虫散歩

ようこそ♪ 身近な虫やクモ、鳥などを探しながらの散歩日記です。
2010年春以前の記事は神奈川県、以降は愛知県での観察です。
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初心者の私にも親切な図鑑。
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ホシミスジの終令幼虫がいました
 
近所のユキヤナギで、ホシミスジの終令幼虫を見つけました。
ホシミスジは愛知県では東部の山のチョウで、わが街にはいなかったはずですが、すっかり定着したようです。

ユキヤナギの葉をかじっている幼虫を発見。(4月30日)
ホシミスジの幼虫

翌日にも数メートル離れた場所で終令幼虫を発見。(5月1日)
ピンボケですが、大きさ的にはこのくらい。遠目には枯れ葉にしか見えません。
ホシミスジの幼虫

上の幼虫を横から見ると。薄緑色の模様が印象的。
ホシミスジの幼虫横から

背中から見ると。
ホシミスジの幼虫

家に持ち帰りユキヤナギの枝につけておいたら、前蛹になりました。(5月8日)
ユキヤナギアブラムシが体の上を歩くのが嫌なようで、ぶら下がった状態で体をグイッと動かします。
ムラサキツバメの幼虫のようにアブラムシとなかよくするのかもしれないと思って、幼虫と一緒にアブラムシも持ち帰りましたが、特に関連性はないようでした。
ホシミスジの前蛹

アブラムシを拡大。2匹写っています。
ホシミスジの前蛹

翌日、前蛹はさなぎに、幼虫だったものは前蛹になっていました。(5月9日)
ホシミスジの前蛹と蛹

さなぎを拡大。頭部の脱皮殻がくっついています。
ホシミスジの蛹

この日までに幼虫たちが落としたフン。
ホシミスジの幼虫は、蛹化する前に水っぽいうんちをしないんですね。
ホシミスジの幼虫のフン

現在は2匹ともさなぎの状態です。

今年はホシミスジが飛んでいるのはまだ見ていません。そろそろのようですね。
(コミスジは今日飛んでいるのを見かけました)

わが家の近所で初めてホシミスジを見たのは2015年の5月。
それ以降、全然珍しいチョウではなくなりました。

東京でもホシミスジは突然現れたようですが、原因は放蝶なのでしょうか。
公園昆虫記「ホシミスジが出現!」2014.7.3


<関連の記事>
ホシミスジが来ました(2015.5.22.)
ホシミスジが定着(2016.5.22.)


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田んぼでケリが抱卵中

近所の田んぼでケリが卵を抱いていました。

今の時期は子育てに入るので、田んぼを歩いているとあちこちからケリの大声が聞こえます。
場所によってはすぐ目の前を叫びながら飛んでいきます。
あんまり鳴くと、逆にそこにケリの巣があるのがわかってしまうのでは?(5月2日17時ごろ)


私の頭上を威嚇して飛ぶケリ。
威嚇してくるケリ

威嚇していたのはこのケリを守るため?
この場所に2羽いたけれど、オスとメスの区別がつかないので、なんだかよくわかりせん。
抱卵中?

こちらは別の場所ですが…。
この個体は、私が近づくのに逃げずに、威嚇して飛ぶこともなく、じっとしていました。
立ちすくむケリ

上のケリの周りを探すと、田んぼの中に卵を抱くもう1羽が…。
代かきして水を張った田んぼの中に、ケリの巣が残してあります。
ケリの巣_抱卵中のケリ

拡大。
ケリの巣_抱卵中のケリ

私がカメラを向けると、すぐに田んぼの中をトコトコと歩いて横切り、離れた畦に移動しました。
私の気を、巣からそらそうとしているようです。
だって、キジなんかとは違って上手に飛べる鳥ですから。
この後、近くの雑木林の方に飛び去りました。
巣を放棄したのかとヒヤヒヤしましたが、すぐにまた戻ってきて抱卵していました。
おとりになるケリの親

親が離れているうちに、ケリの巣拝見。
ケリの巣

卵を拡大。
ケリの卵

近くをカラスが通ると、もう1羽のケリが執念深く追い回します。
カラスを追い払うケリ


おまけですが…。
5月に入り、キジの母衣打ちがにぎやかになりました。
この辺りにはオスが3羽いたようで、1羽の母衣打ちが聞こえると、すぐに別の1羽が呼応。
キジの母衣打ち

頭の上の空き地から、ひょっこり顔を出した別のキジ。
キジもびっくりですが、私もびっくり。
キジ

驚いて頭を引っ込めたキジ。頭隠して尻隠さず。しばらくこの状態でした。
頭隠して


今回はテレコンをつけたLUMIX FZ150も持って出かけましたが、曇っていて明るさが稼げないので、結局いつものLUMIX FZ200の600ミリ望遠で撮りました。
FZ200は望遠端までF2.8なので、薄暗い場所では本当に助かります。

FZ200の後継機はこちらです。

Panasonic デジタルカメラ ルミックス FZ300 光学24倍 ブラック DMC-FZ300-K

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ヒバリのエサ運び

代かきが進む隣り町の田んぼでヒバリたちがにぎやかでした。(4月23日10時半)

青空に向かって元気にさえずり。
ヒバリのさえずり

麦畑の畦に飛んできたヒバリ。
ヒバリ

いつまでも草の下に顔を突っ込んで、何をしているのか。
ヒバリ

ずっと待っていたら、何かをくわえて顔を出しました。すぐにまたもぐって。
ヒバリ

イモムシをたくさんくちばしに挟んでいます。
このままちょっと離れたところに飛び去りました。
こんなにたくさんのイモムシをくわえていくということは、子育て中?
ヒバリ

別のヒバリだと思いますが、道路で砂浴びしていました。
ヒバリの砂浴び

おまけですが…。
泥んこの中を何か探していたコチドリ。
コチドリ

遠くで、キジが母衣打ち。
キジの母衣打ち

アケビの花が満開。
アケビの花


田んぼの鳥は、見晴らしがいいのですぐに逃げられてしまいます。
ケリはうるさいし、なかなか田んぼの野鳥写真は難しいですね。
600ミリ望遠では足りません。今度はテレコン持って行こうかな…。

<この日見かけた鳥>
ヒバリ、ケリ、スズメ、コチドリ、キジ、ウグイス、ハシボソガラス


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ヒラタアブに寄生する蜂

ユキヤナギの枝先で、寄生蜂が産卵していました。
シロスジアブヒメバチではないかと思います。
(4月15日17時半)

今の時期のユキヤナギは、ユキヤナギアブラムシがたくさん集まっています。
テントウムシやヒラタアブが産卵に来て、その幼虫がアブラムシを食べています。
この日に見たのは、そのヒラタアブの幼虫に寄生するヒメバチの仲間のようです。

ユキヤナギの枝先を飛び回る小さいハチ。
この手の寄生蜂としては少し大きめで、腹部の縞模様が目立ちます。
シロスジアブヒメバチ?

いろんな場所で産卵していましたが、どうもヒラタアブの幼虫に産みつけていたようです。
何もなさそうに見える葉先を広げてみたら、極小サイズのヒラタアブの幼虫がいました。
ヒラタアブに寄生する蜂

枝先は、ユキヤナギアブラムシがいっぱい。
有翅型のものも、寄生されて黒くなっているものもいました。
ヒラタアブに寄生する蜂


アブラムシの集団の中にも産卵していました。
これは、ヒメバチの幼虫は孵化してからヒラタアブの幼虫に寄生するのでしょうか? 
それとも、眼に見えないほど小さいヒラタアブの卵に産みつけてるの?
それとも、アブラムシに産みつけ、そのアブラムシを食べたヒラタアブの身体の中に入る?
謎です…。
ヒラタアブに寄生する蜂


余談ですが…。

この写真はオリンパスのTG-4で撮りました。
TG-4は、フラッシュ強制にしていても、暗いところでは勝手にISO感度が上がってしまうようです。
フラッシュ撮影なのに、ザラザラな写真になってしまいます。

このハチは昼間にも見かけたので撮影を試みましたが、昼間はもっと動きが速くて、TG-4では到底追いつけませんでした。


<以前の関連の記事>

この街路樹のユキヤナギに来た虫たちの記録です。

「ユキヤナギで虫探し(1)(2010.5.7)」 ・・・テントウムシ、ヒラタアブ、アリなど
「ユキヤナギで虫探し(2)(2010.5.7)」 ・・・カメムシ
「ユキヤナギで虫探し(3)(2010.5.8)」 ・・・カメムシ
「ユキヤナギで虫探し(4)(2010.5.9)」 ・・・クモ
「ユキヤナギで虫探し(5)(2010.5.10)」 ・・・その他
「ユキヤナギにいたクモ(2012.5.25)」
「ホシミスジが定着(2016.5.22)」


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ハチ (ずかん)




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毛虫に寄生したコマユバチの仲間

近所のツツジに小さなまゆがたくさんぶら下がっていました。
何が出てくるのか興味があったので、お持ち帰り。
出てきたのは、たぶんコマユバチの仲間のようです。

ツツジにぶら下がっていたまゆと寄生されていた毛虫。(4月16日)
毛虫と寄生蜂のまゆ

葉を裏返してよく見ると。
こういう形のまゆはよく見かけますが、たくさん束になっているのを見たのは初めてかも。
毛虫の方は、ヒトリガの仲間でしょうか。春先に毎年ここで見かけます。
ツツジにつく毛虫なのか、その上のケヤキから落ちてきたのか、不明。
毛虫と寄生蜂のまゆ

寄生蜂が羽化していました。(4月21日)
まゆは全部で13個。11匹羽化して、そのうちメスは4匹でした。
寄生蜂が羽化

オスもメスも同じくらいの大きさ。
コマユバチの仲間?

オスとメスの腹部から。
コマユバチの仲間?オスとメス

メスの背中から。
コマユバチの仲間?メス

メスの腹部から。
コマユバチの仲間?メス

メスのお顔拝見。肉眼だと黒い眼ですが、フラッシュを当てると緑色に光ります。
コマユバチの仲間?メス

オスの背中から。
コマユバチの仲間?オス

オスの腹部から。
コマユバチの仲間?オス

脱出後のカラのまゆ。1つ羽化前のものが写っていますが、翌日までに13個すべて羽化しました。
コマユバチの仲間?まゆ


ハチの動きが速くて写真がうまく撮れないので、冷凍庫(!)に数分入れておいたら、ほとんどが死んでしまいました。
冷蔵庫では時間がかかるかと思い、安易に冷凍庫に入れたりしてはいけないんですね。次回からは冷蔵庫にします。


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<以前書いた寄生蜂の記事をピックアップ>

◆オオミノガヤドリバエを襲うハリブトシリアゲアリ

◆夏休みの田んぼの生き物(2)

◆アカメガシワクチナガオオアブラムシと寄生蜂(1)

◆テントウムシに寄生する蜂

◆寄生蜂いろいろ




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ハトのキス メスの奪い合いと求愛給餌

最近、ハトが街路樹の茂みでバタバタしているのをよく見かけます。
なにをやっているのか、不思議でした。

 
今日は、オスたちがメスの取り合いをしているところを近くで見られました。


目の前の街路樹で、なにかがバタバタし始めました。
右側のメスのくちばしに左のオスがくちばしを突っ込んでいます。口移しで何かを上げているようです。上に乗っかっているのはオス。
ハトの求愛給餌

次は、乗っかっていたオスが右側からキス。これ、ものすごくバタバタしながらやっています。
ハトの求愛給餌

次は、また左のオスがキス。
ハトの求愛給餌

右のオスがまた上に乗っかりました。
ハトの求愛給餌

オス同士突き合い。
ハトの求愛給餌

次はまた右のオスがキス。
ハトの求愛給餌

左のオスと。
ハトの求愛給餌

今度は右のオスと。節操ないな…。
ハトの求愛給餌

見合って見合って。
ハトの求愛給餌

結局、メスが逃げ出してオスたちだけが残りました。急にシーンと静かに。
ハトの求愛給餌

たった2分間の出来事です。
ものすごくバタバタと羽音を立てながら、キスを繰り返していました。
ハトのライトなキスは見たことがありますが、こんな濃厚なのは初めて。
ハトはオスメスも両方が吐き戻しを雛鳥に与えて育てるのだそうですが、オスからメスへの求愛にもこのピジョンミルクが使われるようです。
ただのキスだと思っていましたが、ちょっと想像を超えていました。


ピジョンミルク、素嚢乳については→こちら

ハトの求愛給餌については→こちら


お口直しに…、そばに咲いていた梅の花。雪が続きましたが、やっと咲きそろいました。
梅


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外来種のマツヘリカメムシ in愛知

学校の廊下で、初見のカメムシを見つけました。
調べてみたところ、外来種のマツヘリカメムシと判明。
(2016.11.17.撮影)

ネット検索によると…、
原産地は北米。2008年に東京で発見され、生息域は拡大中。
成虫、幼虫ともに、マツの新芽、球果(まつかさ)、種子などから汁を吸うマツの害虫。
灯火にも良く集まり、越冬のため建造物内にも入り込む。とのことです。

授業参観で中学に行ったら、2階の廊下を歩いていました。
マツヘリカメムシ

このプラ容器の内径は3.5cmですから、体長はだいたい2cm弱。わりと大き目なカメムシです。
マツヘリカメムシ

お顔拝見。
マツヘリカメムシ

後ろ足の形が特徴的でした。
マツヘリカメムシ

「記憶にないけれど、自分のカメムシの知識がないから知らないだけだろう」と思って、写真を撮った後は窓から外に放してやりました。
珍しいカメムシだし、害虫のようなので、捕獲しておけばよかったかな?

わが子の中学は、周囲を雑木林に囲まれて、アカマツもかなり残っています。
夜になると明かりは校舎だけになるので、灯火採集には絶好の立地です。
たぶんこの虫も、校舎の明かりを目指して入ってきて、越冬場所を探して迷っていたのでしょう。

数年前からひどかったカシノナガキクイムシの害がやっと一段落したと思ったら、こんどは松枯れですか…。

※参考資料
「兵庫県神戸市で採集されたマツヘリカメムシ」(佐用町昆虫館の会報)2015
「つくばに現れたマツヘリカメムシ」(農研機構コラム)2014.6.6.


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ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(3)

ジョロウグモの網の張り替えの観察、第三弾です。
雨が降った夜の翌日の昼のクモの網の様子と、その晩の様子など…。
雨降りで想定外の張り替えが必要になると、目の粗い網が増えるようです。


■11月1日15時半ごろ

午前中には縦糸と足場糸だけのジョロウグモがほとんどでしたが、日中の間にどのクモも全体に(←いつもの夜のように左右半分ずつではなく)、横糸を張り直してありました。
ただ、いつもの網と比べると、横糸の間隔が広めだったり、雑な感じに仕上がっているものがほとんど。

こちらは、目が粗くて雑な感じの網。
1回で網全体を張り直したので、糸を排出する栄養源が足りなくて、雑になってしまったのでしょうか。
午前<br />
中に全て修復した網

これは、きれいに全体に横糸が張ってあります。
ここは風通しもよくて獲物もかかりやすいので、栄養状態のいいクモだからかもしれません。
夕方はかなり風が吹いていて、せっかく張ったのに、落ち葉が貼りつく網がいくつも見られました。
午前中に全て修復した網

このクモは、飛んできた落ち葉を獲物と間違えてラッピング。すぐに気がついて、下に落としました。
落ち葉を獲物と間違えて


■11月1日19時半ごろ

どのクモも朝一番は縦糸と足場糸の状態で、午前中のうちに全面横糸を張ったせいか、夜になっても張りかえる様子はありませんでした。

自宅のジョロウグモ。前日まで毎日半分ずつ張りかえていたのに、この夜は張りかえる気なし。
夜になっても張り替えない

雑木林のクモたちも、いつもの夜のように、半分網を食べて張りかえようとしているものがいませんでした。
夜になっても張り替えない


■11月2日10時ごろ

朝になって、明るい中で網全体をよく見ても、右と左で様子が違う網(つまり夜の間に半分張りかえた網)は見られませんでした。
前日の午前中に張った目の粗い雑な網のままと思われるクモが多数派でした。

目の粗い網。
目の粗い網

別のクモですが、粗い網を拡大。
「足場糸の間の横糸の本数を減らしているのかな?」と思ってよく見たら、外側へ行くほど足場糸の間隔が大きくとってあるので横糸の間隔も広がっているようです。ということは、雨が降った時に足場糸も張り替えたのかな?
目の粗い網

この網も足場糸の間隔が広め。粘球が黄色いです。
ジョロウグモの網は秋になると黄色っぽいものが増えますが、「網を張って時間がたって粘球が変質した」という記述を読んだことがありますが、こうしてみると、その説はどうも間違っているようですね。
そこそこ新しい粘球でも黄色いようです。
目の粗い網

こちらは、脱皮直後と思われるクモ。この後、オスが交接するためにお腹にしがみついていました。
写真ではわかりにくいですが、脱皮の時は網の間隔も広いし、雑な感じです。
(交接のアップ写真ばかり撮っていて、網の鮮明な写真を撮るのを忘れました)
脱皮直後のクモ


■11月2日19時半ごろ

いつもの雑木林周辺見て回りましたが、この晩はほとんどの網が半分網(修復中の網)になっていました。
最近夜に見て回った中で、最も半分網の割合が多かったと思います。

半分に切っているところを見たかったのですが、手元で切り取り作業が見られたのはこのクモだけ。
ライトとフラッシュに驚いたのか、この後作業を止めてフリーズしてしまいました。
網を切っているところ


「どんなふうに網を切って半分にしているのか?」が今後の課題です。
今回の連日の観察で、切ってぐしゃぐしゃになった網を食べているクモは何度か見ることができましたが、どういう風に半分に分断するのかは見られませんでした。

だいたいわかったような気がしていましたが、まだまだわからないことばかり…。
そうこうしているうちに、寒くなってジョロウグモたちも手じまいの時期になりそうです。



裏山のジョロウグモも確認に行ってきました。

昨日の朝、裏山の上まで登ってみました。
ちなみに、今回の一連の観察場所は裏山の周辺(ふもと)の道路沿い。
いつもなら雑木林や展望台にうんざりするほど重なり合っているジョロウグモの網が全然ありませんでした。
一生懸命探して、一つ、二つ…。

今年はスズメバチがやけに活発なので、秋口は怖くて雑木林に入りませんでした。
もう裏山のジョロウグモの時期は終わってしまったのか? それとも何か生態系に変化があったのか?
一度くらい9月か10月に、偵察に行っておけばよかったです。
卵のうもまったくないところから見ると、今年の秋はこの展望台で観察を始めて以来初めてジョロウグモの少ない年だったようです。
雑木林の周辺(下)にはこれほどジョロウグモが多いのに、どうしてなんでしょうか?



まったくの余談ですが…。

樹液の木にスズメバチとクロコノマチョウが来ていました。(2016.11.2.10:30)
クロコノマチョウの秋型のメスって、翅を開くとかなり派手なんですね!びっくり!
トモエ蛾やクジャクチョウのような派手な目玉があります。全然知りませんでした。
じっと見ていると一瞬だけ翅を開くのですが、あまりにも速すぎて撮れませんでした。
こちらに写真がありました。→「蝶の図鑑」クロコノマチョウ
スズメバチたちが近くにいなければ捕まえようかと思ったのですが、結局スズメバチに私が追い払われました。
クロコノマチョウとオオスズメバチ


※関連の記事
「ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(1)」
「ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(2)」



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ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(2)

前回の記事に引き続き、ジョロウグモの網は毎日張り替えられるのか、見に行った結果です。
今回は、強風ではなかった日の晩の張り替えの様子と、雨の日の網の様子を中心に…。


■10月30日20時ごろ

この日の夕方はそれほど強風ではありませんでしたが、やっぱり半分になった網が半数以上でした。
ほとんどのジョロウグモが、毎晩半分ずつ張り替えているようです。(と、この時は思いました)

半分の網

半分の網

これは、前回の記事にも出てきた自宅のジョロウグモ。
前日は左側の張り直しをしていましたが、この日は右側を撤収して縦糸を張ったところです。
半分の網


■10月31日21時ごろ

この日は夜中から翌日の明け方にかけて雨が降りました。見に行ったのは雨が降る前。
前日のように半分の網がたくさん。日没からこの時間までの間に、半分の網を食べ終えて撤収してあります。
この数時間後に雨が降ったわけですが、特に予測して準備している気配は見られません。

半分撤収して半分残った網。
半分の網

こちらも半分の網。
半分の網

これは、自宅のジョロウグモ。また前日とは逆の側を張り直ししようとしています。
半分の網

切れ目はきれいに整っています。
横糸を噛み切っていくのでしょうが、噛み切る瞬間を見てみたいものです。
これまでの観察結果だと、日没後から20時までの間に噛みきるわけですね。
網の切れ目



■11月1日8時ごろ

夜中に雨が降った翌朝の様子を見に行きました。雨は上がっていましたが、曇りで太陽はまだ。
太陽の反射がないと、網の細かいところまで見るのはけっこう手間がかかります。
縦糸と足場糸だけの網、半分だけが縦糸と足場糸であとは元通りの網、円網はなくなっているクモ、さまざまでした。

一番多かったのが、縦糸と足場糸だけの網。
縦糸と足場糸だけの状態

別のクモの網ですが、縦糸と足場糸だけの状態を拡大。
クモの網は、縦糸を張った後に足場糸を張って、その後に細かく横糸を張っていきます。
粘球がついて粘るのは、ここでは撤収されている横糸です。
縦糸と足場糸だけの状態

こちらのクモは、右半分は元のまままで、左半分は縦糸と足場糸だけ。
右半分は残し、左半分は足場糸だけ

雨粒のついた網も見つけました。雨粒がついた網は一か所に集中していました。風向きのせいかな?
この網は、左側の雨粒のついた部分は元のまま。右側は縦糸の張り直しの最中でした。
半分が元のまま、半分は貼り直し中

雨粒がついた元の網を拡大。足場糸は粘球がついていないので、水滴もほぼついていません。
雨粒のついた網

さらに拡大。
雨粒のついた網

横糸のない適当な網なのに蛾を捕まえて食べているクモもいました。蛾の方も、とんだぼんやりさん。
蛾を捕まえたジョロウグモ

蛾を食べているクモに交接を迫るオスグモ。
毎晩の網の撤収も張り直しも、オスはなんにも協力していないようです。
交接中


雨が降り出して、横糸だけを撤収したのか、それとも縦糸も足場糸もすべて撤収して、早朝に縦糸と足場糸だけ張り直して横糸はまだこれから張るつもりだったのか?
午前8時の状況を見ただけでは、はっきりとしたことは言えません。


この後太陽が出てきて、クモたちは一斉に横糸を張ったと思われます。
昼間は野暮用があって見に行けなかったので、夕方もう一度見に行ったら、ほぼ完成形の網がほとんどでした。
ただ、ちょっと気になる点も…。そのお話はまた次の記事に書こうと思います。

※関連の記事
ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(1)
ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(3)

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ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(1)

ジョロウグモの網の張り替え状況を観察に行ってみました。

土曜日の夜、家のそばの雑木林の脇を念入りに観察していたら、ジョロウグモたちが一斉に網の張り替え作業を始めていました。
ジョロウグモは網を毎日修理することは聞いていましたが、今回初めて少々真面目に向き合ってみました。

ご存知のない方のために、ジョロウグモは蹄形円網といって、こんな感じの網を張ります。
ジョロウグモの蹄形円網

■10月29日20時ごろ

雑木林沿いにたくさん並ぶジョロウグモの網の約3分の2が、網の半分がなくなっていました。
半分になった網のジョロウグモのほとんどは、こしきから離れて修復作業に一生懸命でした。
(私のカメラ能力不足で、こしきにクモのいない網にピントを合わせられず、やむを得ずこしきにクモがいる半分網の写真を載せます。)
円網が半分なくなった状態

どのクモも壊れた網を手繰り寄せています。
壊れた網を手繰り寄せる

手元に手繰り寄せて、丸めてから食べてしまいます。
網を手繰り寄せる

食べるのは一瞬。上手く写りません(^^;)
網を食べる

■10月29日23時ごろ

再び雑木林に行ってみると、網を張っている最中のクモが少しいました。
半分になってしまった網のクモがみんな造網中だったわけではなく、まだ何もしていないクモもいました。

この写真は、わが家の庭で、縦糸を張り終えて、横糸を張っているクモ。
真っ暗な中で網を張るクモを撮るのは、私には難易度が高く、道端ではうまく撮れないし人目もあるので、雑木林の観察の後、自宅のクモで時間をかけて撮りました(^^;)
網を修復する

上のクモの張り直した部分。出来立てほやほや。
修復した部分

■10月30日10時半ごろ

昨日半分の網ばかりだった場所は、全て(!)円網に修復済みでした。

直した部分と元のままの部分、わかりますか? 左側3分の1が元の網、右が新しい網。
修復した網

もう一つ別の網も。
修復した網

これは光が当たってわかりやすいかな?
網の写真を撮るのは、もっと朝早い時間の方が、太陽が横から差すのできれいに撮れます。
修復した網

20個くらい網を確認してみましたが、直し忘れは一つもありませんでした。
回収忘れなのか、必要なかったのか、食べ残しの網の残骸はいくつかありました。
片づけ忘れた糸


29日の夕方はかなりの強風でした。
強風のせいで網が壊れたので一斉に張り替えをしていたのでしょうか。
全てのジョロウグモが張り替えをしていたわけではなく、そのままの網もいくつかありました。

張り替えしていなかった網は、破れがなくきれいな網のものが多かったのですが、逆にぼろぼろになりすぎて直していないものもありました。
個人的な意見ですが、「きれいだから直さなかった、ぼろぼろだからあきらめた」という理由もありそうですが、「クモ自身の栄養が足りないから直す余裕がなかった」「満腹だから今日はこのままでいい」という事情もありそうです。

気になったので、翌日と翌々日の夜にも見に行ってみました。
その記録は次の記事に書こうと思います。
やってみて感じましたが、これはなかなかおもしろい自由研究のネタになりそうです。


※関連の記事 
ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(2)
ジョロウグモは毎日網を張りかえるのか?(3)

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