


8月に見かけたオダカグモたちの写真を集めてみました。

オダカグモは、昼間に見かけると葉っぱの裏にぺったりと張りついていますが、夜に見かけると糸にぶら下がっていたり、葉裏から少し離れていることもあります。

よく似た場所でよく似た状況で卵のうを守っているウロコアシナガグモは夜になると10cm四方くらいの小さい水平円網を張りますが、オダカグモはそういうものを張っている気配がありません。

「日本のクモ(文一総合出版)」によると・・・、
広葉樹の葉裏、幅の広い草の葉裏に垂糸網と呼ばれる全粘性の不規則網を張る」と書かれています。

オダカグモが張っているという「垂糸網」というのがどうもよくわからなくて…。
今回の写真は、なるべくオダカグモ周辺の糸の様子がわかるように撮ってみました。



葉裏に隠れる昼間のオダカグモのメス。
これはお腹も大きいので、これから出産でしょうか。
オダカグモ♀

上のメスのそばにいたオス。亜成体ではないかと思いますが??
オダカグモ♂亜成体?

上のオス亜成体?正面から。赤い触肢が目立ちます。
オダカグモ♂亜成体?


これより下はすべて夜のオダカグモの様子です。

卵のうを守るオダカグモ。
卵のうを守るオダカグモ

同じく、卵のうを守るオダカグモ。
卵のうを守るオダカグモ

しつこく、卵のうを守るオダカグモ。
糸が数本の糸で固定されているのはわかります。
卵のうを守るオダカグモ

食事中のオダカグモ。
食べているのはクサカゲロウの仲間の幼虫のようです。
桜の葉を何枚か糸で合体させて自分の基地を作っているのがわかります。
クサカゲロウの幼虫を食べるオダカグモ

糸にぶら下がって移動するオダカグモ。
夜に虫探しをしていると、オダカグモが糸でぶらーんと降りてくることがよくあります。
ぶらさがるオダカグモの後を追ってみましたが、この段階では卵のうや基地のようなスペースはないようです。
基地を作るのは卵のうを作る時期からなのかな?
糸にぶら下がって移動するオダカグモ

出のう後の子グモのまどいと一緒のオダカグモ。
寄生されたオダカグモ

上の母グモは、寄生されているようです。
寄生される時期がどのくらいなのか知りませんが、卵のうを作って子育てを全うできる余裕はあるんですね。
寄生されたオダカグモ


全部近所の裏山にいたオナガグモたちですが、「上の…」と書いているもの以外はすべて別個体です。


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

卵のうを守るマダラヒメグモたち

マダラヒメグモはわが家の玄関先や室内(!)によくいるクモですが、初めて自宅以外の場所で見かけました。

1982年に名古屋港で発見された外来種のクモだそうです。

前回の記事のオオヒメグモの網のそばに、ちょっと違うクモが…。
写真ではわかりにくいですが、不規則網の中にいます。
マダラヒメグモと卵のう

小枝で刺激して顔を見せてもらいました。マダラヒメグモですね。
ここは雑木林の展望台の軒下ですが、今まではジョロウグモとオオヒメグモが中心でした。
ここでマダラヒメグモがいるのを見るのは今年が初めて。
マダラヒメグモと卵のう

右の卵のうは、卵が透けて見えます。作り立て?
マダラヒメグモの卵のう

左の卵のうは、全然別物のように見えます。右のはこれからもっと糸を巻いてぎゅっとまとめるのかな?
マダラヒメグモの卵のう

すぐ横で、マダラヒメグモの幼体と思われるクモが女王アリにかぶりついていました。
マダラヒメグモ幼体?

さらに、横のスペースにも別のマダラヒメグモと卵のうが。
マダラヒメグモと卵のう

これはちょっと模様が違いますね。こういう模様のマダラヒメグモは初めて見ました。
マダラヒメグモ


マダラヒメグモは、わが家の玄関先や水道栓の中、室内の掃除をサボった隙間などによく見かけます。
自宅にいるのに気がついてからもうすぐ6年。
このクモは、自分の仲間に対して寛容というか、同種で近くにいることが多いです。
2011年10月に書いた自宅にいたマダラヒメグモの記事(こちら)で、メスの横にオスが長い間じっとしてるという話を書きましたが、その翌年も同じような状態を見かけました。

自宅の玄関先にいたマダラヒメグモのオスとメス。(2012.9.27.)
自宅のマダラヒメグモ♂♀

1つの網のすぐそばに別の個体の網がいくつかできても、なかよく(?)暮らしているようです。

今回、すぐそばにあったオオヒメグモの卵のうにはクロマルイソウロウグモが侵入していたのに、マダラヒメグモの方にはクロマルイソウロウグモもヤリグモも侵入していませんでした。
自分の仲間以外にはガードが固いクモなのかもしれませんね。(完全に個人意見ですが)


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

オオヒメグモを襲うクロマルイソウロウグモ♂♀
  
オオヒメグモの卵のうから出のうする子グモをクロマルイソウロウグモが狙っていました。

観察したのは2つのオオヒメグモの網です。
(2017.8.13.午前8:30)


1番目のオオヒメグモの網はこんな感じ。
卵のうは1つあって、そこに小さいクモがスタンバイしていました。
写真に全部は写っていませんが、網の中に侵入していたのは、クロマルイソウロウグモのメス1、オス1、雄雌不明1、シロカネイソウロウグモ1、ヤリグモ1でした。
オオヒメグモの網にクロマルイソウロウグモ

この写真はクロマルイソウロウグモのメス1、オス1(右)とシロカネイソウロウグモ1(左)。
クロマルイソウロウグモはクモを食べるクモ。
シロカネイソウロウグモは、ほかのクモの獲物をかすめ取るクモ。
クロマルイソウロウグモとシロカネイソウロウグモ

お腹の大きなクロマルイソウロウグモのメスが卵のうに張りついて、ほかの小さいクロマルイソウロウグモたちは卵のうに近づいてもちょっと網が揺れるだけで慌てて逃げ出していました。
クロマルイソウロウグモ♂♀

このオスはエサ目的よりもメスに近づこうとしているようでした。
卵のうは出のう前のようでしたが、メスは勝手に穴を開けて子グモを引っ張り出して食べている感じです。
クロマルイソウロウグモ♂♀

網主のオオヒメグモは既に絶命。
オオヒメグモ

シロカネイソウロウグモを拡大。
今年はこの雑木林はシロカネイソウロウグモの数が少ない気がします。この周辺数メートル四方でもこれ1頭だけでした。
シロカネイソウロウグモ

ヤリグモを拡大。ヤリグモもクモ食いのクモ。
(よく似たクモに、ヒゲナガヤリグモとタテスジヤリグモがあるので、そちらかもしれません)
ヤリグモは近くに出のう済みの卵のうがあって、小さい個体があちこちの網に侵入していました。
この場所では毎年の常連です。
ヤリグモ


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


もう1つのクロマルイソウロウグモが入り込んでいたオオヒメグモの網。

ここは2頭入っていましたが、大きめのメスと小さめのメスのようでした。
オオヒメグモの網にクロマルイソウロウグモ

卵のうから出てくる子グモたちを襲うクロマルイソウロウグモ。
子グモを襲うクロマルイソウロウグモ

1頭食べて終わるわけではなく、次々と食べ放題。
子グモを襲うクロマルイソウロウグモ

こちらのオオヒメグモの母グモは生きていました。
卵のうから離れたところでじっとしていました。抵抗するとクロマルにやられてしまうから諦めモード?
オオヒメグモ


この場所は、毎年オオヒメグモの網がたくさんできます。
卵のうがたくさんできて、母グモも丸々と太ります。
これだけやられっぱなしなのは、私が観察している中で初めてかもしれません。


※以前書いたクロマルイソウロウグモの記事
「クロマルイソウロウグモとオオヒメグモ」(2012.9.7.)


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

卵のうを守るムナボシヒメグモと寄生されたムナボシヒメグモ
 
※この記事は、先ほど書いた記事の内容を修正して書き直したものです。
 
夜の観察で桜の枝先を探していたら、卵のうを抱えた小さいヒメグモを見つけました。(2017.8.8. 22:30)

ムナボシヒメグモではないかと思うのですが…。
模様がはっきりしているのでムナグロヒメグモのような気もしましたが、それよりはかなり小さいクモでした。
(ムナグロは何度か見ていますが、ムナボシは初見)
獲物をラッピングしているところかと思ったら、卵のうでした。
卵のうを守るムナボシヒメグモ?

カメラを向けると糸にぶら下がって綱渡りをして逃げるのですが、卵のうは離しません。
イオウイロハシリグモやコモリグモのように触肢で抱えているのではく、糸で固定してあるのでしょうか。
同じヒメグモ化のニホンヒメグモやオオヒメグモは、卵のうは葉っぱや壁、網の中などに糸で固定してあって、母グモはそのそばにいるだけですが、このクモは一心同体でした。
卵のうを守るムナボシヒメグモ?

この角度から見ると、触肢でくわえているというよりも脚で挟んでいるようにも見えます。
卵のうを守るムナボシヒメグモ?

見つけた時は、こんな感じで枝先に渡した糸にぶら下がっていました。(ピンボケですみません)
風で揺れるし、2〜3ミリの小さいクモで、真っ暗闇で撮るのは厳しい被写体です。
卵のうを守るムナボシヒメグモ?

私がカメラを向けたら、ムナボシヒメグモは葉っぱのつけ根の枝の方に移動したのですが、糸の先にサトヒメグモが待ち構えていて、あわてて逆の葉先の方向に移動しました。
サトヒメグモもムナボシヒメグモと同じくクモ食いのクモ。母グモと生まれてくる子グモたちを狙っていたのでしょうね。
サトヒメグモ

※以前に見たサトヒメグモの記事
「オオヒメグモとサトヒメグモ」(2010.8.29.)

※追記
ムナボシヒメグモが運んでいた卵のうが孵化していました。
前に見た個体のすぐそばにいましたが、同じ個体かどうかはわかりません。
孵化してもそのまま運び続けていました。(2017.8.16.21:00)
孵化した子グモたちを運ぶムナボシヒメグモ
------------- 追記はここまで


 
◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 
同じ日に見た別の個体です。
芋虫を体につけたムナボシヒメグモが桜の枝先にぶら下がっていました。
(23:00)

夜は枝先からいろんなクモがぶら下がっています。
主にトリノフンダマシを探していたのですが、こんなクモも見つかりました。
寄生されたムナボシヒメグモ

葉っぱに移動してもらって撮影。
寄生されたムナボシヒメグモ

正体がよくわからないので、容器に移して撮影。
寄生されたムナボシヒメグモ

自宅に持ち帰って置いておいたら、寄生蜂のまゆができていました。(2017.8.9. 21:00)
寄生蜂のまゆができた

まゆを拡大。この段階ではまだ中身が透けて見えます。
寄生蜂のまゆ

寄生されたクモの方は絶命。触っても動きませんでした。
ムナボシヒメグモ

ただ今現在のまゆはこんな感じ。(2017.8.11. 13:30)
まゆの下にフンらしきものが落ちています。
9日に写真を撮ったときにはありませんでした。さなぎの状態でもフンをするのでしょうか。
寄生蜂のまゆ

JUGEMテーマ:昆虫写真





日本のクモ 増補改訂版 (ネイチャーガイド)


にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

どちらが頭でどちらがお尻? ヒメシャチホコの幼虫
  
近所のコナラの枝先でヒメシャチホコの幼虫を見つけました。
シャチホコガの幼虫はおもしろい形をしているので、会えるのを楽しみにしていました。(2017.8.9.午前6:00)
ヒメシャチホコ幼虫

おもしろい形だし、ちょこまかと動き回って撮れないので、持って帰って飼うことにしました。
動いてくれないと、どちらが頭でどちらがお尻なのかまったくわかりません。


帰宅後、いろんな角度から撮ってみました。
上から。
ヒメシャチホコ幼虫 上から

真上から。
ヒメシャチホコ幼虫 上から

横から。静止するときはこうやって脚をたたんでいます。
ヒメシャチホコ幼虫 横から

葉っぱの端をかじっていきます。
ヒメシャチホコ幼虫 食事中

ヒメシャチホコ幼虫 食事中

食事中のところ、お顔拝見。
ヒメシャチホコ幼虫 顔

眼はどこにあるの?
ヒメシャチホコ幼虫 顔

この角度で、やっと眼の場所がわかりました。
ヒメシャチホコ幼虫 顔

腹脚で枝をしっかりとはさみます。
ヒメシャチホコ幼虫 腹脚


たくさん撮らせてくれて、ありがとう。お疲れさま。


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

夜は元気なヒゲナガサシガメ

最近は夜に虫を見に行くことが多いのですが、クモをはじめ夜の方が元気な虫たちも多いです。

ヒゲナガサシガメも、夜は元気に歩き回っている虫です。
今まで、昼間に葉裏にじっと張りついている姿しか見たことがないので、ちょっと驚きました。

キョウチクトウの枝先を歩くヒゲナガサシガメの幼虫。
黄色くて長い脚と触角、赤い模様がカラフルできれいです。カメラを向けると、さっさと立ち去ります。(2017.8.3. 22:00)
ヒゲナガサシガメ幼虫

桜の葉裏を歩いていたヒゲナガサシガメの幼虫。
右側に写っているのは、なにかの卵塊のようです。(2017.8.6. 22:00)
ヒゲナガサシガメ幼虫

桜の枝先にいたヒゲナガサシガメの成虫。動いている時は、触角が広がります。(2017.8.6. 22:10)
ヒゲナガサシガメ成虫

同じ個体ですが、ちょっと拡大。カラフルできれいな虫です。
ヒゲナガサシガメ拡大

上の成虫を何度も撮っていたら、ここに落ち着きました。
葉裏に写っている小さい虫を捕食していたのでしょうか?
ヒゲナガサシガメ成虫


ちなみに、この虫は昼間にキョウチクトウやカクレミノの葉裏で見つけることがありますが、カメラを向けてもまったく動く気配がありません。

キョウチクトウの葉裏でじっとしていたヒゲナガサシガメ。
葉っぱに触って裏返してもまったく動きませんでした。(2015.8.26. 16:30)
昼間のヒゲナガサシガメ


夜に虫を見に行くと、今まで知らなかった虫たちの生活がいろいろ見られます。
ブログには書ききれないほどたくさん見つかりました。
誰が見てくれるのかわからない弱小ブログですが、なるべく記事にしていこうと思います(^^;)



にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

トリノフンダマシが脱皮していました
 
裏山のトリノフンダマシを見に行ってみたら、1匹が脱皮中でした。


糸にぶら下がって無防備に脱皮中。(2017.8.6. 21:42)
トリノフンダマシ脱皮

脱皮していたのはこんな場所。シャリンバイの植栽の枝先から糸を吊るしていました。(21:43)
脱皮の場所

脚がまだ伸びた状態。(21.44)
トリノフンダマシ脱皮

脚を丸めました。(21:51)
トリノフンダマシ脱皮

生殖器を拝見。(21:54)
トリノフンダマシ脱皮

脱皮していた個体のすぐそばの枝にぶら下がっていた個体。
カメラを近づけると、糸をたどって葉先に隠れます。これが、この公園でただ今現在一番大きなトリノフンダマシ。
トリノフンダマシ脱皮

同じシャリンバイの少し離れたところにオスもぶら下がっていました。
ジョロウグモと違って、脱皮中のメスに交接を迫るようなことはないようでした。
トリノフンダマシ♂


7月25日の夜に裏山でトリノフンダマシを見つけてから、何度も通っています。
最初に見つけたソテツとルドベキアの植栽以外も確認してみたら、たくさん見つかりました。
夜に探すと糸にぶら下がっているので、昼間よりもずっと簡単に見つかります。
やっぱりクモの観察は夜に行かないとダメですね。

数え切れませんが少なくとも15頭以上のメスとオスも結構いるようです。
雑木林の周辺の枝先も見始めると、そこら中に、数え切れないほどたくさんいます。
夜に念入りに探すと、こんなにたくさん見つかるとは知りませんでした。
観察していたのにいなくなる個体もあります。

今年はまだ同心円状円網を張っているのは見たことがありません。
前の記事にも書きましたが、複数頭で糸を渡して、そこにぶら下がっているのではないかと思うのですが、ライトで照らしてみてもはっきりとはわかりません。
同心円状円網がなくても、ラッピングした獲物を抱えている個体もあります。


※前回に見たトリノフンダマシの様子
「今年も近所のトリノフンダマシ」
(2017.7.28.)


JUGEMテーマ:昆虫写真




にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければ、どれかボタンをポチっと応援クリックお願いいたします。
ボタンの内容の他の皆さんのブログも見られます。
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ