虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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サトクダマキモドキの産卵と食事
 
サトクダマキモドキは近所の雑木林ではとてもよく見かけるキリギリスの仲間です。
昼間も木の上に止まっているのを見かけますが、夜は食事中のところをよく見かけます。

今年の夏に見たサトクダマキモドキの産卵と食事の様子をまとめました。

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〇サトクダマキモドキの産卵

緑地公園のウメの木に産卵中のサトクダマキモドキ。(2017.10.11.22:55)
海老のように背を丸めて、湾曲した産卵管を差し込んでいます。
樹皮がだいぶ削れているので、産卵を始めてから時間が経っていたようです。
ウメの木に産卵するサトクダマキモドキ

お尻を木から離して、口でもぞもぞやっています。(同日22:59)
口で樹皮に傷をつけてから産卵するのでしょうか?
ウメの木に産卵するサトクダマキモドキ

再び産卵管を樹皮に押しつけました。(同日23:02)
一つ一つの動作がゆっくりだし、産卵管を入れたらしばらくそのままです。
おそらく卵を順番に差し込んでいるんだと思いますが、高いし暗いので、のぞけませんでした。
ウメの木に産卵するサトクダマキモドキ

同じ木を見渡してみたら、もう1匹同じように産卵していました。(同日23:03)
ウメの木に産卵するサトクダマキモドキ

この晩初めて産卵するところを見つけました。
それ以降は気をつけて見ていますが、まったく産卵の姿は見られません。

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〇7月から今までに見たサトクダマキモドキの幼虫と成虫(主に夜間)

観察を始めたのが7月からなので、今年は大きな幼虫(たぶん終齢)からしか見られませんでした。

一番よく見かけたのがキョウチクトウの枝先。(2017.8.3.22:00)
黒い汁は葉から出る液なのか、いつも汚く食い散らかしています。
キョウチクトウは人間が食べると毒ですが、この虫は平気なんですね。
キョウチクトウを食べるサトクダマキモドキの幼虫

こんな風に触角を折りたたんでいるのを時々見かけます。(2017.9.1.23:00)
サトクダマキモドキの幼虫 グルーミング中

キョウチクトウを食べる成虫のオスとメス。(2017.9.2.23:30)
このころはペアで枝先にいるのをよく見かけました。
もっとよく見ていれば、ここで交尾したり産卵するところが見られたのかもしれません。
キョウチクトウを食べるサトクダマキモドキ♂♀

こちらもキョウチクトウにいた成虫のペア。(2017.9.3.22:00)
キョウチクトウを食べるサトクダマキモドキ♂♀

上のペアは、左の大きい方がメス。
キョウチクトウを食べるサトクダマキモドキ♀

右側にいたオスを拡大。
キョウチクトウを食べるサトクダマキモドキ♂

メス同士で食べているのも…。雨でも平気。(2017.9.5.22:30)
サトクダマキモドキメス同士

こちらは、アカメガシワの葉を食べ散らかしていました。(2017.8.13.朝10:00)
アカメガシワも大好きのようで、ほかの場所のアカメガシワの群落でとてもよく見かけます。
アカメガシワを食べるサトクダマキモドキ

クヌギを食べる幼虫。(2017.8.3.22:00)
クヌギを食べるサトクダマキモドキ

ヘクソカズラの葉も食べています。臭いのも平気なようです。(2017.10.12.23:00)
ヘクソカズラを食べるサトクダマキモドキ

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〇おまけ

ずっと以前に神奈川で撮った写真ですが、シャリンバイにいたサトクダマキモドキの小さな幼虫たち(たぶん初齢)。
小さいころは一か所にたくさん集まっています。(2009.5.11.)
サトクダマキモドキの一令幼虫


※ 以前に書いたサトクダマキモドキの関係の記事です。

「夜のアカメガシワにいた虫たち」(2016.8.17.)
「ヒメクダマキモドキ」(2010.12.17.)
「赤ちゃんバッタ」(2010.6.7.)


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ヤリグモspの卵のうとまどい
  
近所の雑木林の松の枝先でヤリグモspが卵のうを守っていました。
先日やっと子グモたちが出嚢してきました。


卵のうの形はヤリグモですが、母グモのお尻の先の突起がヒゲナガヤリグモ。
ヤリグモなのかヒゲナガヤリグモなのか、私では判断がつきませんでした。


あれから数日たちますが、子グモたちは分散せずにその場でまどいを作っています。

出嚢までの様子と、夏に見たヤリグモの仲間たちの姿をまとめました。
撮影日時は()で表示。同日同時刻のものは省略しました。

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〇ヤリグモspが出嚢するまで

マツの枝先に卵のうを守るクモを見つけました。(2017.9.25.23:00)
卵のうを守るヤリグモsp

昼間に見ても、ライトを当てないと気がつかないような感じ。(2017.9.27.12:00)
卵のうを守るヤリグモsp

卵のうとヤリグモspが、50センチくらい離れた別の枝先に移動していました。(2017.9.28.23:00)
卵のうを移動したヤリグモsp

元いた枝先には、ヒゲナガサシガメが。
ヒゲナガサシガメに攻撃されて逃げたのか、それともたまたまなのかはわかりません。
ヒゲナガサシガメ

卵のうの周りにはたくさんの糸が張られています。わかるようにライトを強く当てました。(2017.10.1.23:00)
卵のうを守るヤリグモsp

とうとう子グモたちが出嚢していました。(2017.10.11.22:00)
この日18:00にここを見た時はまだ出嚢していなかったので、その後の時間に出てきたようです。
ヤリグモspが出嚢

子グモたちのまどいを拡大。
ヤリグモのまどい

卵のうを守っていた母グモは、まどいの下にぶら下がっていました。
ヤリグモspのまどいと母グモ

母グモのお顔拝見。この時以降、母グモの姿は見られなくなりました。
母グモ

出嚢の翌日、昼間に見に行ってみました。まだまどいを作っています。(2017.10.12.11:30)
ヤリグモspのまどい

子グモたちのまどいを拡大。よく見ると右下の子グモが黒いものを抱えています。
他の写真にも何か抱えている子グモが写っていました。ちゃんとなにかを捕まえて食べてるようです。
ヤリグモspのまどい

あれから3日経ちますが、まだ子グモたちは分散していません。(2017.10.14.22:30)
ヤリグモspのまどい

出嚢した次の晩から、まどいの下にオナガグモ♂がぶら下がっています。子グモを狙っているんでしょうね。
オナガグモ♂

この場所はヒメグモの網がいくつもかかっていました。ヤリグモはクモを食べるクモ。
ヤリグモspはヒメグモの幼体を捕食しながら成長して卵のうを作ったようです。

ただ、最近のここのヒメグモたちはクモヒメバチに寄生されて、卵のうを作っている個体は1つだけになってしまいました。
この子どもたちはどうやって生き延びていくのかな?

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〇夏に見かけたヤリグモたちの様子

出嚢後のヤリグモの卵のう。周辺に幼体が数頭ぶら下がっていました。(2017.8.13.朝)
この形はヤリグモのものだと思いますが、上の例もあるし、以前にここでヒゲナガヤリグモの卵のう(もっと細長い)と母グモを見たので、自信はないです。
この時期は、夜の観察でも小さいヤリグモspしか見かけませんでした。
出嚢後のヤリグモの卵のう

捕食中のヤリグモsp幼体。相手はウロコアシナガグモでしょうか。(2017.8.19.夜)
捕食中のヤリグモsp幼体

糸にぶら下がるヤリグモsp幼体。夜に行くと、枝先にぶらさがっています。(2017.8.26.夜)
糸にぶら下がるヤリグモsp幼体

ジョロウグモの網を歩くクモ。これはヒゲナガヤリグモのオス?
網の粘りを気にせずに歩いていました。(2017.8.26.夜)
ジョロウグモの網を歩くヤリグモsp

上の個体を背中から。ヤリグモやオナガグモをこの角度から見られることはほとんどありません。
こうして見るとクモっぽく見えますね。
ジョロウグモの網を歩くヤリグモsp

枝先にぶら下がるクモ。これもヒゲナガヤリグモのオスでは?
カメラを向けると、こういう体勢になります。(2017.8.31.夜)
枝先にぶら下がるヤリグモsp

上の個体、落ち着くと普段の体勢に。遠目に見るとオナガグモの様にも見えます。
枝先にぶら下がるヤリグモsp

枝先にぶら下がるクモ。これはヤリグモのオスの成体なんでしょうか?(2017.9.5.夜)
枝先にぶら下がるヤリグモsp

雑木林の手すりの下で、卵のうを守るヤリグモsp。(2017.9.27.昼)
卵のうの形から見てヤリグモなのでは?
ここはユウレイグモとカレハヒメグモが多い場所。エサになる子グモはたくさんいそうです。
卵のうを守るヤリグモ


今年の夏は、これ以外にもいろんなところでヤリグモspが見つかりました。
夜に行くとライトの光で糸が光るから見つけやすいのか、それとも夜の方が活発に動いているのか?
それとも、数が増えたのか?
それはちょっとわかりません(^^;)

それにしても、ヤリグモとヒゲナガヤリグモの違い、どうやって見ればいいのでしょうか。
日本のクモ(増補改訂版)で、ヒゲナガヤリグモが追加されましたが、いまひとつよくわかりません。



日本のクモ 増補改訂版 (ネイチャーガイド)

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トリノフンダマシの網 張り方と捕食の仕方
  
トリノフンダマシは、ほかのクモとはちょっと違う独特な形の網を張ります。
夜中に張って夜明け前に片づけてしまうので、夜に行かないと見られない網です。


7月からの約3か月間の裏山での観察の結果を以下の4つにまとめてみます。

〇トリノフンダマシの網の形いろいろ
〇網を張る時間
〇網の張り方
〇獲物の捕まえ方


子どもを迎えに行く都合で、夜11時前後に見に行っていました。(ほぼ毎晩)
ですから、0時過ぎの様子はちょっとわかりません。

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〇トリノフンダマシの網の形いろいろ

今年初めて見たトリフンの網。シャリンバイと草の間。
同心円状円網と呼ばれている、横糸の間隔が広くて粘り気の強い網。
この時はトリフンが3頭いて、重ならない程度に網を張っていました。(2017.8.21.23:10)
トリノフンダマシの網

翌日も網が見られました。これは上のクモのお隣りのトリフンの網。
この個体はよく茂みに密着した網を張るのですが、葉っぱに引っかからないのが不思議です。
もしかして、蛾よりも茂みに来るバッタを狙ってる?(2017.8.22.10:50)
トリノフンダマシの網

この場所のほかの2頭は移動したり姿を消したりしましたが、上のクモは今でも同じ場所で元気。(2017.10.1.22:50)
トリノフンダマシの網

他の場所のトリフンの網も、形がいい時のものをちょっと載せてみます。

ソテツとルドベキアの間に張った網。(2017.10.8.23:00)
ここは獲物が少ないのか、クモがなかなか大きくならなくて。10月に入って卵のうがやっと1つできました。
トリノフンダマシの網

上の網を横から見ると。
獲物が少ないせいなのか、張る網の大きさもいつもほかの個体よりも小さめ。
なにかが横糸に引っかかると、衝撃でその横糸が切れます。縦にぶら下がった糸は切れた横糸。
トリノフンダマシの網

ルドベキアと芝生の間に張った網。(2017.10.8.23:00)
トリノフンダマシの網

上の網を横からみると。
トリノフンダマシの網

上の網のそばにもう1つ網ができるのですが、そちらはいつも不完全で小さめ。(手前のが不完全な方)
トリノフンダマシの網

雨の日は水分を含んで緩い網が更にゆるゆるに。(2017.9.11.23:00)
雨の日のトリノフンダマシの網

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〇トリノフンダマシの網を張る時間

今年は7月から夜の観察を続けてきましたが、毎晩のように行っても網はなかなか見られませんでした。

ほかの方のブログを拝見すると、夜9時くらいでも網を張っているトリフンもいるようだし、私自身も以前8月の夜8時にここで張っているところを見たことがあったので、全然網が見られないのが不思議でした。

8月21日11時…初めて網を確認。

その後…11時時点で張っている日もあるし張っていない日も。
    夜明け前に行くと、回収するところが見られることが多い。
    
10月9日18時…まだ明るいのに網が張ってあるのを確認。

わかったことは…。
・網を張るのは深夜0時過ぎが多い。
・11時過ぎの時点で、風に糸を流しているのをよく見た。

・網が大きい個体は、卵のうの数も多い。(現在のところ1頭あたり卵のうの最高は5個)
・卵のう作りがいちばんよく見られたのは8月下旬〜9月上旬。10時半過ぎに作り始める。
・卵のうを1カ所にまとめて吊るす個体もいるし、1つずつ囲いを作って吊るす個体もいる。

・「湿度が高いと網を張る」と聞いたけれど、夜露で下草が濡れていても張っていない日もある。
・日没が早くなると網を張る時間が早くなるのかもしれない。

・低木ではなくて、地上3メートルくらいの網もあった。
・小雨なら網を張っている個体もあった。

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〇トリノフンダマシの網の張り方

10月9日の夕方に、トリフンが既に網を張っているのを見かけました。
涼しくなったせいなのか、まだ空が明るいのに張っていてびっくり。

次の日の夕方に見に行ってみたら、ちょうど造網中でした。(2017.10.10.18:10)
横糸を張るトリノフンダマシ

今までも造網作業は見たことがありましたが、今回はとても見やすい位置でやってくれました。
見ていると、普通の円網を張るクモとは手順が違いました。

トリノフンダマシの網の張り方

上の網は今回造網中だったトリフンの網の完成形(前日)です。

他の円網のクモは、まず枠糸を貼って、次に縦糸を貼り、最後に横糸をくるくると張っていきます。

トリフンは、枠糸(私にはよく見えないけれどあるらしい)の後、縦糸を貼り、横糸は一気にくるくるとは張らずに、上の図の赤い丸の部分をひとつづつ張ります。

Aで横糸をくっつけた後、Aから出た糸をお尻につけて網の中心Bまで移動します。
Bでしばらく留まって、引いてきた糸を脚でつま弾いていると、粘球が浮き出してきます。
(どうしてそうなるのか、わかりませんが不思議!)

粘球が浮き出した横糸をブラーっとお尻につけたまま、縦糸を伝ってCの地点まで移動して糸を縦糸にひっかけます。
Cの地点から糸を引いて、またBに戻ります。
引いてきた糸から粘球が浮き出してきて、また縦糸を伝ってDにくっつけに行きます。

その後は同じことの繰り返し。

他のクモがリズムよく横糸を張っていくのとは全然違います。

文章で説明しようとしてもわかりにくいですね。
動画も撮りましたが、撮った本人にしかわからないような写りなので(^^;)


粘球が浮き出した横糸を縦糸にひっかけに行ったところ。(2017.10.10.18:10)
横糸を張るトリノフンダマシ

途中まで横糸を張ったところで、休憩タイムに入ってしまいました。
トリノフンダマシの網 途中


時間がなくて途中まで見て帰宅しましたが、実は、トリフンはこのように半分張ったらいったんこしきに戻り、残りはまた逆方向に横糸を張っていくようです。見逃してしまいました。

半周ほどしたところで、クモはこしき部へ戻ってしまいます。そして、再び最初に張りはじめたタテ糸にすすみ、今度は今までと逆側にヨコ糸を張っていきます。「クモの巣と網の不思議」(池田博明編)P159〜162


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〇トリノフンダマシの獲物の捕まえ方

トリノフンダマシは網にかかった獲物の処理の仕方もほかのクモとはちょっと違います。
いつも獲物が掛かっても写真が間に合わないので、今回はガガンボを網にくっつけてみました。
やらせ写真です。

トリフンの網は見るからに粘球も大きくて粘りが強いので、物がよくくっつきます。
蛾を主食としているので、鱗粉があっても剥がれないくらいの粘り。
獲物が横糸に貼りつくと、その横糸が切れる仕組みになっています。
今回のガガンボは粘性ですぐに動かなくなりましたが、蛾が掛かる時は糸が切れてぶら下がる形になった蛾はしばらくの間激しくくるくると回っています。
ガガンボを捕まえたトリノフンダマシ

ジョロウグモやコガネグモ科のクモたちは、網に獲物が掛かったらすぐに反応しますが、トリフンはちょっと遅め。
そばまで行かずに、掛かった横糸の縦糸との接着地点で獲物が動けなくなったのを確認してから、自分の方に引き寄せます。
ガガンボを捕まえたトリノフンダマシ

お尻から糸を出して念入りにラッピング。
ガガンボを捕まえたトリノフンダマシ

直接抱えたりせずに、ちぎれた横糸でぶら下げたまま運びます。
ガガンボを運ぶトリノフンダマシ

いったんこしきまで運び、その後葉っぱなどのそばに運んで長時間かぶりついています。
ガガンボを捕食中


真っ暗な中、ライトを網に向けていると、7〜8月の頃は蛾が簡単に集まってきました。
周りを見ても下草に止まっている蛾の姿もたくさん見つかりました。

10月になって、周辺の蛾の数もぐんと減ってきて、トリノフンダマシのシーズンもそろそろおしまいでしょうか。

今年は早い時期に明るめのライトを持って探しに行ったので、例年よりもたくさんの幼体が見られました。
場当たり的な観察で、きちんとした結果は残りませんでしたが、トリフンたちの活動的な姿がたくさん見られたので満足です(^^;)


※今年ここで見たトリノフンダマシの記事


「トリノフンダマシの産卵と交接」
(2017.8.24.)
「トリノフンダマシの交接、卵のう」(2017.8.17.)
「トリノフンダマシが脱皮していました」(2017.8.7.)
「今年も近所のトリノフンダマシ」(2017.7.28)



クモの巣と網の不思議―多様な網とクモの面白い生活


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キイロシリアゲアリの結婚飛行 新女王に群がるオスの羽アリ
 
昨日の夕方、近所の門灯に羽アリが集まっていました。
結婚飛行があったようです。キイロシリアゲアリではないかと思います(たぶん)。


少ない新女王にオスたちが大量にまとわりついていました。(2017.10.3.19:00)

羽アリの塊が歩き回っています。
新女王アリとオスアリ

外側の羽アリを指で払ってみると、女王アリの顔が現れました。
女王アリはきれいな黄色で、オスアリたちは褐色に見えます。
新女王アリとオスアリ

メスは歩き続け、オスアリたちは少しずつ振り落とされて数が減ります。
新女王アリとオスアリ

オスアリたちの側から見ても、ぐしゃぐしゃでどうなっているのかわかりません。
新女王アリとオスアリ

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もうひとつ歩く塊を見つけました。
新女王アリとオスアリ

周りの羽アリを払ってみると、同じように女王アリが現れました。
ずっと止まらずに歩き続けていました。
新女王アリとオスアリ

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そのお隣りの門灯には女王アリは来ていなかったようで、オスアリたちが手持無沙汰な感じで止まっていました。
新女王アリとオスアリ

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とても小さいアリだったし、塊になっていることにこちらもテンションが上がってしまって、きちんとした写真が撮れませんでしたが、このアリはたぶんキイロシリアゲアリだと思います。

ご参考に…、
以前、わが家の門灯でハリブトシリアゲアリに襲われていたキイロシリアゲアリの新女王。
攻撃を受けた後、ハリブトシリアゲたちに運ばれて行きました。(2017.9.14.0:00)
キイロシリアゲアリの新女王

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ハラビロミドリオニグモ? シロオビトリノフンダマシ?
 
近所の雑木林で、ハラビロミドリオニグモらしきクモを見つけました。

「日本のクモ」(文一総合出版)によると、山地に生息するクモで、日当たりのいい林道や渓流沿いの樹間の高い場所に垂直の正常円網を張るのだそうです。


キョウチクトウの枝から渡した糸にぶら下がる小さいクモ。(2017.9.30.23:00)
トリノフンダマシのような形ですが、今の時期としては小さすぎるし、渡した糸が長い(遠くのもの同士をつないでいる)ので、おかしいな?と思ってよく見ると、背中が緑色。
背中が緑と言えば、ワキグロサツマノミダマシがいますが、アレは今の時期はこんなに小さくないし光沢がありません。
ハラビロミドリオニグモ?

その場でプラ容器に入れて撮ってみたら…。
「あ!」と、喜び勇んでお持ち帰りしました。
ハラビロミドリオニグモ?

自分としてはハラビロミドリオニグモを連れてきたつもりでしたが…。

とても元気に動き回ります。
背中は黄緑色ですが、形はどう見てもシロオビトリノフンダマシ。
ハラビロミドリオニグモ?

触肢は細い。
ハラビロミドリオニグモ?

光を強く充てると黄色にも見えます。(昼間の自然光では黄緑に見えましたが)
ハラビロミドリオニグモ?


庭で写真を撮っている最中に容器を芝生に落として、クモは行方不明になってしまいました!

このクモは、シロオビトリノフンダマシの変異型なのか、ハラビロミドリオニグモの幼体なのか???
わが家は「山地」ではないので、ハラビロミドリオニグモが近所で見られるなんて、考えもしなかったのでぬか喜びしましたが、実際はどうだったのか闇の中です…。
ちなみに、山地性と言われているトガリオニグモやクリチャササグモ、イナズマクサグモは普通にいます。


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金色に輝くキクキンウワバ
 
夜の観察で、ライトを当てるとキラキラと金色に輝くガを見つけました。

ヤガ科キンウワバ亜科キクキンウワバという普通種だそうです。

※参考サイト
キクキンウワバ|みんなで作る日本産蛾類図鑑


キョウチクトウの葉裏にじっとしていたキクキンウワバ。
長さ2センチぐらいだったと思いますが、そんなに小さい虫ではありません。(2017.9.30撮影)
キクキンウワバ

そっと葉をめくって撮ってみました。
普通にライトを当てて撮ると、金色部分が光り過ぎて白飛びしてしまいます。これでも光量控えめ。
頭にミミズク(ヨコバイ科)のような突起が2つあります。
キクキンウワバ

角度を変えて。
キクキンウワバ

金色部分をアップ。これも構造色なんでしょうね。
キクキンウワバ

最近は夜に観察しているので、いろんなガが見つかります。
出会ったガについては、いちおう記念写真は撮っていますが、名前を探すのが面倒で放置してあります(^^;)

この金色のガにはちょっとびっくりでした。
昼に出会ったらライトを当てることもないので、こんな金色なのには気がつかなかったかもしれません。

「金色 ウワバ」で画像検索したら、シロスジキンウワバが見つかって、「キンウワバ」で画像検索したら、これが見つかりました。
ガの名前を探すのは、私にとっては難易度が高いので、簡単にわかってほっとしました。



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アオマツムシの求愛
  
今住んでいる街は秋の夜はアオマツムシの鳴き声一色になります。
コオロギや本物の(!)マツムシも鳴いていますが、打ち消されてしまいます。
ちょっと増えすぎじゃない?
日没から9時くらいまでは、街路樹の横を通ると、上から声が降って来る感じ。

最近は明るい時間にも鳴いているようなので、午後早い時間に探しに行ってみました。
併せて7月下旬から見てきたアオマツムシたちの様子をまとめてみました。


--------------------------

アカメガシワでアオマツムシの声がするので探してみました。(2017.9.27.15時)

アオマツムシは葉が重なり合ったところに隠れて鳴いていることが多く、大声のわりに見つけにくい虫。
明るい時間は夜ほど大量に鳴いていないので、声の出所が探しやすいようです。

何匹か見つかりましたが、こちらはオスとメスが様子をうかがっています。
接近するアオマツムシの♂♀

時間をかけて接近。この間、オスは一度も鳴きませんでした。
接近するアオマツムシの♂♀

やっとオスとメスが並んで。
オスは音は出さずに翅を少しずつ何度も持ち上げます。ここからメスを誘うにおいが出るらしいです。
接近するアオマツムシの♂♀

精球を受け渡して結婚が成立するのを待ちましたが、この後、メスがのこのこと歩いて立ち去りました。
オスのにおいが気に入らなかった?

--------------------------

ソヨゴの枝でオスが数匹大きな声で鳴いていました。(2017.9.27.15:15)

同じ木がたくさんある場所でも、鳴いているオスは一か所に集中しているようです。
縄張り争いの鳴き声なのでしょうか。

しばらく見ていたら、メスが鳴いているオスに近づいて、ぴたりと並びました。
アオマツムシの♂♀

高いところなので枝を引き寄せて写真を撮っていたら、私が気になったのか、バラバラになってしまいました。
あとちょっとだったのに…。お邪魔しました。
アオマツムシはだいたい人の背丈よりも高いところで鳴いています。

--------------------------

サクラの葉に隠れてオスが数匹鳴いていました。(2017.9.27.15:40)

鳴いているオスのそばを見ると、メスが見つかります。
メスに向かって鳴くアオマツムシの♂

このオスの鳴き声は、いつも聞く「リーリー」という大声ではなく、かすれるような小さな声でした。
求愛の声だったのでしょうか?
メスに向かって鳴くアオマツムシの♂

鳴き続けながら、歩いてゆっくりメスに近づきます。メスは不動。
メスに向かって鳴くアオマツムシの♂

結局気に入ってもらえなかったようで、メスは歩いて去ってしまいました。
メスに向かって鳴くアオマツムシの♂

同じ木で、別のカップルも接近していました。
メスに向かって鳴くアオマツムシの♂


この日見ていた感じでは、アオマツムシはメスの方に選択権があるようです。
恋の歌を歌って時間をかけてメスに近づくことができても、相手が気に入らなければメスはさっさと立ち去ります。
気を持たされたのに振られるオスがちょっと気の毒になりました。

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夏の間に見かけたアオマツムシが成虫になるまでの様子をまとめてみました。

脱皮直後と思われる幼虫。
サクラの葉が大好物なようで、うちの近所では桜並木で一番よく見つかります。(2017.8.8)
アオマツムシの幼虫

上の幼虫が止まっていた桜の葉の裏側に、脱皮殻がついていました。
アオマツムシの脱皮殻

フクログモの住居のような葉っぱを糸で重ねたところを剥がすと、幼虫が見つかります。(2017.8.8)
アオマツムシの幼虫

終令幼虫はかなり恰幅がよくなります。(2017.8.4)
アオマツムシの幼虫

グルーミング中の幼虫。(2017.9.1)
アオマツムシの幼虫

白い何かを食べているメス。これは、自分の脱皮殻?(2017.8.31)
何かを食べるアオマツムシ♀

こちらも、クモの住居の再利用の隠れ家。(2017.8.9)
アオマツムシの幼虫

成虫になっても、できるだけ隠れていたいアオマツムシ。(2017.8.29)
アオマツムシの幼虫

成虫のオスが鳴く時も、葉っぱの隙間で鳴いているのをよく見かけます。(2017.9.12)
メスに向かって鳴くアオマツムシの♂

最近、ジョロウグモに捕まっているアオマツムシの成虫をよく見かけます。
成虫は、シュッと横に飛ぶので、障害物に引っかかりやすいんでしょうね。
アオマツムシを捕まえるジョロウグモ


※以前書いたアオマツムシの記事はこちらです

「アオマツムシ」(2012.9.26)



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夏の間のアズチグモ
 
ワカバグモに続き、この夏に見たアズチグモをまとめてみました。


ワカバグモもそうですが、アズチグモも注目してたわけではないので、ついでに撮れた写真ばかりですが(^^;)

木の枝先で良く見つかるクモで、前回のワカバグモとよく似た場所にいます。
ワカバグモのように手足を広げて獲物を待ち伏せしているのですが、ライトを当ててもワカバグモほどは目立ちません。ちょっと物陰にいるからでしょうか。
今回も、夜に撮った写真が多いです。(夜でないものはその旨表記しました)


まずは、アズチグモの捕食シーンをまとめました。

ヘクソカズラの花の上で、アブのようなものを捕獲。(2017.8.17昼)
アズチグモ捕食

桜の葉の陰で、アオマツムシの幼虫を捕獲。(2017.8.17朝)
アズチグモ捕食

桜の葉裏で、これはキジラミの仲間でしょうか。(2017.9.4)
クロミャクチャタテのメスではないかとご指摘いただきました。
たしかにクロミャクチャタテはこの場所で時々見かけます。そらさん、ありがとうございます。
アズチグモ捕食

これは、アオマツムシの成虫を捕獲した斑紋型のアズチグモ。(2017.9.5)
アズチグモ捕食

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メスは個体によって、模様や色が微妙に違います。

一番よく見かけるのが白とかオフホワイト一色のアズチグモ。(2017.8.14)
アズチグモ

私が好きな斑紋型。(2017.8.14)
アズチグモ斑紋型

これも斑紋型ですが、ちょっと模様が違いますね。(2017.8.17昼)
アズチグモ斑紋型

お腹がパンパンに膨らんだアズチグモ。(2017.8.30)
お腹が膨らんだアズチグモ

お尻から糸を出しているクリーム色の個体。バルーニングしようとしていたのかな。(2017.8.17昼)
糸を流すアズチグモ

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アズチグモも、オスはメスよりもずっとミニサイズです。

昼間に枝先を移動していたオス。
オスは小さいので、普段はなかなか見つけられません。(2017.7.28昼)
アズチグモのオス

桜の葉の陰で、お腹の大きなメスの背中にオスが乗っていました。(2017.8.17)
オスを背負うアズチグモのメス

上の個体を拡大して見ると、背中の皮がめくれているように見えます。脱皮中のところを交接しようと待ち構えていたのでしょうか。
オスを背負うアズチグモのメス


※以前に見たアズチグモたちの記事

「アズチグモの親子」(2016.10.11)

「アズチグモ」(2012.7.14)

「アズチグモ」(2010.10.15)



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夏の間の夜のワカバグモまとめ 卵のうや捕食
 
この夏に見たワカバグモたちの様子をまとめてみました。

7月下旬から夜のクモたちを観察してきましたが、ワカバグモはこの2か月間いつもたくさん姿を見ることができました。
昼間は葉裏に隠れていることが多いですが、夜は第一脚と第二脚をいっぱいに開いて獲物を待ち伏せしています。
夜にはいくらでも見つかるので、メインで観察していたわけではありませんが、写真がたくさん集まったので、まとめてみることにしました。
ほとんどの写真は、夜に撮影したものです。


草の茂みで捕食中のワカバグモ。
7月下旬に観察を始めたころは、まだ小さい個体ばかりでした。(2017.7.27)
ワカバグモ捕食

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8月中旬になると、大きな個体も増えました。(2017.8.17)
ワカバグモ捕食

桜の葉で卵のうを守るワカバグモ。お腹の右下に卵が透けて見えます。(2017.8.20)
卵のうを守るワカバグモ

上の個体とは別のクモですが、こちらも桜の葉で卵のうを守っています。
クモの左下に卵が透けて見えます。(2017.8.17)
卵のうを守るワカバグモ

上の個体を昼に見るとこんな感じ。昼に見た方がきれいなクモです。
この時点で子グモたちは孵化していました。(2017.8.19)
卵のうを守るワカバグモ

これも同じ個体。(お腹の右に黒い傷があるのでよくわかります)
子グモたちがよく見えるようになりました。(2017.8.20)
卵のうを守るワカバグモ

お腹が大きめのメス。(2017.8.20)
お腹が大きいワカバグモ

まだスレンダーなメス。(2017.8.19)
スレンダーなワカバグモ

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8月末になると、成体を見かけなくなって、子グモたちがメインになりました。

夜のワカバグモは、幼体も成体もみんなこういう体勢をとっています。
手足をめいっぱい広げているので、ライトを当てると結構目立ちます。(2017.8.31)
夜のワカバグモの体勢

こちらはちょっと黄色い幼体。オスなのかもしれないですね。(2017.9.12)
夜のワカバグモの体勢(黄色味が強い)

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ワカバグモたちの捕食シーンを集めました。
ワカバグモは糸でラッピングするのではなく、噛みついて捕まえるタイプ。

ユスリカとかタマバエの幼虫…のようなもの。(2017.8.23)
ワカバグモ捕食

小さいガ。(2017.9.2)
ワカバグモ捕食

ヒゲナガサシガメの幼虫。(2017.9.12)
ワカバグモ捕食

これは大物ですね。(2017.9.12)
ワカバグモ捕食

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9月下旬以降、子グモたちもだんだん大きくなりました。

透明感のあるメス。亜成体ぐらいでしょうか。(2017.9.17)
透明感のあるワカバグモ

くすんだ色のメス。今にも卵を産みそうな雰囲気。(2017.9.13)
くすんだ色のワカバグモ

脱皮中で、糸にぶら下がっているワカバグモ。(2017.9.19)
脱皮中のワカバグモ

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7月下旬からの観察で、オスのワカバグモが見つかりませんでしたが、最近やっと見かけるようになりました。

オスの亜成体かな。(2017.9.27)
オスが出てきたということは、これからもう1回繁殖シーズンなのかな?
ワカバグモのオス

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2か月間の観察から、来年以降への備忘録として…。

わが街では、おそらく7月上旬に産卵ラッシュ、8月中旬に次の産卵ラッシュ。

図鑑によると、出現時期(成体が見られる時期)は4〜10月。
春先からよく見かけるし、かなり何度も繁殖シーズンが来るようです。

たくさんいたのに、交接するところも、産卵するところも見られませんでした(^^;)

最近オスが見られるようになったから、運がよければもう一回繁殖シーズンが来るのかな?

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「これなんだろう?」 寄生?間借り?
  
最近の観察で見つけた「あれっ?」と思ったものをまとめてみました。
ほかの生き物に頼って暮らす虫やクモじゃないかと思われるものをピックアップ。

正体をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただきたいです。
他力本願で申し訳ありません。


◆ナミアゲハの体に白い粒々

ナミアゲハの顔写真を撮っていたら、足のつけ根や翅のつけ根に白い点々が。(9月上旬20:00)
ナミアゲハに白い粒々

これ、虫の卵? それとも、植物のタネとか花粉の動物散布?
ナミアゲハに白い粒々


◆青虫に青緑色の粒々

偶然撮れた写真です。桜から糸でぶら下がっていた青虫。
これは卵のようですが、アオムシコマユバチなら幼虫の形で這い出して来るはず。
何でしょうね?(8月下旬23:00)
あおむしに青緑の粒々


◆アブラムシにオレンジ色の粒

キョウチクトウで、アリがアブラムシを突いて甘露を飲むところを撮っていたら、オレンジの小さい塊が。
キョウチクトウアブラムシに寄生するダニでしょうか。(8月中旬昼間)
アブラムシにダニ?


◆クモの糸にぶら下がるクモヒメバチの仲間

サクラの枝から下がった糸にぶら下がっていたスレンダーなハチ。
クモに捕まった死骸なのかと思ったら、カメラを向けていたら元気に飛び去りました。
クモに卵を産みつけるクモヒメバチの仲間のようです。(8月上旬23:30)
クモの糸にぶら下がる寄生蜂

こちらは梅の枝に渡された糸にぶら下がるクモヒメバチの仲間。
この時はどのクモを狙っているのか周りを探してみましたが、あるのはクモのいない空っぽの網だけでした。(8月下旬21:00)
クモの糸にぶら下がる寄生蜂


◆クモの糸にぶら下がるちいさい虫

夜に観察に行くと、ユスリカをもっと小さくした虫がクモの糸にぶら下がっているのをとてもよく見かけます。
タマバエの幼虫らしいのですが、粘球がついていない枠糸にぶら下がっているようです。
小さくてピントが合いにくい色合いで、こんな写真しかありません(^^;)(8月下旬23:00)
タマバエの幼虫?

7月に夜間観察を始めてから今の時期まで、ずっと見かけます。(9月中旬22:30)
タマバエの幼虫?

1本の糸に数匹が連なってぶら下がっていることもよくあります。
近づくと逃げるので、クモに捕まったり、粘球に絡まったりしているわけでもないようで、なんのためにわざわざクモの網にいるのか不思議でした。
昼間でも薄暗い場所では見かけますが、夜は開けた場所でもたくさん見かけます。

そうはいっても、クモの網に絡まってしまうこともあるようで…。
小さすぎて同じ虫なのか断言できませんが、よく似た形の虫です。違う虫なのかな…?

トリノフンダマシの網に絡まったタマバエの幼虫?。
クモの方は捕食する気はないようで、くっついたまま放置。(8月下旬23:00)
タマバエの幼虫?

チュウガタシロカネグモの網に絡まったタマバエの幼虫?と有翅型のアブラムシ(左の緑の虫)。(9月中旬23:00)
アリの結婚飛行の晩にもこんな風にたくさん網に羽アリがかかっていますが、これは羽アリではないようです。
タマバエの幼虫?とアブラムシ

この虫について書かれたサイトがありましたので、リンクさせていただきます。
クモの糸に暮らす虫たち |筑波大学社会貢献プロジェクト つくバグ


◆カビだらけのクモ

見たことがないクモだな、と思ったら、腹部がカビに覆われたクモでした。(8月下旬23:30)
腹部にカビが生えたクモ

拡大。
腹部にカビが生えたクモ


◆ジョロウグモの枠糸にできた網

ジョロウグモの枠糸(枝と枝に渡した枠の役目になる糸)に小さい円網がふたつ。(8月下旬23:00)
ジョロウグモの網の中にできた小さい網

何の網なんだろう?
左は網主不在ですが、こしきの形から見てシロカネグモかアシナガグモの仲間かな。
ジョロウグモの網の中にできた小さい網

ブレブレですが、右の網にいたクモ。何のクモか不明…。
網にいたクモ

ジョロウグモの網は、枠糸の間にゲホウグモが小さい網を張っているところも見かけます。
シロカネイソウロウグモのような居候も置いているし、ジョロウグモは寛容な性格なんでしょうか。


◆落ちていた虫だらけのフン

雑木林の展望台に落ちていたのですが、光沢のある緑色の虫の足や翅が目立ちます。
アオマダラタマムシを食べたようですね。獣?カラス???(8月中旬昼間)
虫の死骸の入ったフン


この夏に見かけた、ほかの生き物と関係した虫やクモの様子を集めてみました。
夜に見て回ると、今まで気がつかなかったことも見つかるし、真夏でも熱中症にならずに集中できます。
いろんなものが見つかりましたが、まだまだ整理できずにいます。

そろそろ涼しくなってきたし、夜間観察も今月いっぱいでしょうか?
トリノフンダマシが姿を消すまでは続けます。
夏は真夜中でも散歩やデートしている人がいて、思っていたよりも寂しくありませんでした。
スマホを持って立ち止まっているポケモンGOの若者にも慣れました。


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